コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私の人生、不幸期突入！
- 日時： 2015/12/07 23:02
- 名前： rose （ID: A8fB1cHq）
今日もまた、マフラーぐるぐる巻きにコート、ムートンブーツの寒さ対策バッチリコーデ。
正直、自分でもそこそこ良い組み合わせだし、悪くはないって思ってる…けど！！
「…」
そう、たとえその日のコーデが上手くいこうとも。
どんなに気分が良くっても。
ここに来れば、そんなもん全部ぶち壊し。
『受験生合格成功塾』
受験生専用、ということ以外は何ら変わりの無いここ。
実際、世間からの評判は上々。当然、収入も安定…いやそれどころか、かなり良い。
だから、辞めようにも辞められない…辞めた先だってないし…
「……行きますか」
新崎純香、25歳。
なんと不幸期突入しちゃいました。
これは、そんな私の不幸期話。
【私の人生、不幸期突入！】
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
どうも、二次創作のcinnamonこと、roseです！
今回はこんな感じで、恋愛あり？ギャグあり？何より不幸大量！！((
…な話です(((
今まで書いてきたことのない方向ですが、頑張ります！
この作品で、少しでも楽しんでもらえたりすれば嬉しいです。
コメント等、どしどしお待ちしています！((
- Re: 私の人生、不幸期突入！ ( No.3 )
- 日時： 2015/12/08 17:14
- 名前： rose （ID: A8fB1cHq）
コメント返し！
トラジ≫
うわぁ、もう、もうトラジ神様だっ！！←意味不
(解説:まだスレ立ててすぐなのにコメントくれるなんて、トラジは優しすぎて神様だ(o^^o) )
キラキラ…？
画面に光当たって反射したの？(((
ギャグは上手く書けるか分からないけど、頑張ってみることにしたの(；・ω・)
今から不安(´・ω・`)←早すぎる
更新頑張るね！
- Re: 私の人生、不幸期突入！ ( No.4 )
- 日時： 2015/12/12 14:20
- 名前： rose （ID: A8fB1cHq）
1
「おはようございます…」
本当は軽いはずの木で出来たドアが、めちゃめちゃ重く感じるのはきっと私だけなんだろうな…
ここまで私がこの塾が嫌な理由は、大きく二つ。
一つは…
「あ！純香〜おはよう！」
「そう…那津愛さん、おはようございます」
そう、この塾のアイドル的存在講師。
宗宮那津愛さん。
「あ！やっと名前で呼んでくれた〜〜！ふふっ、今日も頑張ろうね〜〜！」
ふんわり可愛い笑顔で笑いかけられたのに対して黙って愛想笑いをするのは、もういつものこと。
今はこんなに可愛らしい方だけど、二人になった途端、性格が一変する。
よく分からないけど、それがどうやら恋のライバルとして見られているようで。
そんな感じで、何かと突っかかってこられるのが嫌なのが一番目の理由。
二つ目が…
「あ、今日も来られたわよ。あの講師さん」
「ほんと。今日も相変わらずの美人さんよねぇ〜〜」
「あんなに美人なら、わざわざ私たちの憧れの人と話さなくても、良いご縁があるだろうにねぇ〜〜？」
「ほんとにねぇ〜〜？」
あぁ、ほんっと女って怖い。
女の私が言うのも何だけど、最近は心底女が怖い。
塾に入ってすぐに、待ち構えてる…いや、お出迎えして下さる方々こそ、今聞こえてくるヒソヒソ声の発端。
もう、良い加減にして欲しいんですけど。あんたらはここの生徒さんレベルの悪口しか言えんのか。
…なーんて、実際は口が裂けても言えない。
間違っても言ってしまえば命はないと思う。
そのくらい、ここの受付嬢さん達の目線は威圧感があるものだから、ここには来たくないんだよね。
ってかそもそも、私って美人なのか？いや違うよな、自分で自分のこと美人って思うとか気持ち悪いぞ自分。うん、違う、絶対違う。これだけは神に誓います。
身体にグサグサと突き刺さる視線と、心にグサグサと突き刺さる悪口を愛想笑いで受け流す。もう、愛想笑い得意になっちゃったな、私。
