PR
 
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 世界も涙も帰宅部も<ニガテはシリアス> ( No.181 )
- 日時: 2015/01/14 21:21
- 名前: 栗おこわ (ID: aGK9cZ.N)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10292
- ↑プロフィールだよ 
 第106話 地震
 会場は軽いパニック状態になっていた。
 先生達も、校長先生がこの場にいなく、確認ができないからか、行動が遅れている。
 「悠馬くん、アリーメちゃん!早く、こっちに来て、危ないよ!?」
 振り返らなくても分かる、美濃さんだ。
 「美濃サン、こ、これは…地震ですか?」
 アリーメさんが顔を青くして尋ねる。
 「うん、そうみたいだね。しかも、結構大きかったから…ちょっと怖いね」
 …頼りない男ですみませぬ
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 その後、先生達の誘導で会場にいた全員が運動場に出された。
 体育館履きのまま出てきたので、なんだか足が変な感じだ。
 「このまま、俺らの文化祭終わりなのかな」
 つい、声にして出してしまった一言に、皆が過敏に反応した。
 …特に、音縁さんは。
 「だ、大丈夫だよ。そんなことにならないって!」
 「…いや、私のお姉ちゃんのときも地震あって、中止になっちゃったって言ってた」
 リアリティのある言葉に、音縁さんは呼吸を忘れてしまったかのように固まってしまった。
 その後は、先生が保護者がいる人は一緒に帰れ、と指示し、それぞれが散っていった。
 つづく
 PR
 
 
 
