コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 失恋の木の下。シンデレラ 【参照1000超え感謝♪】
- 日時: 2016/07/07 19:49
- 名前: クラリネット (ID: 2aIbLYIF)
- お久しぶりです。クラリネットです。 
 時間がないので人物紹介はまた次回。。。
 とにかく「運命」をテーマとした恋愛ものです!
 目次
 プロローグ 「私の運命の人」>>02
 第1話 「運命の始まり」>>03〜17
 第3話 「変化」>>18〜27
 第4話 「何角関係?」>>28〜
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.1 )
- 日時: 2015/07/23 08:51
- 名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)
- 人物紹介 
 清水 美華奈(しみず みかな)…クールでしかっりしている。しかし、とてもさみしがり屋。仕事の都合上で、両親が帰るのが遅かったり、帰ってこないのはしょっちゅうの事。自分にも他人にも厳しい。
 優太の事が好き。
 戸田 優太(とだ ゆうた)…美華奈の幼馴染。明るく、美華奈に少々甘える面がある。美華奈の隣に住んでいる。萌奈の事が好き。
 遠藤 風太郎(えんどう ふうたろう)…まっすぐでピュア。単純な奴。アホ。優太と仲がいい。梨哀の事が好き。
 上丘 梨哀(かみおか りあ)…風太郎とレンとちさとの幼馴染。感情を表に出すのが苦手。
 星月 レン(ほしづき れん)…アイドルグループのメンバー。女子からかなりモテる。
 小笠 萌奈(おがさ もな)…女子力№1のモテ子。天然&のんびり。
 尾崎 ちさと(おざき ちさと)…幼い日から風太郎の事を想っている。おとなしい。
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.2 )
- 日時: 2015/08/03 11:01
- 名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)
- 美華奈side 
 いきなりですが、あなたは運命を信じますか?
 私は信じています。
 家が隣で。生まれたころからずっと一緒で。同じクラスで…。
 私にはそんな、運命を運んでくれた運命の人がいます。
 何回かの失恋を重ね、やっと気づいた。
 私、優太の事が好きなんだね。
 気付いたのは小学5年生の頃でした。
 私の王子様は優太。
 …そうでいたかったんだけどなーぁ…
 これは、2つの恋から3つの恋に変わりゆく中学2年生の時の運命の物語。
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.3 )
- 日時: 2015/07/25 17:15
- 名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)
- ぴーんぽーん…ぴんぽぴーんぽーん… 
 ウザいほどなり続けるインターホン。幸い、両親は仕事でいない。
 今、午前7時。朝ご飯を食べている最中。眠いんだけど。。。
 インターホンを鳴らした犯人はだれか。心当たりは1人だけ。
 私は苛立ちと共にドアを開けた。
 バンッ…「優太ぁ!時間を弁えろ!朝っぱらからなによっ!!!」
 「美華奈、俺コンパス無くしちゃった!貸して?」
 「そんなことでぴんぽんしないでよぉおおおお!」
 そういいつつも私は幸せだった。
 朝から大好きな優太と喋れた。
 私は優太と幼馴染で、家が隣という運命的なのだ。
 いや、運命なのだ。
 ずっと一緒にいるんだもの。運命に決まってる。
 この頃の私はそう信じて疑わなかった。
 これから、失恋からの大逆転という大ストーリーがあるとも知らずに。
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.4 )
- 日時: 2015/07/25 17:42
- 名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)
- 6月7日。月曜日。午前8時10分。いつも通り学校に到着。 
 今朝のぴんぽんの件で、少しハッピーな登校。
 2年6組教室には、部活の朝練の人たち以外はだいたい来ている。
 私の所属する吹奏楽部は、月曜日のみ朝練が休みなので、早めに教室にいる。
 午前8時20分。優太たち朝練組到着。
 今更だけど、コンパス借りるタイミング、今でよかったじゃない!
 まあそれも、嬉しい誤算ね。ナイス、優太。
 「優太ぁ!僕、コンパス忘れちゃってて…貸してくれない?」
 どこかの誰かさんみたいな依頼する声は、隣のクラスで、優太と同じ野球部の…誰だっけ?
 「ごめん。ふーたろ!俺もコンパス借りてるんだ!他あたって」
 そうだ思い出した。最近優太と仲がいい遠藤風太郎だった。
 ま、来年同じクラスにならなければ、私には全然関係のない事だけれど。
 「そっか…じゃあ、ちさとに借りよっかな?」
 へえ。あの人、ちさとちゃんと仲いいんだ。
 同じ吹奏楽部で1番仲のいい尾崎ちさとちゃん。
 大人しくていい子。私と行動を共にすることも多い。
 私にとって、いい友人である。
 きーんこーんかーんこーん…
 「やばい!予鈴なった!急がないと!バイバイ優太!」
 そう言って、遠藤風太郎はちさとちゃんのいる2年3組に急ぐのだった。
 こうして、私の最悪かつ、運命の日が始まった。
- Re: 失恋の木の下。シンデレラ ( No.5 )
- 日時: 2015/07/31 13:35
- 名前: クラリネット (ID: /owVWuqU)
- 優太side 
 今日は美華奈にコンパス貸してもらって助かったぁ。
 やっぱり、美華奈が幼馴染でよかったな。
 美華奈はすごくいい友人であり、大事な幼馴染だから。
 今日は朝練。憂鬱だな。。。眠いです。
 「おう!ふーたろおはよう!」
 「おはよう〜優太遅かったねぇ」
 そう言ってニコっと笑うのは、俺と仲のいい遠藤風太郎。
 通称「ふーたろ」だ。
 マイペースでピュアで少し馬鹿な奴である。
 それはともかく、今日は覚悟を決めなきゃ。
 放課後、昼休みに誰もいない裏庭にあの人を呼び出した。
 「優太〜どうしたの?」
 そう、俺の好きな人。小笠萌奈である。
 そう、覚悟を決めて…
 「萌奈、俺、萌奈の事が好きでした。付き合ってください!!!」
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