コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 恋する乙女。 【短編集】
- 日時: 2016/10/16 16:16
- 名前: ももたん (ID: iJPfGsTj)
- 【リクエスト受付終了しました】 
 こんにちは、ももたんです!
 今回は、短編(?)集に挑戦!
 甘い恋、切ない恋、王道シチュエーション、三角関係…などなど、色々な種類の”恋”を書いていきます。
 作者プロフィール
 性別 女
 年齢 小6
 好きな色 パステルカラー 特にピンクが好き
 好きな動物 うさぎ 飼ってます!可愛い〜♪
 好きな食べ物 甘いもの だけど、果物はバナナ以外嫌い…。
 活動掲示板 コメディ・ライト小説板
 二次小説(紙ほか)板
 超気まぐれで雑談掲示板にも出現
 目次
 *夏に恋して
 文子様リクエスト >>9 あとがき>>10
 *12年ぶりに奇跡の再会
 夏目 織様リクエスト >>11 あとがき>>12
 *叶わない恋、きっと叶う恋
 レーベル様リクエスト >>16 あとがき>>17
 *願い >>18 あとがき>>19
 *夏の大三角
 peach様リクエスト >>28 あとがき>>29
 *夏に恋した女の子
 立山桜様リクエスト >>43 あとがき>>44
 *トレイン・ラブ
 ロゼッタ様リクエスト >>52 あとがき>>56
 *絶世の美少女vs和風地味子
 ちょうちょ様リクエスト >>61 あとがき>>62
 *君との場所は花畑
 さば様リクエスト >>65 あとがき>>66
 *あさがお様リクエスト
 *湯呑ゆざめ様リクエスト
 *立山桜様リクエスト
 *立山桜様リクエスト
 *ロゼッタ様リクエスト
 お客様
 立山桜 様
 文子 様
 夏目 織 様
 レーベル 様
 peach 様
 ロゼッタ 様
 ちょうちょ様
 さば 様
 あさがお 様
 湯呑ゆざめ様
 有難うございます!
 受け付けたリクエストの詳細はコチラ>>8
 (臨時更新中 9.16更新)
 お知らせ
 ・リクエスト募集中終了しました(新作執筆開始に向け)
 その他
 ・参照100突破!ありがとうございます。
 ・参照200突破!ありがとうございます。
 ・参照300突破!ありがとうございます。
 ・参照400突破!ありがとうございます。
 ・参照500突破!ありがとうございます。
 執筆開始日 16.7.19
 執筆終了日 16.
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- Re: 恋する乙女。 【短編集】 ( No.63 )
- 日時: 2016/10/07 17:57
- 名前: 立山桜 (ID: ???)
  
- そういえば続きだったwめっちゃおもろいWW和風地味子WWあだ名W笑ったW 
- Re: 恋する乙女。 【短編集】 ( No.64 )
- 日時: 2016/10/11 17:50
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: iJPfGsTj)
- 桜 
 そうですよー、続きありますよー。
 和風地味子ね。凄く良いネーミングセンスだよね(笑)
 リクエストしてくれた方に大感謝!
- Re: 恋する乙女。 【短編集】 ( No.65 )
- 日時: 2016/10/11 18:23
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: iJPfGsTj)
- *君との場所は花畑* 
 いつだったか。
 公園で倒れていた彼を見付け、助けた。
 そして、何故だか、家にいれてしまった。
 彼がもし、悪い人間だったら。
 彼がもし、イタズラ好きの人間だったら。
 彼がもし…別の人間だったら。
 きっと、この場所を、私は知らなかった。
 ***
 その日は雨だった。
 (あれ…こんな時間に、こんな雨の日に、公園に…人?)
