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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ぞんびちゃんの日常。 ( No.9 )
- 日時: 2016/01/13 19:49
- 名前: worm (ID: YC3fWPpt)
- The second sleep 
 「ビノ。戻った」
 そう言ってトビラを開けると、ビノがスタンバイしていた。
 「関くーーん!!!おかえりっ」
 と言いながらビノが走って抱きついてきた。
 助走をつけて飛び込んできたので首から不自然な音が鳴る。
 大丈夫...そう..か?
 「うんただいま。はい、どいて」
 「もー、関くんったらー」
 と言いながらもビノは渋々手を離した。
 ちょっと残念そうな様子をしている。
 俺は先ほどのジャンピングハグ(?)で首に違和感があったので回してみると案の定凄い音が鳴った。
 「えっ大丈夫?凄い音がしたよ...?こう、ゴリッメキッみたいな」
 「ビノが飛び込んできたからな」
 「ごめんなさい....」
 反省した表情でビノはさらに近くに寄ってくる。
 俺は首に手をやった。
 大丈夫。折れてはなさそうだ。
 「大丈夫。じゃあ、寝るから」
 「えっ....?」
 「まだ眠い」
 そう言うと安心していたビノは急にうつ向いて震えだした。
 そして顔をあげて涙目になって、
 「もうっ、関くんの睡眠馬鹿ーーーー!」
 と叫んだのを無視して眠りについた。
 そして後々この睡眠時間が長くて後悔することになる。
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