コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 生まれた星が悪かった!
- 日時: 2015/10/15 19:39
- 名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)
 おてんばで活発な和国の姫・メイリィ。
 王子の婚約者候補としてやってきたレイジュ王国では、正直王族から迷惑がられてるけど気にしない!
 だが、そんな彼女に思わぬ事態が!!
 ってカンジの話ですが、そこまでドロドロしておりません(ちょっとダークかもしれないけど)!
 元気なお姫様がめっちゃ奮闘したり、助けてもらったり、迷惑おかけしたりすると思います!しっかりラブコメ要素いれちゃいます!
 あたたかーーく見守ってください!
- Re: 生まれた星が悪かった! ( No.24 )
- 日時: 2016/02/03 14:21
- 名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)
 ぱすてる様
 不在中にまさかコメントがきてるなんて思ってなくて
 すっっっっごく嬉しかったです!!!
 まだまだ序盤なのになかなか次の物語が描きだせなくて;;
 でもコメント見たら、続き書こうって思えました!!
 ありがとうございます。
 ゆっくりかもしれませんが更新していきます!
- Re: 生まれた星が悪かった! ( No.25 )
- 日時: 2016/03/25 19:52
- 名前: あずさん (ID: uWXzIoXb)
 第14話「それぞれの朝をむかえていますパート2」
 カツンカツンと、高いヒールの音が広い廊下に響き渡る。
 後ろに家来を何十人と連ねて、まるで大名行列のように進む謎の集団。
 その先頭を歩く赤いドレスを身にまとった女性。
 厚塗り化粧がきつめの顔をより一層際立たせている。
 「あ!セシル様!」
 ちょうどその光景を見たガージスが慌ただしく近寄っていく。
 「お、お早い帰還で…」
 「悪いかしら?」
 「あ、いえ…そういう意味ではなく」
 ガージスがたじたじしながら目を泳がせるため、目の前の女性が舌打ちする。
 「それにしてもなんなの。王宮の中に人が全然いないじゃない」
 「あー…えー…それはですね、偶然にも王宮の中の者たちが寝坊をしてしまい…」
 「今何とおっしゃって?寝坊?」
 「は、はい」
 「何してんのよ、馬鹿なの?私がいない間にここまで堕ちてたなんて」
 「申し訳ございません」
 「終わりね」
 ふん、と鼻笑いしてガージスの横を取り巻きの家来とともに通り過ぎていくセシル。
 床を見つめて、憎たらしそうに奥歯を噛みしめるガージス。
 (なにが堕ちただ…。貴様がいたところで大して変わっていなかっただろうに。傲慢女め)
 「ガージス」
 「は、はっ!!」
 心を読まれたのかとびっくりして振り返るガージス。
 「ディオラは何してるの?まさかあの子まで寝坊だなんてこと…」
 「いぃえいえ!ディオラ様はもう、定時に起きてみなを起こしまわってくださり、はい、もう素晴らしい…」
 「そう。なら、いいわ。で?あのうるさい和国の小娘は?」
 ガージスの口元にわずかに笑みがこぼれる。
 「はい。それが、彼女は今、城外の塔に監禁しておりまして……」
 セシルの表情がみるみる変わる。
 「なんですって!?それ本当なの?あの小娘、なにをしでかしたの?」
 そこで、セシルにここ最近の一連の出来事についてくわしく教えた。
 内容を伝え終わると、セシルは突然不気味に笑い出した。
 「あらぁ、そう。それはいい気味。ふふふ、あの小娘が…ねえ。ふふ」
 笑いが止まらないという感じで手で口元を隠すセシル。
 「それならディオラの婚約相手も改めて考えなくてはね」
 「それがですね。もう、おられるのですよ。あの和国の姫とはまったく正反対の清純で穏やかなお嬢様が」
 「まあ、それは話が早いわ。メイリィ・ポルメリアもさぞかし悔しくてたまらないでしょうね。ディオラにも捨てられ、この城にも捨てられ」
 高笑いが止まらないセシル。
 彼女はレイジュ王国の第1王女であり、ディオラの姉であった。
 彼女の帰還が、すがすがしい朝に波乱の予兆をにおわせた。
- Re: 生まれた星が悪かった! ( No.26 )
- 日時: 2016/03/26 14:05
- 名前: るる (ID: XTRoCAOa)
- 題名をみたその日から、見たいなあっと思ってみたら、まあ、ものすごくおもしろい! 最初の1話からずーっと見てますが、本当におもしろいですね! 更新がんばってください! 良かったら、私の小説、読んでみてください 「3人の友情」 「封月 絢たちの関係!?」です! 
