コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 想い思い、重い。 【久しぶりの更新でございます】
- 日時: 2015/10/06 19:34
- 名前: SINODA KEIN(ユキ) (ID: oUY4LzoD)
- はじめまして、もしくは、こんにちは。 
 ユキです。
 この作品で二作目!
 しかし、今回はシリアス多しで恋愛をかいてみたいとおもいます。
 更新は不定期になると思うので、気長にまってください!
 感想・意見を、お待ちしています!
 P.S.完結できるか、保障はないです。マジで。
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- Re: クチナシ 【折園胡桃サイド】=参照100突破!感謝= ( No.24 )
- 日時: 2015/02/28 19:37
- 名前: SINODAKEIN (ID: kSUj1nMa)
- 〜ウツギ:秘密〜 
 最近、よそよそしいシンユウに、私の隣の人。
 ナンダロネ。
 「おーい、目ぇ死んでるよぉ〜」
 「んー・・・・・・?」
 ボー
 ボー
 ボー
 「そういや、陽君がね・・・・・・」
 「なにっ!?」
 「なんだ、アンタ」
 だって、今は少しでも情報がほしい・・・・・・
 なんかモヤモヤモヤモヤモヤモ・・・・・するんだもん。
 「・・・・・・ミユさんと付き合ってるっていうのを公にしたみたい」
 「えっ・・・・・・」
 「だから、陽君のファンがすっごい文句いってるよ・・・・・・・まあ、そのキモチが分からんでもないけどさ。
 「・・・・・・」
 ミユは・・・・・・チラリとミユを見る。
 相変わらず、無表情。
 「だから、ミユさんは・・・・・・大丈夫かな」
 「タブン、大丈夫」
 だって、ミユが嫌がらせを受けたところで逃げるようなそんな子じゃないことは分かってる。
- Re: クチナシ 【折園胡桃サイド】=参照100突破!感謝= ( No.25 )
- 日時: 2015/02/28 19:38
- 名前: SINODAKEIN (ID: kSUj1nMa)
- 〜シロツメクサ:約束〜 
 「そういや、陽君とはしゃべってるの?」
 「・・・・・・・・」
 全然話してない・・・・・・なんか、避けられてる気が・・・・・・
 「くるみ〜」
 「・・・・・・陽・・・・・・」
 「なんだ、いつも通りか」
 うん、タブン、彼女やほかの人には分からないだろう。
 この微妙な違いに気づくのは、私とミユくらいだろう。
 本当に・・・・・・なにがあったのかな。
 2人とも、どんどん私から離れてる気がする。
 だから、陽が話しかけてくれたことがじつは嬉しかったりする。
 「今日、放課後、いつもの店にいいか?」
 「え?ああ、いいよ」
 「ナニナニ?早速デートデスカ!?!?ああ、でも、違うか。ミユさんは行かないの?」
 「・・・・・・・・私は関係ないから」
 「・・・・・・はい・・・・・・・・・」
 あの元気な純がミユの一言でしん、となる。
 ミユ、あっぱれ。
 「じゃ、そういうことで」
 「おー・・・・・・」
 と、いうことで、約束ができた。
- Re: クチナシ 【折園胡桃サイド】=参照100突破!感謝= ( No.26 )
- 日時: 2015/02/28 19:38
- 名前: SINODAKEIN (ID: kSUj1nMa)
- 〜フクジュソウ:回想〜 
 「で、わざわざ彼女との帰りを無視してまで私とここにきたのはなんで?」
 「えーと、聞きたいことがあるから」
 ここは、昔から私と、陽と、ミユの通っていたお気に入りの店。
 私と陽の大好きなバニラシェイクが絶品の店。
 「・・・・・・なに?」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 ズズズ
 バニラシェイクを陽がすする。
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
 「は?」
 陽にしては珍しい、聞きとりにくいほどの低くて、小さな声だった。
 「・・・・・・・・・・・・・んの・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・か?」
 「だから、もっと大きな声で──」
 「凛のことが好きかってきいてんだよ!!!!!」
 「なっ!?へっ!?つか逆ギレ!?」
 まってまって、ちょっとまって。
 なんで怒ってんの!?
 てかなんでそれを陽がしってんの!?
