コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 隣の席は_____
- 日時: 2015/10/29 21:51
- 名前: クッキーコロッケ (ID: aw1kgo/k)
プロローグ
私の隣の男の子は、いつも来ていない。
見たこともない。
先生「出席とるぞー」
名前を言っていく先生。
そして…。
先生「青山零士は今日も欠席か…」
これは、一人の少女と一人の欠席少年とその仲間達の青春物語______
- Re: 隣の席は_____ ( No.1 )
- 日時: 2015/10/29 22:18
- 名前: クッキーコロッケ (ID: aw1kgo/k)
一、欠席
四月が終わり、あっという間に五月。GWも終わってしまった。
そして、GWが終っても、来ない男の子がいた。
先生「ん〜…また、青山は欠席か。困ったな〜」
教室がザワザワと騒がしくなる。
でも、そんなのは気にしない。私は外を見た。
雲一つない綺麗な青空だった。
先生「赤城!」
紹介遅れました。
私は赤城久美です。
久美「はい」
先生「お前、青山の隣の席だよな?」
久美「はい」
先生「これ、大切なプリントだから、青山に渡しておいてくれ」
久美「え、私、青山君の家、知りません」
先生「学校の近くだから、よろしくな」
久美「…はい」
気づいている人もいるかもしれませんが、私はなかなか断れません。
頼まれたら、引き受けてしまう。自分はそんな性格を直したいと思ってます。
でも、直したら、自分には何が残るのか分かりません…。なので、こんな性格の
ままです。
先生「じゃあ、部活行ってこーい」
皆、ワーワー言って、部活に行った。
久美「帰宅部だけど、今日は辛いなぁ…」
私は、とぼとぼと、青山君の家に行った。
next…
- Re: 隣の席は_____ ( No.2 )
- 日時: 2015/10/30 09:39
- 名前: クッキーコロッケ (ID: aw1kgo/k)
二、青山君
本当に学校の近くだった…。
ま、まぁ、早くプリント渡して帰ろう。
インターホンを押そうとした。
その時…。
ガチャ
零士「…」
久美「…」
零士「あんた誰?」
あんた誰?って…酷い言い方だな…。
零士「ねぇ、聞いてる?」
久美「はい…」
零士「あんた、何しに来たの?」
久美「プリントです。それでは…」
プリントは渡したよ。その後、帰ってもいいよね?
先生はプリントを渡してって言われただけだし…!
零士「ちょっと待って」
久美「…何ですか?」
零士「帰宅部?」
久美「はい。帰宅部ですけど、何かありますか?」
零士「あるから待ってって言った」
デスヨネー。
零士「来て」
久美「用事があるので帰らせてください」
零士「帰宅部でも?」
久美「帰宅部でもあります」
用事なんて無いけど、今すぐ、この場から離れたい…!
零士「本当にあるの?」
アッハッハー、あるわけがありませんよー。でも、今すぐ離れたいんですー。
なんて、言えない…。
久美「…あります。とにかく、プリント渡しましたから」
零士「…」
私は振り向かず、ただ自分の家に帰った。
零士「あ、名前聞くの忘れた」
next …!
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