コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 夢を壊してすみません
- 日時: 2016/12/06 23:40
- 名前: 紅 (ID: DXj3gHSB)
 初めまして、お久しぶりです、紅というものです
 二年ほど前利用していました。
 ほんと久しぶりだし相変わらずヘタですが、どうぞよろしくお願いします!
 ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆
 〈夢を壊してすみません〉
 冷めやすいマキ
 恋を知らないアキ
 あがり症のユキ
 恋愛に対し消極的になっていた女子高生3人の恋のお話
 いったい彼女達に恋は出来るのか
 憧れJ K ライフと現実とのギャップ
 少女漫画みたいな展開は存在しない!
 超現実主義でいきます
 ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆
 東野マキ
 高校1年。ダンス部。成績は中の上。スポーツもそこそこ。
 告白された人数→4
 付き合った人数→3
 ◯クラスによくいる系のかわいさ。モテる。
 △飽き性。失ってから気づく。性格は悪い。
 宮本アキ
 高校1年。陸上部。成績は中の下。足が速い。
 告白された人数→1
 付き合った人数→0
 ○明るくクラスでも人気者。少女漫画好きな夢見る乙女
 △初恋はまだ。天邪鬼。
 安達ユキ
 高校1年。ダンス部。成績は上。球技は壊滅。
 告白された人数→0
 付き合った人数→0
 ○騒がれるくらい可愛い。天然。
 △あがり症で男子と喋れない。高嶺の花
 どんどん追加していきます!
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- Re: 夢を壊してすみません ( No.1 )
- 日時: 2016/12/06 23:44
- 名前: 紅 (ID: DXj3gHSB)
 プロローグ
 高校生ってもっと恋して…
 もっとキャピキャピしてて…
 私は、東野マキ。高校1年。ダンス部。
 今をときめくJKだ。
 入学した時は、希望に満ちていた。
 クラスにイケメンはいないけど、みんな優しそうでいい人そうな男子ばっかり。
 私もコンタクトデビューして少しだけキャラも変えた。
 春休みは少女漫画に影響されまくり、新しい出会いを待ち惚けていたものだ。
 たいていの人は高校生活憧れるでしょう?
 でも現実はそこまで甘くはなかった。
 春は友達作りに忙しく、夏は部活が本格的に始まり心に余裕がなかった。
 そして瞬く間に時は11月。
 残す行事はマラソン大会と球技大会という非常に微妙な時期。
 さて、恋なんて生まれるのだろうか。
- Re: 夢を壊してすみません ( No.2 )
- 日時: 2016/12/06 23:48
- 名前: 紅 (ID: DXj3gHSB)
- 1 友に勝るもの 
 「私あれだわ、高二に賭ける。」
 友達のユキが言った。
 ユキは男子とまともに喋れない残念なタイプ。
 「うん今年はもう無理だー。てか一生無理だー」
 こちらはアヤ。
 少女漫画大好きで実は恋したことがない、こちらもまた残念なタイプ。
 「ほんとそれ!でも次、次って言ってたらそのうち次がなくなるよ?」
 「とかいいながらお前は彼氏作るだろ!」
 私がいうと2人はすかさずつっこんだ。
 正直いうと私は3人の中で1番恋愛経験豊富だ。
 しかしながら、付き合ってもすぐに冷めて1カ月もたない。
 要するに『飽き性』である。
 さらにいうと、自分から別れを切り出したのに別れてから恋しくなってしまい後悔する。
 これまた残念なタイプ。
 「まず、少女漫画と現実の相違点を見ていきましょう、ではユキ!」
 「通学!チャリ通の少女漫画見たことがありません!」
 確かに漫画内での通学は徒歩や電車。
 漫画家は知らないのだろうか。毎日30分必死に自転車をこいでいるJKもいるということを。
 信号待ちのあのイライラと向かい風のきつさを…!
 「ほう、ユキくんなかなか良い視点だね。だがマニアの私は一度だけ読んだことがあるよ。通学途中毎日一緒になるイケメン男子高校生とのLOVEstory」
 「はい!アヤ先生異議あり!」
 「マキくん、言ってみるがよい」
 「その漫画の作者は朝自転車に乗ったことがないのでしょうか。朝の通勤おっさんが駅に向かい、その間をぬって通り抜けるのにどれだけのエネルギーを消費するのか知らないのでしょうか!さらに新しい法律により自転車は左側通行一列と決められています。よって自転車通学で恋が生まれることはない!」
 「おおお…マキくん素晴らしい意見だった。座りたまえ。」
 私は熱くなって立ち上がっていたようだ。
 「では続きをいこう。マキくん他に何かあるかね?」
 「はい、基本公立の高校に通う主人公はいません。大概は共学私立。」
 「それも確かだ、ここからわかることを、ユキくん」
 「①主人公はそこそこお金を持っている②主人公はアホウが多い」
 「あほ……確かにバカか天才かの二択だな。ラスト、ユキ他に何かある?」
 「ヒーロー、ヒロイン、美男美女多い説。」
 「…………」
 「…………」
 顔はね、もうどうしようもないよ。うん。
 「以上で今日の議論を終了する。解散!」
 毎日毎日こんなにバカな会話してるんですよ。
 そりゃここまでこじらせてたら、彼氏もできないはずだ。
 毎日友達とこんな風にバカやって楽しいのは楽しい。
 正直なところ、彼氏なんていなくても友達さえいればいいんじゃないかとも思う。
 こんな私たちが次に恋するのはいつなのか。
 そういえば誰かが言っていた。
 『待ってても始まらない。自分で手繰り寄せろ』
 何を手繰り寄せるんだい
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