コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 『空恋』短編集*リク募集中!!
- 日時: 2016/04/07 10:16
- 名前: K(*^▽^*) (ID: a0p/ia.h)
- こんにちはKです! 
 今回はゆるゆるで短編集ですね、、( ‾▽‾)
 更新遅くなったらすいませんm(__)m
 *リクエスト・挿絵リク待ってます!!*
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 『二人乗りの帰り道』>>1
 『授業中のメッセ』>>4
 『夕焼け空に』>>5
 『曇りのち晴れ』>>6
 『虹色デイズ』>>7
 『涙空を見上げて』>>12
 『青空の未来地図』>>13
 『過去完了形』>>14
 『夏のトンボ』>>15
 『桜色ドロップ』>>24
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 ◇来てくれたお客様◇
 *こんさん
 *てるてる522さん
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 ◆リクエストの短編集◆
 『さてはアイツのシワザだな。』>>18
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 〜Thankyou〜 (*^▽^*)
- Re: 『夏恋』短編集 ( No.1 )
- 日時: 2016/03/17 23:20
- 名前: K(*^▽^*) (ID: xV3zxjLd)
- 『二人乗りの帰り道』 
 
 「ねぇ、もういいよ」
 帰り道、前にいる君に声をかける。
 「、、、、」
 君は私の言ってることなんて聞こえないかの様に無視をするフリをする。
 「まだ、見つかってねーやろ」
 ついさっき
 あいつの自転車と鞄が引っ掛かってキーホルダーが壊れて散らばってしまった。
 二人でしゃがみこんで探したが、、あと一つが見つからない。
 「ねぇ、いいって」
 「、、、、ごめん」
 君が立って自転車の手すりを掴む。
 「気にしんで、ほら帰ろ」
 「先、、」
 「え?」
 「先帰りな」
 そう言って自転車を邪魔にならない所に置き、また後ろにしゃがみこむ。
 ほら、、変わってない。
 そういうとこ。
 「それだけで嬉しいから」
 そう言うと頭を掻いて申し訳なさそうに顔を暗くする。
 「、、ごめんな。弁償すっから」
 君が頭をうなだれたまま黙りこむ。
 「いいって!ほら帰、、」
 その瞬間道路のコンクリの隙間に足をとられた。
 「わぁっ、、!」
 「ばっ!」
 あ、、れ?
 「大、、丈夫?」
 目を開けると君の腕の中にいた。
 「ご、ごめっ!」
 振り向いたら君の顔が三センチ前にある。
 「////〜っ!」
 驚いて地面に手がついた。
 『チャリ』
 すると手に違和感を感じて恐る恐る覗いた。
 「ん?」
 「ぁ、、」
 「「あった!」」
 目が合い二人で吹き出した。
 「と、灯台もと暗しだね。」
 「うん、、」
 君が安心した様にへたりこんだ。
 「もう誰もいないね」
 周りには下校中の生徒はいなかった。
 空はオレンジ色に染まり秋の季節を表していた。
 少し寂しい気持ちの水色も混じって。
 「ごめんね、じゃあバイバ」
 君が自転車に荷物を乗せたのを確認して曲がり角へ歩こうとした瞬間。
 君が私の腕をつかんでいた。
 「ぇ?」
 「乗れよ」
 「ふ、二人乗り!?」
 「見つかんねーよ」
 その事じゃなくて、、心がもたないって。
 スーッと自転車が走り出す。
 周りの景色なんか目に入らなかった。
 「危ねーからどっか掴んどけ。」
 「、、ん。」
 勿論、背中なんか恥ずかしいから制服を少し握る。
 「プッ」
 「な、なに!?」
 「お前軽いな。ちっちゃいからかな?」
 「うーるーさーいー」
 怒った表情で言い返して笑ってしまう。
 すると君はまた、イタズラが成功した小学生みたく笑うんだ。
 君の背中が大きくてかっこよく見えたのも。
 もっと家が遠かったらな。
 なんて思うのも。
 君のことが『好き』だから。
- Re: 『夏恋』短編集 ( No.2 )
- 日時: 2016/03/17 23:35
- 名前: こん (ID: Q97r4MCO)
- コトミちゃんの短編集だー! 
 いいね二人乗り。
 甘酸っぱいね。
 きゅんとしましたよー!
 頑張ってね!
