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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: オカルト研究部には天使がいるっ!合作 参照2万感謝! ( No.75 )
- 日時: 2015/03/05 19:24
- 名前: 夕陽 (ID: IcK/upD1)
- 23話 天界のカケラ〜山〜 
 「次のカケラは山に行くか」
 翔太がこの言葉を言ったのが数十分前。
 オカルト研究部員は今、山にいた。
 * * *
 「でもこれ、山っていうより丘じゃね?」
 和輝が山を見ていう。
 確かに、山と言うには高さが足りない気がする。
 小学生でも上るのに1時間もかからないだろう。
 「確かにそうだね! でも険しいところじゃなくて良かった〜」
 安堵の表情を浮かべているのは奈美。
 あまり体力がないので簡単に登れることにほっとしたのだろう。
 「早く登らない?」
 早くカケラ探しをしたい綾乃が皆を急かす。
 「そ、そうですね。日が暮れると大変ですし……」
 冬は日の入りが早い。
 「じゃあ行くか」
 翔太を先頭にオカルト研究部員は歩き始めた。
 * * *
 「やった〜。何とか登りきりました〜」
 嬉しそうな紗奈の声が上がったのは登り始めてから40分程たった頃だった。
 「……カケラ、どこにあるの?」
 隼人が天使に聞く。
 「確か、異世界とつながっているところに現れるはずだから一番大きい木の根元が怪しいと思うのだ!」
 どうやら天使いわく、天界のものは異世界につながりやすいらしい。
 そして天界のものは綺麗だったり、立派だったりすることが多い。
 木でいうと大きい木ということだ。
 「なるほどね。じゃあ手分けして探す?」
 「皆バラバラでやるの?」
 「流石にバラバラになるのは後々面倒だし、ニグループ位に分かれるか。男子と女子で」
 奈美の問いに綾乃が答える。
 『了解!』
 こうして男女別れて山を探索することになった。
 1時間後にてっぺんであう約束をして。
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