コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.11 )
- 日時: 2016/02/23 10:24
- 名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)
 気がつくと僕は、フラフラと夜道を歩いていた。
 あのペンギン野郎を見失った袋小路だ。
 そこには僕1人。
 他には誰もいない。
 黒いダストボックス……。
 僕は辺りを見渡すと、地面に転がった大きな[バール]を見つけた。
 ※バール:建設道具(大小様々)主に解体作業に用いる。
 その黒い鉄のダストボックスをこじ開けると……
 中にあのペンギン野郎が折り畳まれて入っていた!
 『うそ!死体!?』
 僕は慌てて引きづりだすと、それは着ぐるみ?の様なスーツ?
 『何これ?ユルキャラ?』
 ダン!
 背中を何者かに撃たれた!
 ※OP曲流れまーす。
 『うわ!……って…変な夢みたーーー(汗)』
 夢だった……。
 すると、ほのかに、味噌汁のいい匂いがしてきた。
 と同時に松潤パイセンが、隣の部屋から呼びに来た……。
 『よう!カケル!起きてたか?』
 歯磨きしながら現れた。
 寝起きに歯磨きするらしい……。
 『あ……おはようございます』
 眠い目を擦りながら階段を降りると、テレビのニュースを見ていたお婆ちゃんが手を合わせて拝んでいた。
 『あーナンマンダブ ナンマンダブ……恐ろしやー』
 聞けば、全国各地に怪文書が届いたらしい。ソレは、爆破予告だった!
 全て同月同時刻。
 でも、僕はピンときた……。
 第六感とも言うべきか?
 メディアや群衆をこの爆破予告に注目させておいて、裏で何かを起こそうとしている輩がいるに違いないと……。
 実際、
 連続して起こった大型バス事故の背景では、事故に巻き込まれたIQ160の少女がその後、行方不明、遺体は発見されていない。
 どこかの組織に誘拐されたのか?
 不思議とその事実は公けの場所では、公表されていない……。
 この話は、姉貴が刑事シュガーキヨ(47歳)さんから聞いた極秘情報だ。
 シュガーキヨさんは、姉貴にゾッコンで何でも話してるらしい……。
 童貞喪失の年齢が34歳だったとか……w
 そんな要らない情報までも事細かに説明するキヨさんw
 姉貴も姉貴で面白がって、根掘り葉掘り聞いたらしい。
 僕は姉貴に誰にも言うなと、念を押されてるから、この話はまだ誰にも話していない。松潤パイセンも知らない事だ……。
 歯を磨き終わるとソッコーで飯を食う松潤パイセン。
 『いただきまーす!ガツガツムシャムシャ……ズズズーーー……なんか物騒な事件ばかりだな……モグモグ婆ちゃん飯お代わり!』
 『はやw……いただきます!ズズズ……うま!この味噌汁旨いっすねェ!』
 やんややんやと雑談しながら、たまにお婆ちゃんに行儀が悪いと怒られながらも朝飯を食べ終わると学校へ行く。
 というより学校へ行くフリをした。
 そして僕らは、黒いダストボックスの中身を確かめる為に、あの袋小路に向かった……。
 すれ違うチャリンコ。(自転車)
 行き交うチャリンコ。
 またチャリンコ。
 たまにバイク便。
 『なんだか今日はメッセンジャーが多いなぁ?』
 『え?そうっすか?……』
 言われてみれば……いつもの3倍〜4倍はいる。
 ソレは何処か機械的で不気味な光景だった……。
 つづく
 一旦CMでーすw
