コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ガンソルジャー マキノ ( No.12 )
- 日時: 2016/02/23 23:11
- 名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)
- 『カケル……今の見たか?』 
 『はい メッセンジャーって言うんですかね?ああいう人達……やたら多くないすか?今日』
 『そうじゃなくて……』
 『え?何がですか?』
 『いいか……最初に俺たちとすれ違ったメッセンジャーは 駐輪場に自転車を置いて既にあの歩道橋を歩いている……不思議と荷物は無い……』
 『え?ほんとだ?』
 『それから1人……2人……3人と経由して……見ろ……あの信号待ちのバイク便の荷物カゴに……最初に俺たちとすれ違ったメッセンジャーの荷物を積んでいる……』
 『え?マジっすか?』
 『それに俺たちとすれ違ったあの男……ホラ何故か尾行されている……こいつは事件の匂いがしてきたぜ!』
 『本当だ!つけてる方もつけられてる方も こうして見てるとなんだか間抜けっすねw……あれ?あの尾行してるのって姉貴の店にいた[橋を渡る男]じゃないっすか!?』
 『あ!そいつだ!何処かで見た顔だと思ったら!ロン毛のソバージュに土瓶眼鏡! 戦場ジャーナリストの[ロイズ中岡]だ!……それよりあのバイク便 !念の為に通報したほうが良さそうだな……』
 言いながら僕の方を見る松潤パイセン……。
 どうやら僕に警察へ通報しろと言わんばかりだ。
 『んー後で事情聴取されんのやだなぁw……そうだ!キヨさんに電話しよう!』
 僕は腕時計型のモバイルでキヨさんにコールした。
 だけど、留守電だった。
 ひとまず不審なバイク便が居た事と、その特徴とナンバーを留守電に残した。
 それより僕は、夢にも出てきたあの黒いダストボックスの事が、気になってしょうがなかった。
 僕らが歩いていると、遠くの方にコッチの世界の時間枠で、生活している松潤パイセンが、おそらく学校に向かうだろう方向へ歩いているのを見つけた!
 『やっべ!あれオレじゃん!どうしよ!カケル!』
 『ああー待って下さい……一旦落ち着け……んーと……僕が一人で行って今日は用事が出来たからと言って 遊ぶの来週にして来ます!んで忘れ物取りに帰るフリして松潤パイセンだけ学校に行かせます!』
 『うううううん!わかった!……で?俺はどうすればいい?』
 『何処かその辺に隠れてて下さい!……あ!そうだ!こっちの世界の僕に電話して足止めして貰ってもいいですか?2人が出くわしたらマズイんで!』
 それから作戦?通り?なんとか事なき終えて……。
 例の袋小路に辿りついた。
 僕らは、途中、ホームセンターでアングルカッター(鉄を切る大型工具)を購入していた。
 店員にむちゃくちゃ怪しまれたりはしたが……。
 『よいしょっと……ぐぎぎぎ!かてぇーー!(固い)おい!こんなんでホントに切れんのか?』
 『あー2人でやれば……なんとか……せーの』
 『『ぐぎぎぎぎ!』』
 バキン!
 『やった!』
 『フーーッてかバリ(バール)の方が楽に行けたんじゃね?』
 『……そうかもっすw』
 (まさか悪夢を見たからバールはやめたとも言えないし……)
 『よし……カケル!中身を見てみようぜ……』
 『はい!………ゴクリンチョ……』
 ジャキ!
 『そこまでだ!!動くな!大人しく両手を挙げて降伏しろ!』
 『え?……何?この武装集団……』
 『え?え?降伏って?……謎?……』
 つづく
 ※ED曲流れまーす。
 Kis-My-Ft2 eternal mind
 次回 【タイムリープして助けに来た俺らが捕まり……コッチの世界の俺らに助けて貰うってどいう事!?前編】
