コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 僕の隣にはいつも君がいた。第2部
- 日時: 2016/05/01 09:45
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=41234
- 皆さんこんにちは^ ^ 
 火野カフカでございますd(^_^o)
 この度、僕の隣にはいつも君がいた、を完結させまして、第2弾を作りましたV(^_^)V
 ぜひ、これからもよろしくお願いします♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.19 )
- 日時: 2016/04/29 02:19
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- 私の部屋からは、公園が見えない。 
 「宇宙、オッケーしたら...」
 冗談半分に言おうと思ったけれど、地味に自分が傷ついたのでやめておいた。
 ガチャ
 「おかえりなさい。」
 下の階でカフカさんの声が聞こえる。
 ドンドンドン
 階段を登る音が聞こえて、咄嗟に布団の中に入った。
 ガチャ!
 乱雑に開いたのは、隣の部屋の小春ちゃんだった。
 (あれっ...もしかして)
 嬉しくもあり、友人として悲しくもある私の考えは当たっている方向で検討していいだろう。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.20 )
- 日時: 2016/04/29 02:24
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- 「ただいま...」 
 下の階から、宇宙の声が聞こえて、布団から顔を出した。
 ゆっくり階段を降りると、宇宙と目が合い、宇宙は苦笑していた。
 「なんかあったの?」
 言った後で後悔する。
 なんでこんなこと聞いちゃったんだろう...
 小春ちゃんに聞こえてるかもしれないのに...
 「いや、特に何も...それより宿題多かったね〜」
 何となく話をそらす宇宙に乗って、
 「だね〜全然分かんないよ〜!」
 と、言ってみせた。
 「暇だし、教えよっか?」
 宇宙の何気ない一言に賛同してしまった。
 これが、後に大きな失点となることなど知らずに。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.21 )
- 日時: 2016/04/29 14:29
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- ある日、学校の授業に退屈している時。 
 「では、今日の授業は終わりです。」
 えっ?
 時計を見るとまだ一時間目が終わったあたり。
 クラスの誰かが
 「先生!まだ一時間目ですよ?」
 と私が思っていたことを聞いていた。
 「これから、魔力の増加を図るための練習を行います。皆さん、汚れても良い服を着て外へ出てください。」
 そう言って、先生が教卓から降りた。
 「宇宙?大丈夫?顔色悪いけど...」
 いつもは凛として綺麗な赤い瞳が、今日は揺れ動いていた。
 さらに、透き通るような肌は色味を無くしていた。
 「えっ、あっあぁ、だっ大丈夫だよ...」
 いつも以上に噛んでいて、むしろ大丈夫感が無い。
 「気分悪いんだったら休みなね...」
 そう言って席を離れると、小さく
 「そうじゃないんだよね...」
 と聞こえた。
 「桃奈っ!」
 廊下に出て、ロッカーから体操着を出そうとしていると、優に話しかけられた。
 「何か?」
 「つれないなぁ〜」
 「あっそうだ。あんた、宇宙に何か言ったの!?」
 「ふふっ情熱的な目だね」
 「笑い事じゃない!!」
 ついつい大声を出してしまった。
 「ただじゃ置かないから。」
 そう吐き捨てるように言った
 「もう、僕の目は青いよ」
 ブワッと全身の毛が弥立つ思いをした。
 「遅いんだよ、今も昔も。」
 その言葉を最後に私の意識は途絶えた。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.22 )
- 日時: 2016/04/29 14:38
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- 宇宙side 
 「宇宙くーん」
 入学式の日、桃奈の幼馴染み(?)の優さんに、
 「間違えた〜王様〜」
 って言われた。
 「ほら、立ち止まるってことは、図星ってことでしょ?早くしてよね、これでも俺、気が短いんだよ。」
 口調が荒くなり、恐怖で自然と指先が震える。
 「なぜ、知っているのか教えてもらおうか。」
 禁断の魔法に触れてしまった僕は、もう戻らない。
 さようなら、僕。
 「遅かったな。」
 「お前の力なんか、嫌いだっ!」
 「しかし、受け入れたではないか?」
 「使いを送るなんて卑怯だっ!」
 「ふっ、まぁ良い。お前も終わりが近づいているんだ。諦めろ。」
 「っ!」
 「理性が保てている間に、生きたいと懇願するんだな。」
 「う...るさ...ぃ...」
 「さぁ、楽しい戦争にしなくてはね」
 宇宙の姿のまま、俺は演じきる。
 自分を抑えられるところまでね。
 愉快な笑い声は闇に消えた、消えていった。
- Re: 僕の隣にはいつも君がいた。2 ( No.23 )
- 日時: 2016/04/30 04:22
- 名前: 火野カフカ (ID: EHM01iHp)
- 桃奈side 
 「...うっ...」
 目が覚めたら、少し明るい部屋で寝ていた。
 「起きましたか?」
 「はい...えっと私はなんで...此処に?」
 「私は、灰原白奈と申します。貴女と同じ天使属です。これから、聖戦の兆しが訪れます。それを確認していただくため、日本政府と契約の上、こちらに来ていただいています。」
 契約? 聖戦? 政府?
 話がトントン拍子に進み、よくわからなくなってしまった。
 「混乱しますよね、まぁ、これから聖戦を行うと思っていてくださればいいです。」
 少し困ったように笑う白奈さん。
 私はそれに合わせて、苦笑するだけだった。
 「あの...私は何をしてればいいですか?」
 「まぁ、ご自由にと言うか...特に規定はありません。」
 白奈さんの白く長い髪が揺れる。
 暇だな。
 宇宙、何してるんだろう。
 迎えに来てくれれば良いのに。
 寂しくなんて...
この掲示板は過去ログ化されています。