 私は、ベンチに寝ころんでいた彼のもとに駆け寄った。
 「あのう…大丈夫ですか?」
 声をかけると、彼は「うう…」と小さくうめいて、バッととび起きた。
 「えっ、あ、ぼ、僕のこと、ですか。今、心配してくれたの」
 「え…。そう、ですが…?」
 つい、変な口調になってしまった。
 「ありがとうございます」
 「いや、別に声かけただけなんで…。あの、こんな雨の中、何してるんですか?」
 少し、不思議な彼に好奇心が沸いて、私は聞いてみた。
 「ああ…。アパート、追い出されちゃって。家賃、払えなくて」
 「え…」
 聞いてはいけなかったのだろうか。ああ、好奇心で聞いてみようとか思うんじゃなかった。
 「すみませ…知らなくて」
 「あはは、知らないのは当然ですよ」
 「あ…そっか」
 「ああ、僕のことなんて心配しないでください。どうぞ、怪我しないようにお帰り下さい。雨、強くなりますよ?」
 雨、強くなるんだ。
 この人、帰る場所、ないんだよね。
 「あの…私の家、来ます?」
 ***
 「ああ…あったかい…!」
 家にいれて彼が放った一言は、それだった。
 きっと、暖房もつけられなかったんだろうな。
 あったまる毛布とか、布団とかも。
 「すみません、紅茶しかなくって」
 「ああ、いいんです。僕、ハーブティー好きなので」
 「あれ…私、ハーブティーって言いましたっけ?」
 つい聞いてしまった。ポロリと本音が出たのだ。
 「ああ…。僕、花とか植物だけは詳しくて、ハーブティーの香りとかはすぐわかっちゃうんですよ」
 すみませんと言いながら、彼は笑って頭をかいていた。
 「すごいですね、植物に詳しいんですか」
 「はい。父が、生け花をよくするので、自然と匂いや名前を覚えたんです。好奇心で調べて、種類とか特徴とかも」
 「わあ…すごい」
 彼の意外な一面に驚いて、私は話しをたくさん聞きたくなった。
 聞けば、彼は素直に色々と答えてくれる。
 なんだかんだ言って、彼が家に来て三か月が立っていた。
 彼はずっと、うちに居候してる。私が是非、って言ったから。
 ある日彼は、電車で少し離れた場所に私を連れて行ってくれた。
 「うわ…綺麗…!!」
 駅から歩いて十数分。目の前に広がっていたのは、大きな花畑だった。
 ピンク、オレンジ、黄色、緑、黄緑。
 明るい色の花と葉が、とても素敵だった。
 「僕、少し旅に出ようと思うんだ」
 「え…?」
 彼はそういった。
 「いつまでも居候させてもらうわけにはいかないから。お金なら、前と違ってたくさんある」
 アルバイト、掛け持ちして頑張ってたもんね。
 「一年たったら。一年たったら、ここでまた会おう」
 「いち、ねん」
 「そう。来年の今日、時間は…昼の十二時丁度。ここで、待ち合わせ」
 「来年の、今日。おひる丁度に、ここで」
 「うん」
 突然のことで、頭がどうかしそうだった。
 「絶対に、来てくれるんだよね」
 「ああ、もちろん」
 「そっか…。じゃあ、来年、ここで。絶対、会おうね」
 「うん、会おう」
 彼は小指を出してきた。
 …指切り、するんだね。
 「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ーます、指切った!」
 私は、ぱっと笑顔を向ける。
 「また来年、会おうね。一緒にこの花畑をみようね!」
 彼は笑顔で、
 「ああ。必ず」
 こういった。
 帰りは別々に帰った。
 いつの間にか荷物はまとめて駅のロッカーに入れてたみたいで、駅で別れた。
 「じゃあ」
 「うん。バイバイ」
 「ばい、ばい」
 彼は、改札の中に入っていく。
 ああ、これでかれとは一年お別れなんだ。
 そう思うと、無意識に涙が出てきた。
 慌ててトイレに駆け込んで、涙をふく。
 ダメだ。彼が帰ってくるまで、笑顔で、元気で、待たないと!
 帰りの電車では泣かなかった。
 家に帰っても、泣かなかった。
 強くなって彼を待つ。そう決めたから。
 あと一週間で、あと七日で彼は帰ってくるはずだ。
 ——いや、帰ってくる。絶対に。
 彼は嘘なんか、つかないから。
 正直で素直だから。
 植物を愛せる、優しい人だから。
 
 君と決めた場所で、私は待ってるよ。
 あの素敵な花畑で、君を。
 End
- Re: 恋する乙女。 【短編集】 ( No.66 )
- 日時: 2016/10/11 18:24
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: iJPfGsTj)
- 9作目、完成です! 
 キーワードがお花だったので、植物好き男子と花畑という場所に要素を詰め込んだ、つもりでいます。
 素敵なリクエスト、ありがとうございました!
- Re: 恋する乙女。 【短編集】 ( No.67 )
- 日時: 2016/10/14 14:05
- 名前: ロゼッタ (ID: 4Sz5tcpQ)
- お礼、遅れてごめんね! 
 とても面白かったよ!
 また、リクエストしていいかな?
 中学1年生の、女の子と男の子が居て
 その二人は、小学5年生の時にしって中学校も同じ。
 小学校の時は気づかなかったけど、中学校に入って女の子は男の子が
 好きなのだと気づく。
 バレンタインデーに告白しようとしたけど、
 いきなり父の転勤が入り、急遽転校することに。
 転校する前の日に告白することに…
 みたいな感じでおねがーい!
 頑張ってね!
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