コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ハツコイ【オリキャラ募集中】 ( No.25 )
- 日時: 2016/02/08 16:17
- 名前: てるてる522 (ID: VNP3BWQA)
- ふぅ〜、やっと学校終わりました……。 
 夜中の2時30分に目が覚めてしまい、もう一眠りしたもののやっぱり、ダルいです。(-_-)zzz
 5時間目は道徳だったんですけど、ほとんど寝そうになって必死に睡魔と闘ってました(笑)
 ──では、本編に移りましょう!
 〜夏海サイド〜
 「やったー! 瑞希と百合ちゃんと席近いじゃん!!──」
 「まぁ、いっか……」
 こんな事を言ってるのは瑞希。
 そんな、浮かれていた私のもとに、一人の女子が来た。
 「夏海ちゃん、始めまして! 私夏海ちゃんと仲良くなりたかったの〜。」
 ……誰?
 (※夏海は、瑞希や美佳、百合ちゃんたちとほとんど話すのでほかの子と話した記憶があまり無い。)
 だが、今話しかけて来た子は確かに、初めて話す人だ。
 夏海の為に説明……──。
 彼女の名前は、神田佑香。
 はっきり言って美少女。クラスの女子のリーダ的な地位を持っている。一見、優しそうに見えて、2つの顔を持つ女。
 根性は最低。男子の前は別人。
 さぁ、夏海は佑香のことを、『優しそう』と取るか、『根性最低』と、取るのか。──勝手に観察。
 「えっと……、はじめまして……だよね? 名前は?」
 一瞬、その子の表情がこわばった。
 「そっか……そうだよね。 あたし、佑香。神田佑香です。よろしくね。」
 「うん!」
 (佑香ちゃんて、優しそうだなぁ……、私もあんな風になりたい)
 どうやら夏海は佑香のことを『優しそう』と取ったようです。観察終了。──
 その様子を瑞希と百合はしっかり見ていた。
 そして、ひそひそ声で話した。
 「まーた、佑香の奴人をだましてるよ。」
 「今度は夏海狙いね。」
 瑞希は以前、佑香のその顔つきと喋り方でまんまとだまされてしまったことがあった。
 「佑香って、まさかあんなことはしないだろうって思う、いつも斜め上に来るんだよね。 だからこっちも、何とかしないと。」
 「確かにね──。 佑香のやることは予測不可能って皆言ってるし、
 実際私もそう思うし」
 「……。」
 「……。」
 二人とも言葉が出なくなった時点で会議終了。
 「どうしたの? 二人とも」
 『佑香と話をしていたせいで、瑞希と百合に心配をかけてるかも──』なんて、これぽっちも思わないのん気な夏海が戻ってきた。
 百合は瑞希に目と口の動きであることを伝えると……、
 「あのね、夏海。 佑香ってああ見えて意外と根性悪いのよ。」
 唐突に話を切り出した。
 百合の言うことに驚いているのか、それとも他の事を考えていたのか、
 少なくても今の百合に考える余裕は無かった。
 「ほんと、怖いんだよね。美少女って何考えてるのかわかんないしさ。私たちは、夏海のことを思って言ってるんだよ?」
 瑞希も必死だ。佑香の怖さ、そして自分の体験したことを伝えようと必死だ。
 「私、夏海が引っ越してくる前に、佑香にだまされたことあんの。夏海みたいだったよ。初めて話しかけてもらったんだもん、浮かれたよ。そりゃ。その頃から佑香は有名だったしね。でもだまされた。正直、自分でも分からなかったよ、何があったのか。あの二重人格は尋常じゃ無い。」
 一気に話して疲れたのか、軽い息切れがある。
 ──ちなみに、夏海の表情はさっきから変わらない。?が沢山浮かんで居る。
 「だから、くれぐれも佑香には気をつけてね。」
 百合が最後のまとめを伝えた。
 やがて、夏海はうつむいた。 肩が小刻みに震えている。
 1分くらいたったのだろうか。 夏海は声を上げて笑い出した。
 「ごめんごめん。いやぁ、いくら私のことをだますのにもほどがあるなと思って、面白い!もっと聞かせて!?」
 夏海、全然分かってないなー。──
 百合と瑞希がほぼ同時に思った瞬間である。
 【続く】
 byてるてる522