 応援してます^_^
- Re: 『空恋』短編集 ( No.3 )
- 日時: 2016/03/19 08:26
- 名前: K(*^▽^*) (ID: xV3zxjLd)
- <<こんちゃん 
 コメントありがとうm(__)m
 いつもこんちゃんに励まされてばっかだなぁ(T_T)
 更新頑張ります(*^▽^*)
 >>K
- Re: 『空恋』短編集 ( No.4 )
- 日時: 2016/03/19 16:19
- 名前: K(*^▽^*) (ID: a0p/ia.h)
- 『授業中のメッセ』 
 「はぁ、、」
 数学の授業中、やる気が出ないせいかため息をする。
 窓側の一番後ろだし、、周りの子背高いから見えないよね、、うん。
 さっきからあくびが止まらない。
 眠い。
 心の中で何かがプツンと切れて机に突っ伏した。
 ダメだ、まぶたが上がらない。
 こんなぽかぽかの晴天だから悪いんだな。
 顔を横にして窓の外を見たら水色の空に白いひつじ雲がポコポコでている。
 春だね〜、、睡眠の春。
 もう一度まぶたを閉じようとしたら何かが頭に当たった。
 「ん?」
 頭を上げると小さい紙が落ちてきた。
 『カサッ』
 (授業中に寝るなバーカ)
 すぐに誰からか分かった。
 隣に睡眠不足の目を向けると君がこちらを頬杖をして見ていた。
 (そっちだって、さっきまで寝てたくせに)
 ノートを破りササッと高速で書いて隣に放り投げる。
 君はそれを見るとすぐに返信を書いてこちらに放り投げた。
 (起きてました〜、あくび七回目さん)
 って数えてたんかい!
 睨むと笑いをこらえて震えていた。
 (暇人!授業聞いてなかったんじゃん)
 (寝てるよりましだ)
 紙の喧嘩が始まりノートはひどい姿に。
 (好きな子の観察でもしてろ!)
 ふと思い付いた言葉を紙に書く。
 (俺の好きな奴しってんのかよw )
 知らん。
 (知るか!)
 あっかんべをしてそっぽを向く。
 くそっ眠気覚めちゃったよ!
 悔しすぎ、、『トサッ』
 紙が机に飛んできた。
 開けるとさっきより綺麗な字で書かれていた短い文章が私の目に入ってきた。
 (お前)
 隣を見るとそっぽを向いて頬杖をした君がいた。
 赤い耳だけ見えて私の頬も熱くなった。
- Re: 『空恋』短編集*リク・挿絵リク受付中 ( No.5 )
- 日時: 2016/03/24 12:57
- 名前: K(*^▽^*) (ID: Uj9lR0Ik)
- 『夕焼け空に』 
 「あ」
 部活帰りの途中、反対の歩道に君がポッケに手を入れながら歩いていた。
 「よし」
 顔をニマニマさせながら近づいて笑いをこらえる。
 あと少しあと少し、、。
 君の大きな背中が目の前_手をポンッと押そうとした途端君が振り返った。
 「何だよ、ストーカーさん」
 「うわっ!!」
 び、び、びっくりしたー!
 バレてたのか、、ちぇっ。
 「バレバレ、、もっと上手くできないの?」
 笑いながら歩き出す。
 「悪かったですね〜上手くできなくて!」
 水色の空にオレンジ色の夕焼けが綺麗に演出されていた。
 君を見つけるのは私、、得意なんだ。
 校内でも、いつも一番に君が視界に入る。
 それだけは誰よりも、、なーんてね。
 「ねー、、来年もおんなじクラスかな?」
 「、、さーなぁ」
 「なるといいなぁ」
 「、、、、、、。」
 「うわ〜、、最低」
 膨れっ面をしてそっぽを向いてやった。
 可愛くないん、、「うそうそ。なるといいな」
 ポンポンと君が笑って私の頭を叩いた。
 
 それだけで頬が熱くなる。
 「背、伸びだね。いーな」
 「お前は変わらないな」
 「毒舌!」
 「怒るなよ。ハハ!」
 馬鹿にされてる、、。
 あと少しで変わっちゃうんだよなぁ。
 さみしいなぁ、、「でもよ」
 君が少し先を歩きながら口を開いた。
 「クラス離れても、お前、小さいしうるさいからすぐ見つけられるだろ。」
 「え、、////」
 ズルいな。
 そんな風に言わないでよ、アホ。
 「、、私小さくないし〜うるさいが余分です〜」
 「え〜、、うるさいだろ」
 「、、私も」
 「いつも見てるし///」
 そう呟いて
 君の顔が赤く見えたのは夕焼けのせい?
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