PR
 
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 『空恋』短編集*リク・挿絵リク受付中 ( No.5 )
- 日時: 2016/03/24 12:57
- 名前: K(*^▽^*) (ID: Uj9lR0Ik)
- 『夕焼け空に』 
 「あ」
 部活帰りの途中、反対の歩道に君がポッケに手を入れながら歩いていた。
 「よし」
 顔をニマニマさせながら近づいて笑いをこらえる。
 あと少しあと少し、、。
 君の大きな背中が目の前_手をポンッと押そうとした途端君が振り返った。
 「何だよ、ストーカーさん」
 「うわっ!!」
 び、び、びっくりしたー!
 バレてたのか、、ちぇっ。
 「バレバレ、、もっと上手くできないの?」
 笑いながら歩き出す。
 「悪かったですね〜上手くできなくて!」
 水色の空にオレンジ色の夕焼けが綺麗に演出されていた。
 君を見つけるのは私、、得意なんだ。
 校内でも、いつも一番に君が視界に入る。
 それだけは誰よりも、、なーんてね。
 「ねー、、来年もおんなじクラスかな?」
 「、、さーなぁ」
 「なるといいなぁ」
 「、、、、、、。」
 「うわ〜、、最低」
 膨れっ面をしてそっぽを向いてやった。
 可愛くないん、、「うそうそ。なるといいな」
 ポンポンと君が笑って私の頭を叩いた。
 
 それだけで頬が熱くなる。
 「背、伸びだね。いーな」
 「お前は変わらないな」
 「毒舌!」
 「怒るなよ。ハハ!」
 馬鹿にされてる、、。
 あと少しで変わっちゃうんだよなぁ。
 さみしいなぁ、、「でもよ」
 君が少し先を歩きながら口を開いた。
 「クラス離れても、お前、小さいしうるさいからすぐ見つけられるだろ。」
 「え、、////」
 ズルいな。
 そんな風に言わないでよ、アホ。
 「、、私小さくないし〜うるさいが余分です〜」
 「え〜、、うるさいだろ」
 「、、私も」
 「いつも見てるし///」
 そう呟いて
 君の顔が赤く見えたのは夕焼けのせい?
 PR
 
 
 