もう、これだから嫌なんだ。
しかも、これもあれも私の『不幸期』なんだから、ますます嫌になる…
驚くべき『人生の不幸期突入宣告』をされたのは、今から大体二週間くらい前のこと…
- Re: 私の人生、不幸期突入！ ( No.5 )
- 日時： 2015/12/12 15:06
- 名前： あおちゃん （ID: xBpf.676）
面白！
てか、更新したよ！
- Re: 私の人生、不幸期突入！ ( No.6 )
- 日時： 2015/12/12 17:54
- 名前： rose （ID: A8fB1cHq）
コメント返し！
あおちゃん≫
おぉ〜〜！
見てくれたんだね、ありがとー！
面白い？なら良かった(；・ω・)
こういう感じの書くのは初めてだからなぁ(；・ω・)
更新頑張ります！
あと、あおちゃんのもちゃんと見たよー！
やっぱり面白い展開で読んでて時間が経つのを忘れちゃうな(o^^o)
そっちの更新も頑張ってねー！
- Re: 私の人生、不幸期突入！ ( No.7 )
- 日時： 2015/12/15 21:19
- 名前： rose （ID: bUOIFFcu）
「貴女は、人生の不幸期に入りましたね？」
高校の頃の同級生で、今でも仲が良い友達である花菜はバリバリ現役の占い師。
仕事終わりの時間帯に二週間に一度、花菜の占い館に寄るのが私の楽しみ…のはずだが。
「え、え、ちょっ、ちょっと待って！何、何！？人生の不幸期！？え、思春期とかじゃなくて！？」
第一、不幸期が何なのかも分からない私に、入りましたね？って聞かないで欲しいんだけど。○○期、とかいう単語なら真っ先に思い浮かぶのは思春期だし、不幸期なんて初耳。
「はい、不幸期です。というより、今頃思春期来てたら、あんた精神的にも身体的にもおかしいでしょうが！」
「すいませーん…ってか花菜さーん？友達モードになってますが？」
「……オッホン！えー…人生の不幸期とはですね…
簡単に言えば、『人生の中でも最も不幸が重なる時期』です。」
あ、咳払いで誤魔化したな。それに、ほんっとに簡単だな、説明。
って、そうじゃなくて！
「え、何、そんなのあるの、えぇ！？」
「不幸期の長さは、人によって変わりますが…貴女の場合、おおよそ一年はあるでしょうね」
「」
もう嫌…
何？占い館寄ってこう、イェーイ！っていうノリで来たらいきなり不幸期発言されてしかも一年！？何この不幸！って、あぁ、これが不幸期の力なのか…
「何とかならないの〜〜…一年間、ずっと不幸に耐えろって言うのか」
「…不幸期から脱け出すことは不可能ですが、何とか幸を呼び込むことは可能ですよ」
「もうそれでもいい！脱け出せなくてもいいから不幸を軽くして下さいましぃぃぃ…」
「……これを身に付けてなさい」
「なになに…ってちょっ！？」
投げるな！占いの道具か何か知らないけど、とにかく投げるな！
パシッ
う、受け取れた…ってこれ何？石？
「紅水晶です」
「俗に言うローズクォーツ？」
「はい。恋愛の石として有名ですが、本来は【愛と優しさの象徴】とされる石です。なので、自分に対するマイナスな感情を優しくなだめてくれますし、癒しのエネルギーにも溢れている石ですから、ペンダントでつけておけば良いでしょう」
「なるほどね…でもペンダントが良いの？」
「ペンダントの方が、その癒しのパワーがハートの奥深くにまで浸透し、そっと勇気づけてくれます」
なるほど…
愛と優しさの象徴。
愛の方は別にどうでもいいけど、人生の中で最も不幸が重なる時期だし、優しさならいくらでも欲しい。
石に慰めてもらうとか、かなり変人だけどこればっかりはもうこの紅水晶が頼みの綱。
「ペンダントね…何か紐ない？ないなら別にいi「どうせ貴女のことでしょうし、この帰り道のスーパーにでも寄って行くんでしょうね。そんなくらいなら私が作ります」
「…どうもすみませんね！ありがとうございますぅ！」
地味にめっちゃくちゃ馬鹿にされた。花菜ひどい。
それから、花菜特製ペンダントを早速身に付けて、私は何とも複雑な心境で帰宅した…
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