コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 菜野さんがログインしました【オリキャラ募集】 ( No.1 )
- 日時: 2016/08/01 19:27
- 名前: 花子 ◆jNtKvKMX4g (ID: XL6hbgia)
- 私、「菜野花 美希」は「私立華龍学園」に通う高校2年生、人よりちょっと身長が低いだけの極普通のJKだ。 
 背が低いのはちょっとしたコンプレックスだけど、そのせいで街に出たら人から二度見されるけど高1だ。青春真っ只中なのだ。
 私の青春は朝ーーではなく夜、寮の二段ベットの下の段(私のベット)の上で始まる。
- Re: 菜野さんがログインしました【オリキャラ募集】 ( No.2 )
- 日時: 2016/07/28 11:10
- 名前: 花子 ◆jNtKvKMX4g (ID: XL6hbgia)
- 気持ち悪いほどに口をだらしなく開けてダラーンとベットの上で寝返りを打つ。手にはゲーム機、カセットは「攻略!ときめき王子様!」と書かれたパッケージを見れば分かる通り、「乙女ゲー」と言われるジャンルだ。 
 時刻は午前2時、もうこの姿勢で5時間は経過している。やはりにへーっとだらしなく口を広げながら画面の王子様を見る。
 あ、ヨダレ……もうどうでもいいや。
 『君だけが頼りなんだ………僕に……僕の側にいてよぉ!』
 「オケオケオッケーだよぉ。もぅ私がいないとダメなんだからぁ」
 「ナノ!うるさい!寝させて!?」
 同居人……、というか同級生のベット上段の「咲原 花音」がこちらを覗きながらに怒鳴った。
 「いやらぁ」
 内心うるさいと思いながらやる気のない返事を出す。もう3時間前ぐらいからこのやりとりだ。
 「もう!あんた半分は寝てるんじゃないの!?」
 「はぁ……まなと君かわいいよぉ」
 「ナノ………あたしの話聞く気ないよね?……」
 『菜野花さん?………僕の側にいてくれるの?ありがとう!』
 「まなと君のためなら地獄の果てまでついてくよぉ」
 「………ナノ?」
 画面の向こうの王子様、「まなと君」
 ショタショタショタみたいな見た目だけど仲良くなると起こるイベントでかれこれ3回dead endになった。……意外に攻略が難しいキャラだ。
 くそぅ、と思いつつゲームしてたらいつの間にか好きになってたタイプだ。あざとい、あざとすぎてかわいいよぉまなと君……!
 「……学園のプリンセスがこんな人だって知ったら世の中の男性は悲鳴をあげそうね」
 「2次元が振り向いてくれるなら私はどうだっていいのっ!」
 私の学年のプリンセスという称号はまた後に伝えるね!って誰に話してんだろ?
- Re: 菜野さんがログインしました【オリキャラ募集】 ( No.3 )
- 日時: 2016/07/28 11:15
- 名前: 花子 ◆jNtKvKMX4g (ID: XL6hbgia)
- 咲ちゃんが呆れ交じりにため息をついた。 
 「……そう。もうあたし寝るわ。サウンドオフにするかイヤホンしてよ」
 「あぃ」
 「聞いてんの?」
 「あぃ」
 『本当?本当ニ僕ノ側ニイテクレルノ?本当ニ?本当ニ?本当ニ?本当ニ?』
 っ!これはっ!
 「ヤ・ン・デ・レ・きたぁぁああ!」
 「うるさぁあい!!あたしの話きていた!?」
 「聞いてなかった!!」
 『ねぇ、僕ノ話キイテヨ』
 「聞くよぉ!」
 「………もうダメだこの子」
 同居人は呆れて寝たけどキタコレヤベェ!ヤンデレきましたこれぇぇええ!ここで縄を持ち出してくるから余裕顏で受け流して縛られないようにしないとっ!
 そして笑顔で微笑むんだ、「大丈夫、まなと君の側に私はずっといるの。だからまなと君も私を守ってね(ドヤァ)」って!!(妄想)
 『僕ノ物ニナッテクレル?ネェ、ネェ菜野花サン!?』
 [A:もっちろん]
 [B:いいえ]
 [C:それよりあっちで遊ばない?]
 最後の選択、ここでの選択が主人公の生死を分ける。確かCはさっき死亡した。ここは慎重に死亡しそうなAを……!
 『……!!本当に?あ、ぼ、僕なんて恥ずかしいことして何だろう!?わぁあ〜わ、忘れて!……?でも菜野花さんは僕の物になったの?』
