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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: セカイの終わる時、きっとキミは ( No.1 )
- 日時: 2015/12/31 13:39
- 名前: オレンジ ◆r2oZjP5x5w (ID: RcmqhTov)
- ---プロローグ--- 
 音も光もない、静寂の地で、少女は立っていた。
 瞳からはとめどなく雫がこぼれ落ちていた。
 「私はやっぱり……ダメでした。次は、キミの番です」
 その声は音にならずに消え、やがて少女の姿も見えなくなった。
 ▼
 薄暗い部屋の中で、少年はうずくまっていた。
 その瞳には光は宿っていなかった。
 「何か面白い事ねェかな……」
 そう言って少年は、目の前にあるパソコンの電源を入れた。
 ▼
 超高層ビルの最上階で、男は外を見つめていた。
 何かに勝ち誇ったかの様な彼の瞳は、濁っていた。
 「この国のトップに立つのも、案外容易いものだな」
 男は狂ったかの様に高笑いをし続けていた。
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 大きなステージの上で、女は歌っていた。
 歓声の中、楽しそうな笑顔の彼女の瞳は輝いていた。
 「それでは、次の曲聞いてください!」
 女がそう言うと、歓声は更に大きくなっていった。
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