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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 過去を引き摺らないで...【感想待ってます♪】 ( No.22 )
- 日時: 2015/08/31 09:21
- 名前: てるてる522 (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
- 〜8〜 
 此処は...何処だろう。
 私は歩いている。 何処までも続く長くて暗い中を...
 「はーちゃん。」
 前の方から声が聞こえる...───
 拓斗の声...何処と無く似ている声がした。
 「はーちゃん。はーちゃん...」
 声はだんだん近くなって来た。
 「はーちゃん!」
 耳元の声に思わず飛び上がる。
 ベッドの上で、声の主はお婆ちゃんだった。
 どうやったらお婆ちゃんと拓斗の声を間違えるんだろ。
 今更ながら自分に驚いていた。
 お婆ちゃんは、もう結構歳なのに私よりも元気な気がする。
 目覚まし時計を見ると、6:00に掛かるようにしておいたのに...
 〝いつの間にか〟止まっていて7:30と書いてあった。
 そうか...7:30。
 ...7:30!?
 いそいそと慌ただしく支度をはじめて倍速で朝御飯を食べて家を出た。
 何処かの漫画のように慌ただしく息を切らせて走り、ズッサァァっと学校の前に着く。
 周りにまだ沢山人が居るのに安心して、ゆっくりと下駄箱まで向かう。
 上履きに履き替えて、教室までの階段を駆け上がる。
 教室に着くと、唯と奏ちゃんが話していた。
 「唯〜♪ 奏ちゃん! おはよう^^」
 「おっはー」
 「おはよ〜」
 2人だったのもいつの間にか3人になっていた。
 私は心の奥が温かくなる感覚を感じた。
 【続く】
 byてるてる522
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