コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【一応冒険もの、オリキャラ募集中】 ( No.44 )
- 日時: 2015/07/29 12:59
- 名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: xElOy2eq)
- 参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪
- 第十六話)初めてのローラ視点です 
 きっと今ごろ……パウロさんたちは私を探しているはず……
 何も言わないでごめんなさい
 ……でもひとつ、どうしても確かめたいことがあったの
 “ネルフェチア”この町の名前を聞いたとき、私は正直かなり驚いたわ
 だってこの町には___
 ドンッ
 「あっ!すみません!お怪我は!?」
 !?
 ぶつかった人の声……聞いたことがある、ソフトで柔らかく、懐かしくて優しい声……
 「大丈夫です……あなたは……?」
 ぶつかったことなどもうどうでもいい
 相手の顔は前髪で隠れてよく分からないけれど、桃色の私と同じ長さくらいの髪。少し見えるアメジストの瞳。紫のワンピースを着ていて、右手には銀色のタロットカード。
 そして何より__
 腕には私のネックレスについている小さなオリジナルの星形の宝石がついたブレスレット__
 この宝石は……私の家族だけしか持っていない宝石なのに__
 ………………ネルフェチアの町、この町にはかつて私の生き別れた姉が住んでいると言う噂が……あって……(この噂の事は父から聞きました)
 「貴女は……もしかして……」
 「そのネックレス、まだ持っててくれたのね」
 彼女はそういうと前髪をどけて、私に向かって優しく微笑んだ
 やっぱり彼女は__
 「ローラ、久しぶり」
 「ローナ……お姉さま……!」
 凄く……凄く……会いたかった……!
 「ごめんね。ずっと一人にさせて……私の家、来る?
 「はい……」
 о
 「ストロベリーミルクティーでいい?」
 コト、と音を立ててテーブルに置かれたのは水色の花柄のティーカップに入った、薄茶色にピンク色がかかったストロベリーミルクティー
 「ローラは……どうしてこの町に来たの?」
 「実は___」
 私はローナに、これまでの事を話し始めた
 о
 「それじゃあ、また来てね」
 「ええ。旅が落ち着いたらまた来るわ。」
 「ローナ!……ってローラさん!?」
 私が言ったあと、遠くからカティさんの声が聞こえた
 「あらカティ。ローラと知り合い?」
 「はい。先程カティさんのお屋敷にお邪魔させてもらいました」
 「へぇーっそれよりローラ、いかなくていいの?」
 「あっ!それではまた!」
 私がそういい、宿屋の方を見るとちょうどパウロさんたちが聞き込みをしてるところでした
 ローナもそれを見ていたのか……
 「まさか……!」
 そう言いながらパウロさんの方へ走ってあと、ってしまったのだけれど……どうやらローナの目当てはコールさんだったみたい
 私とカティさんも慌てて追いかけ、パウロさんたちと合流すると
 「イオ……久しぶりね……いえ、今はコールだったかしら?」
 ローナはコールさんを見るなりそう言った
 ……イオっていったいどう言うこと?