 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
 店にいる人々の視線が突き刺さる。
 (イタイ・・・・・・)
 冷静になる、私と陽。
 「・・・・・・わるい・・・・・・」
 「ううん・・・・・・」
 「・・・・・・でコタエは?」
 「・・・・・・・・・・・いわなきゃダメ?」
 「・・・・・・・うん・・・・・・・」
 しょんぼりした目。
 こんな目、見たことない。
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 「っ──」
 私は、下を向きながら答えたから、見えなかった。
 カッと陽の目が開かれたコトに──
 「・・・・そっか」
 「・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・」
 「「・・・・・・・・・・・・・・」」
 沈黙が続く。
 ぼんやりと、思い出す。
 ああ、確か、こんなこと、あったあった。
 そうそう、あれは、ミユと仲よくなって、間もないころ──
 同じように、私はたしか・・・・・・ハツコイをしてたんだ。
- Re: クチナシ 【折園胡桃】=感想意見お待ちしてます!= ( No.27 )
- 日時: 2015/02/28 19:39
- 名前: SINODAKEIN (ID: kSUj1nMa)
- 〜エゾギク:思い出〜 
 確か、アレはまだ私が引っ越してきて間もない頃。
 友達が全然できなくて、ひっそりと泣いていたとき。
 「ううっ・・・・うえっ・・・・ううっ・・・・」
 「・・・・・・・だい・・・・じょ・・・・・ぶ?」
 名前は覚えてない。
 でも、そのとき、私に話しかけてくれた子──男の子は、私の初恋の相手に間違いない。
 「・・・・・・・」
 「・・・・僕で・・・・よかったら・・・・・・・友達・・・・に・・・・なる・・・・・よ」
 「・・・・・・・・・・・・・」
 私が黙っていると、ほほえんで、手を差し伸べてくれた。
 「・・・・・・・・・・なにしてるの、お隣さん」
 そのときの陽は、やけに冷たかった。
 あった時から、冷たい目だった。
 後でしったことだけど、陽は・・・・・・・DVを受けていたみたいだった。
 自分の居場所は家にない。
 家に帰っても誰もいない。
 帰ってきたら、DVにまきこまれる。
 だから、近寄る人を拒んでいたみたいだ。
 だから、目が冷たかった。
 だれも近寄るな。
 信じないぞ。
 ・・・・・今、こうして社交的になったのは、DVから解放されたからだろう。
 母親が離婚して出ていったようだ。
 なにをともあれ、陽が名前のごとく、「陽」になってくれて本当に嬉しかった。
 「で?なにやってんの?転校そうそうイチャイチャ?キモイよ、そういうの」
 よく分からない理屈をこねて、私から男の子を遠ざけた。
 「・・・・・・・・・・いくぞ」
 「・・・・うん・・・・」
 ギロリ、と男の子を睨みつけ、陽はさっていった。
 男の子は、私のほうをチラチラみながらも、付いていった。
 そのあと、私は陽に呼び出されたんだよなぁ・・・・・・・・・・
- Re: クチナシ【折園胡桃ver.】=感想お待ちしてます!= ( No.28 )
- 日時: 2015/02/28 19:40
- 名前: SINODAKEIN (ID: kSUj1nMa)
- 〜アオキ:美人〜 
 「お前、なにかんがえてんだよ」
 「・・・・・・あ、ああ、え?なに?」
 急に、現実にもどされる。
 「なにボーっとしてんだってきいてんだよ」
 「ああ、昔のコト思い出して」
 「昔?」
 きれいな顔の眉間に、しわがよる。
 「まあ、どーでもいいことだろうがな」
 「そだね」
 確かに。
 ・・・・・・・・・陽にとって、忘れたい過去であるから、そんな言い方をしたのだろう。
 「・・・・・・・・・ミユと、付き合ってるんだ」
 「しってる。公にしてるし、私だってそこまで鈍感じゃない」
 「・・・・・・・・・・俺は、スキじゃないんだけどな」
 淡々と、耳を疑うようなコトをいった。
 「・・・・・ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!?????????????(×∞)」
 私は、驚きのあまり、机をバン、とたたいた。
 「しーっ!しずかにしろってんだよ、バカ!」
 また、他の人がジットみてる。
 「うう〜〜〜」
 ハズカシッ!
 二回目とか・・・・・・・
 いや、でも、誰だって叫ぶわ。
 「はあ?なにいって・・・・・・バカ?ねえ、バカでしょ!?スキじゃないのに付き合ってんの?はああああああああ???????????」
 「静かにしろよ・・・・・・て、ゆーか、俺普通に好きな人いるし」
 「じゃあ、なんで付き合ってんの!!!!????」
 「きぎょーひみつ」
 長い人差し指を口元に立てて、「しーっ」とウインクする。
 ・・・・・・・・・・・・サマになりすぎて、ムカツク・・・・・・
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