コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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約束の剣〜デスゲーム〜
日時: 2015/12/26 21:22
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: de3JMXRw)

第零章  プロローグ



 ———マッドサイエンティスト。

 それがどれほど恐ろしい存在なのか、私はまだ知らなかった。
 私は勇者と出会う『運命』であり、その中で死ぬ『設定』だった。
 私は『いくつもの記憶』を持っている。そして何故か何度も時は戻り、同じ結末を招く。

 変えることのできない運命。

 それ以外にどんな言葉が当てはまろう?
 そう、私は『作られたのだ』。始めは私も生きる事に必死だった。短い命だったから。それでも、運命は変わらなかった。だから、いつしか私は運命と、そう思い、諦めていた。

 そしてそこに現れたのが『彼女』。

 『彼女』は私が知らない人だった。
 つまりそれは、何かが原因で運命の歯車が回り始め、自分の将来への道が開かれたのかもしれないという事。
 私は希望を持った。そして、生きる事を感じた。生きているとそう思う事が出来た。
 私のもとにやってくる勇者様達は少し特殊だ。
 馬鹿も子供っぽい子も、男も女も、私のもとにやってきた。しかし、その容姿は全て似たり寄ったりで数パターンしかなかった。でも、『彼女』は今までの誰とも違う、お茶目な美少女だった。

「また、生きられる」

 私はいつか死ぬのかもしれない。また、今までと同じように。
 けれど、生きたい。今の私には護りたいものがある。
 だから私は笑う。

 ———たった一人、主と決めた人のために———


☆目次☆
 第一章  イベント1は奇跡? >>3 >>4 >>5 >>6
 第二章  眠りの森の美女 >>7 >>8 >>10 >>11 >>12 >>13 >>14
 第三章  古代竜 >>15 >>16 >>19 >>20 >>21
 第四章  増えた仲間 >>22 >>23
 第五章  トランプの里 >>24 >>25


・キャラクター選挙☆ >>18
・物語設定 >>26 >>27 >>28

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Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.20 )
日時: 2015/11/25 21:45
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: laaGvqHD)


第三章  古代竜


〜4〜


「おおぉ!ここが競技場!」
「ルーシーさん、来た事無いんですか!?」

 私の場合はレベルは足りているのだが、どうもクエストに興味が無いためか、アリーナ関係のクエストをクリアしていないんだな。イコール、アリーナには来れない。
 別にストーリーに関する物でもないし。まあ、私の場合はそもそもストーリーにさえ関与していない。そのため、説得力は皆無だ。

 そんなこんなで、私は外で待機。サーヴェルが中で呼びかけ。
 ……とするはずだったんだけど。
 サーヴェルまでもが外に居ると言う事態になり、今に至る。

「とりあえず、さっきみたいに呼びかけたら?」
「そうですね」

 サーヴェルが息を吸い込み、古代竜が云々を話し始めた。すると、予想通りというか、周りに人が集まり始めた。

 ……なんと言うのか、馬鹿にして、よってたかってきた。

「おいおい、そんな軽装で挑むつもりか?」
「お前ら死ぬぞ」
「お譲ちゃんの方は武器も持ってねえじゃねえか。魔術師か?」

 なるほど、こう来たか。
 さすがに予想外の反応だった。

 だってだって、私が魔術師だって、気付いてくれた人がいる……っ!
 感激である。

 ちなみに武器の方はちゃんと装備している。ただし見た目がライトセイバー的なものなので、鞄に入れてるから見えないんだよね。
 その鞄はと言うと、腰にくっついている。

「どうするかなぁ……」

 私はサーヴェルの後ろに立ってその成り行きを見守っているだけである。
 私の名前を出せば、先ほどの有名度具合、知名度のおかげで人は集まるかもしれない。


 ———でも、それじゃつまらないじゃない!!


 サーヴェルは私の名前を出す作戦にしたかったようだが、それはこの発言によって消え失せた。
 人を集めたいのか集めたくないのか、ただ遊んでいるだけなのか……。よくわからない人、というのがサーヴェルの中の私の評価に加わったかもしれない。

 言っておくが、私は自由奔放なので。期待するだけ無駄だよ!私に普通になれ、という方がおかしい。

「んじゃ、ま、とりあえず行ってみるか」
「え」
「ん?だって誰も集まらないし。様子見だけだから」

 かなり疑われてるね、私。
 おかしい。サーヴェルは私との付き合いは短いはずなのに。

 と、言う事で。
 半ば私が無理やり連れてきた形だが、古代竜がいるはずの谷までやってきた。

「……やっぱり、いないねー」
「そうそう簡単には見つけられないと思います」

 ですよねー。

「さて、どうするかなー」

 私が独り言を言うと、そのとたん、ドシン、と音がしまして。ついでに振動も来まして。

「お、これは」
「ビンゴっぽいね」

 私たちの目の前に、今しがた現れた真っ白な竜。これがまさしく古代竜。

「ていやーっ!」
「ふぇ?」

 そして、その背後から現れた、おそらく人であろう影。

 ……全く気付かなかった。

 私たちは遠くから岩に隠れていて、そのためか自分たちと比べた時の相手の大きさが分からない。だけど今分かった。

 ドラゴンでかっ!!
 人が馬鹿みたいに小さいのなら別だけど。

「いやぁ、想像してたのよりもでかいね、あれ」
「で、ですね」

 後から追加みたいに、そのくらいの反応で終わらせるあなたにも感心です、とか言うのは私には聞こえてないよ!

