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去年の冬の話。

夏も終わりかけですが
本当にあった怖い（かもしれない）話


『もうすぐクリスマスじゃん』

「うん、今年はクリボッチ」

『今年もだろ』

「いいもん！！！遥希いるし！！」


『俺は杏と過ごす気ないけど』

「ウッソ悲しい」


『クリスマスプレゼントって他校の子にセーターもらったんだけど』

「女の子？」

『うん。話したこともない子』

「マジか、手編み？」


『それがさ、手編みだったんだけど髪の毛を毛糸と一緒に編んだらしい』


「は？？？待ってなに言ってんの？？？
頭追いつかないっす」

『だから、毛糸と自分の髪の毛でセーター編んでそれを俺に渡したってこと』


「メンヘラ怖い」


それから遥希さんは手作りのものが受け取れなくなったらしいです（＾ν＾）


「ちなみにそのセーターどうしたん？」

『捨てたら祟られそうだし。
杏、いる？』


「いらない！！！」

『悠人にあげようかな』

「悠人くんかわいそう」