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≫「１ミリの感情と飴。」



恋なんてどこか、嘘くさくないだろうか。だって、あくまでそれは感情だし、どこか非科学的なのではと私は思う。

失恋なんてただ心を傷つけるだけだし、初恋なんて忘れ去る。
人はそれさえも、甘美だというのか。

違うだろ、甘美なのは自分の経験だと言いたいんだろ。
青春？ふざけるな。甘くてときめくなんて欺瞞だろ。


恋かも、という少しの感情に自己陶酔を上乗せしただけ。
なんて愚かしいのだろうか。
全く持って馬鹿らしい、けれど、それでも…


キミを懲りずに目で追って、その度心を焦がす私は、
きっと愚かなんだろう。



飴みたいに儚くて、たまに苦くて、甘すぎる癖に、
それが嫌じゃない、そんな恋に飽きない私たちは、





きっときっと、愚か者。




end


つい、書いちゃいました。かなり前にノートに貯めた奴をリメイクして
シリアスに挑戦したかったけど、無理でしたｗ