 がんばってくださいね〜
- Re: 生まれた星が悪かった! ( No.27 )
- 日時: 2016/07/10 17:18
- 名前: あずさん (ID: ngsPdkiD)
 第15話「きおくのかけらがここにありました」
 いつかの、幼いころの、記憶……のような気がする。
 お城の裏庭で学校の友達と賑やかに遊んでいると、いつも目に入る。
 お城の裏口の階段で体を丸めて座っている女の子。
 自分の国では見たことのない衣装をきている。
 たしか、着物という衣装だったはず…。
 その子はいつも目線を下げて地面ばかり見ている。
 元気のない目をしていた。どうしたんだろうと気になっていたが、声をかけれなかった。
 気になってみていると、その子は僕の視線に気づいてこっちを見てきた。
 途端に彼女はさっきまでの表情が嘘のように白い歯を見せてにっこり笑ってみせた。
 彼女はいつもこうだ。
 誰に聞いたか忘れたけど、僕はその子の名前を知っている。
 だから勝手に愛称でその子をよんでいた。
 でも彼女は僕の名前を知らない。聞いてこない。知ろうとしてくれない。
 僕を呼ぶとき、彼女はいつも「王子さん」としか呼んでくれない。
 最初から距離なんて縮める気はないのだと、いつからか思うようになると、
 僕もいつの間にか「メイ」と呼ぶこともなくなった−−−。
 −−−−−− 好きな食べ物はなに ?
 −−−− りんご。 でもただのりんごじゃなくて、私の国でつくられたりんごが好き。
 −−−−−− へえ。おいしいんだ。
 −−−− おいしいよ。でも、ここじゃ食べれない。
 −−−−−− そっか。君の国にいかないと食べれないんだよなー。食べてみたいなぁ、そのりんご。
 −−−− 今度こっそり国に帰って持ってくるよ
 −−−−−− こっそりって、大丈夫なのかい
 −−−− うん
 −−−−−− じゃあ僕もいっしょに抜け出そう
 −−−− 王子さんはいつも忙しいからだめだよ
 −−−−−− 1日だけわがままなことしたって良いじゃないか。メイの国、いかせてよ
 −−−− うん。 じゃあ今度いっしょにいこうね
 −−−−−− うん。 いっしょにいこう、メイ
 「ディオラ王子」
 「!?」
 パッと自分の名を呼ぶ声に気が付くディオラ。
 前にいるのはロッカだった。ロッカは不思議そうな顔でディオラの顔を見ていた。
 「ボーとしていましたが、どうかなさいましたか?」
 「あぁ、いや、何でもない」
 「そうですか」
 「ロッカさん」
 「はい?」
 「記憶や思い出は、自分の都合のいいように捻じ曲げれるものなんだな」
 「王子?」
 「時々思うんだ。自分は周りが思うほど、そんなに良い性格をした人間ではないな−−−と」
 ディオラは少し肩をすくめ、そしていつも通りの穏やかな表情を浮かべる。
 「いこうか」
 ちょうどそのとき、誰かの足音が聞こえる。
 カツンカツン、、、
 ヒールの音
 「あらずいぶん背が伸びたんじゃない、あなた」
 背後から聞こえてきた声に、ゆっくり振り返るディオラ。
 すると、驚いた表情で目を見開く。
 「セシル姉さん………」
 「久しぶりね。とりあえず、ここ最近のことをあなたの口からきかせてもらおうかしら」
 どこか楽しげなセシルの声色に、どこか不安を感じるディオラ。
 「そのあとは、まぁ、噂に聞くあなたの新しい恋人にお会いしないとね。それと−−−」
 窓の向こうに視線を向けるセシル。同じように外を見るディオラ。
 「あの娘にも別れの挨拶をしてあげないとね。もう金輪際、会わないのだし、ふふふ」
 薄気味悪いセシルのほほ笑み。
 ディオラはなぜか言葉を詰まらせていた。
 その光景を眺めるロッカは、腕を組んで「さてさて…ややこしくなりそうだなぁ」と小声でつぶやいた。
- Re: 生まれた星が悪かった! ( No.28 )
- 日時: 2016/07/10 17:22
- 名前: あずさん (ID: ngsPdkiD)
 るる様へ
 訪問してくださりありがとうございます!!
 褒めてくださり嬉しいです!気力をもらえます!!(笑)
 まだまだ下手くそな文章しか書けないですが
 とりあえず物語を進めていくことに専念いたします!!
 るる様の紹介してくださった小説みにいきますね!!
 数か月遅れの返信失礼いたしました!!
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