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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 他愛もない話ですが、 ( No.2 )
- 日時: 2015/06/28 15:19
- 名前: 名無したろう (ID: WUYVvI61)
 「サックスだるいなう。」
 「トロンボーンもだよ…あと、ケースが唾くせーとか言ったろ。殺す。」
 風通りのいい部屋で、二人は弁当を食い散らかす。
 500円の弁当箱に詰め込まれた豪勢な食事を食べるのは相棒で、手作りのなんとも言いがたい固いパンを食べるのはマスターだ。
 「サックスの方が唾くせー。」
 「んだコラ、やんのか?あー?」
 マスターが弁当箱にてをつけたのを見て、相棒はサックスをスタンドに置いて中身を覗く。
 「まだ弁当あったの。パンだけじゃねーの。」
 「ん?これか。」
 マスターが弁当箱を開き、無造作に蓋を投げすてた。
 中から出てきたのは白米。その下には美味しそうなトマトソースのパスタとマッシュルームなどのキノコをふんだんに使ったマカロニパスタだ。
 美味しそうというよりも早く、相棒はマスターに言った。
 「炭水化物の、宝石箱やーッ!」
 と、相棒は無邪気に笑い吐き捨てた。
 「……そうだ。麺とパンと米。この三つが重ね会うとき、私の腹は満たされる。」
 「ふーん。」
 「このパスタのソース、私の手作りだぞ。」
 「うっそ、マジで!?」
 美味しそうなソースは相棒の「一口ちょうだい」をかきけしながらみるみるうちになくなっていった。
 水を打ったように室内は静まり返る。
 「やはりパスタはうまし。」
 マスターの笑顔で相棒は何を思ったか。
 「こ…この……この汚ならしいアホがァァァ!!!!」
 「何ィ?聞こえんなぁ。」
 「ひでーよ!!自分がどれだけパスタを愛しているか、中学時代の一分間スピーチでイタリア料理について即興で語れるくらい好きなのを知ってのことかァァ!!!!」
 相棒は泣き、マスターはやれやれと首をふる。
 このお二人がよく活躍します。
 マスター
 →好きなものは自分に屈した人間とアニメ。以外とカワイイ。
 相棒
 →好きなものはおっさんとお姉さん。コミュ障。
 
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