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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺の恋敵は憎たらしい式神だった ( No.43 )
- 日時: 2015/01/28 21:55
- 名前: 美奈 (ID: 6FfG2jNs)
- 第22話 
 「うるせぇぇぇぇぇ!式神に諭される謂れはねぇよぉぉぉ!!」
 …恐らく僕の先ほどの発言は、京汰の逆鱗に触れたようだ…。
 まぁでもホントのことを言ったまでであって、僕に非はないと信じる。だって、今時、あんなに有能な陰陽師を父に持つ子どもだもの。色んな可能性を見据えた上で、彼には多少気をつけてもらいたいだけで…
 「…悠馬ぁぁ聞いてんのかこらぁぁ、式神と人間様の関係性について述べてたんだぞ俺わぁぁ」
 『…あ、ごめん』
 …あぁもう、どうしてここまで僕は京汰くんの逆鱗に触れてしまうんだろう。
 ねぇ主人、助けて。
 ちょっとアナタの息子さんの扱い方が僕はわからない。
 「んにゃぁぁあっ、華音ちゃんの授業に行ってるとか許せない!今回は相応の罰を与えなくては…!退治だ退治妖怪退治だぁぁあ」
 妖怪じゃないよ、式神だよ。
 …と言う間もなく、僕の背後には鬼気迫った京汰がまさに襲いかかろうとしていた。
 男の執念も、女同様に怖い。
 そしてこの後、僕らは家中を駆け巡り、ノートや新聞を手にして、決死覚悟の激闘を繰り広げたのだった…。
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