コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- いつか、きっと。
- 日時: 2015/12/29 23:52
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
どうも、湯桁のろまと申します。
いや、今日も寒いですね(><)
そして今年も残り僅かで終わりますね・・・早いものです。
さて、今回から新しい小説を書いていこうかなと思い、悩んだ末に至った結論が、「よし、恋愛系にしよう!」というw
実は私、恋愛系を書くの初めてに等しいといっても過言ではないんです汗
ですので、元々文才も全く皆無な私が今やろうとしている事は完全自爆行為ですw
どうかあまり期待しないでやって下さい(元からお前に期待なんかしてねぇよ)・・・ごもっとも▽・x・▽
・・・コメント、是非、是非是非z・・・オッォお待ちしておりやす←
|x・)))
- Re: いつか、きっと。 ( No.23 )
- 日時: 2016/01/06 21:12
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
桜坂君くらい「かっこいい」と思う様なイケメンなんて、これまでにだって沢山見てきた。
しかし、桜坂君だけは違った。
自分とは違う何かを持っていて、それが一体何なのかを知りたいって思えた。
そしてこんなに誰かの笑顔で心が温かくなったことは今までなかった。
初めて、そばに居れたらなって心の底から思えた。
出会った時から、桜坂君の事しか見ていなかった。
ううん。桜坂君しか見ていたくなかったのだ。
知りたいと思うから、見てしまう。
桜坂君だけは、「かっこいい」だけで終わらなかった。
その先があった。
ただの憧れなんかじゃない。
だって、こんなにも胸が語っているじゃない。
どきどきと、落ち着くことなく鼓動は踊り続けている。
好きなんだって、語りかけている。
柚葉は、胸にそっと手を当てた。
「桜坂ー、買いすぎだって!」
「んあ?そうか?」
購買から戻って来た桜坂君を見る。
すると、お互い目があった。
桜坂くんが、くしゃっと笑う。
キュン・・・
・・・ほら、また鳴った。
胸が、「好き」と答えている。
柚葉は、頬が熱くなっているのを感じながら、初めて桜坂君に笑顔で返した。
- Re: いつか、きっと。 ( No.24 )
- 日時: 2016/01/07 21:18
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
0.3きっかけ
新学期が始まって一週間が経つ頃、クラス内で大体のグループが出来始める時期。
柚葉と雪乃達もまた、新たな友人が出来ていた。
雨宮沙織。
部活は美術部に所属しており、授業での芸術選択では、柚葉と同じ美術をとっている。
性格は非常に温厚で、困っている人を見ると放っておけない優しい心の持ち主。髪型は耳の少し下辺りに二つに結んでいて、毛先が軽くウェーブがかっている。少しブカブカのセーターが、より可愛らしさを引き立てていてとてもよく似合っていた。
「雪乃ちゃんと柚葉ちゃんは、去年も同じクラスだったんだ?」
「うん!びっくりしたよね」
「そうねぇ、柚葉と嬉しさのあまり抱き合ったっけ!」
「それ、雪乃が一方的にやっただけだからね?」
じとっと雪乃を見る。
そんな二人の会話に、沙織は楽しそうにふふっと笑った。
「何か、二人となら、この一年楽しくやっていけそうかも」
そう言って、沙織はにっこりと笑った。
放課後、清掃の時間になり、柚葉と雪乃は「また明日」と沙織に別れを告げると、教室掃除の為ホウキを取り出す。ちょうどあと二つだったので、残りは塵取りのみとなっていた。
- Re: いつか、きっと。 ( No.25 )
- 日時: 2016/01/08 09:15
- 名前: めっつ 藍劉混 (ID: M1RDs2BR)
日本は独島もんだいについて反省をしていない
- Re: いつか、きっと。 ( No.26 )
- 日時: 2016/01/10 22:18
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
すると、うしろから桜坂君の声がした。
「俺、塵取りやるよ」
突然の接点に柚葉は同様する。
まさか、掃除場所が一緒だったなんて!
どうしよう、何て言って渡そう!
えっと、えっと・・・!
「あ、うん、ありがとう!」
やっとそれだけ言った。
きっかけって、自然と出来るものなんだ!
今まで、きっかけとは自分が動かないと出来ないものだと思っていた。
確かに、自分から行動を起こさないとなかなかきっかけやチャンスは巡って来ない。
しかし、それだけではない。その時自然と巡ってきたきっかけやチャンスをどう利用していくかが非常に大事になってくる。
つまりは物の扱い方と同じだ。利用者の扱い方次第で効果具合も変わってくるのである。
いかに、相手とどう接していくか。その"接点"と言う名のチャンスを上手く利用出来るのは他の誰でもない、自分しかいないのだ。そのチャンス、無駄には出来ない。
今回自分はちゃんと上手く接する事が出来ただろうか?
上手く利用出来たのかな?
・・・それは、正直よくわからない。しかし、自分が後に後悔しなければそれは成功したと言えるのかもしれない。
そんな風に思った。
- Re: いつか、きっと。 ( No.27 )
- 日時: 2016/01/10 23:55
- 名前: 湯桁のろま (ID: Cyd1DlTj)
04.もしかして
「桜坂君って、好きな人いないのかな?」
柚葉は、ふとそんな質問を投げかけてみる。
「本人に、直接聞いてみれば?」
ニヤニヤしながらからかう雪乃。
この人は、本気でそんなふざけた事を言っているのだろうか?
「そんなの、聞けるわけないでしょ!」
「でも、確かに桜坂君が誰かと付き合った事って、ないよね」
沙織が「何でだろうね?」と首を傾げる。
「桜坂君てすごい人気だから、結構告白された事あるはずなのに、誰とも付き合おうとはしない・・・なんでだろう」
雪乃の言うとおりだ。可愛い子なんて、いくらでもいるはずなのに、桜坂君は全て断っている。
「まさか恋愛感情自体持ってないとか・・・」
「うーん・・・私が思うに・・・」
雪乃の言葉を遮ったのは、沙織だった。
「他に誰か好きな人がいるんじゃないかな?」
その言葉に、柚葉はグラッとした。
「えーー・・・?」
それは、一番聞きたく無かった言葉だった。
自分は桜坂君の事が好きで、でも桜坂君は別の誰かの事が好き。そんな事、考えただけで胃の中が掻き回されている様な感覚になる。考えたくもなかった。
この掲示板は過去ログ化されています。