「あっちはPTか〜」

 うわ〜、ドラゴンかっけ〜。人間達に気付かなかった理由の一つとして、実はドラゴンがゆったりおったり、くつろいでいた事も入ってるんだけど。

「って、またPTが来た!?」

 なんか、狙われてるよー、大変だね。
 もちろん、自分たちも狙っているという事は棚に上げている。

「お、HP減った!」

 全く助けに行く気は無い。

 サーヴェルは古代竜のステータスを見ながら言う。

「今のところ、攻撃は尻尾とブレスと、蹴りやら突進?かな」

 今まで以上にHPが削られた事に驚いてか、ドラゴンが凶暴化した。

 結構強いね。
 一撃でプレイヤーのHPの7割ほどを削っている。

「あの、ルーシーさん、助けに……」
「ん、ま、いーよー。んじゃ、行こっか」

 私はまるで散歩にでも行くような調子で言う。
 ここに来るまでに証明した事。戦闘前だから、一応確認しておこう。
 剣についてがほとんどだ。というか、それしか無い。

 二本の剣(ライトセーバー、ルーシー・談)についてだが、簡単な魔法なら掛けられる。さすがにスマッシャータイプは駄目って言われた。
 でも、ボールタイプならオッケーらしい。イメージとしては、剣を横凪にふるえばその属性の攻撃がその剣の軌道にあわせて飛んでいく……かな?やったこと無いからわかんない。

 早速試してみたい!
 ちなみに命中率はどの魔法にも適応されるらしい。しかし、通常攻撃は関係ないとか。逆に、攻撃力25倍は通常攻撃のみ。魔法は変わらないらしい。
 もう、私って最強だね!

「エリアハイヒール!」

 私が叫びながら突進していく。
 一斉に全員がこっちを向いたけど、気にしない。

 まあ、まだ装備なしに見えるもんね。仕方がない。
 おっしゃ!斬りつける瞬間に剣を出現させるぞ!パフォーマンスだ、遊びではない!

「はっ!」

 ———シャキーン!
 的な感じでやってみた。……悲しいかな、中二病……。

 斬りつけた後、ドラゴンを駆け上がって頭を蹴り———ごめんなさい、ドラゴンさん———空中に跳ぶ。ちなみに、ここはゲームの中なので身体能力が大幅にアップしている。現実でこんな事が出来たらオリンピック級だ。優勝間違いなし。

 そして相手のステータスを確認。
 MPは削れていないが(防御にあてて減っている可能性も)、HPは少し削れていた。
 通常攻撃でここまで削れるなら十分!一気に落とすぞー!

 着地点にドラゴンがいたので———そうなるように仕込んだのだが———、剣にそれぞれ火と水をまとわせて順番に斬りつける。


 ———グオオオォォォ!!


 あ、怒った。
 大丈夫、私にそんな脅しは効かないわ!

 その後、私は攻撃をきれいに避けながらドラゴンをフルボッコしていたのだった———


———


 ルーシーのチートとサーヴェル君を登場させるというのがこの章の目的ですww

 次は第三章最後の掲示板ですよ〜

Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.21 )
日時: 2015/11/26 18:21
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: laaGvqHD)

第三章  古代竜


〜5〜


〜ルーシーファンクラブのためのスレ・1〜

シシル:聞いたか?
    ルーシーがやったらしい

名無しさん:エンシェント・ドラゴンだよね。遠くから見てたけど、凄かったわ〜
      すっごいきれいだった。おまけに強い!

くえくえ:な、何だと!どこでだ、情報をくれ!

ローズ:えー、ずるい!私も見たかったのにぃ〜!

マリア:それは同感ですね

くえくえ:俺は無視かっ!

シアン:より一層、磨きをかけているらしい。まあ、パートナー・・・武器が「あれ」だからな・・・

アーナ:最初から最後まで規格外だったね〜

くえくえ:武器・・・二刀流か!?

名無しさん:ねえ、何で過去形?まさか死んだ?

シシル:私の知る限り彼女は健在だ

くえくえ:・・・おーい

シアン:やはり尊敬するな。いつかあいつに追い付きたい

マリア:そうですね。いつか全員でルーシーと戦えるように

くえくえ:誰か相手にしてくれよ〜!完全無視は悲しいぞ!

シシル:煩いぞ、蚊よ

名無しさん:全く、いいところなのに

くえくえ:やっと相手にされたけど嬉しくないっ!

ローズ:以上、〜ルーシーファンクラブのためのスレ〜ならぬ、〜くえくえ苛めようクラブのためのスレ〜でした!

シシル:次回、〜くえくえの暗殺計画用のスレ〜です。お楽しみに

名無しさん:では、またの機会にお会いしましょう。

マリア:ごきげんよう

アーナ:バイバーイ!

シアン:さようなら〜

ローズ:グッバ〜イ!

くえくえ:いじめだ・・・。早く落ちたい・・・

シシル:落ちる=死ぬ?

くえくえ:違うわっ!ログアウトだよっ!PK野郎め!

名無しさん: <注意>この場合の「落ちる」は、ログアウトの事を指しています。
      決して、攻略の意味はありません。
      よって、直前の「暗殺云々」とは無関係です。

くえくえ:・・・本当か・・・?


———


 こんばんは、アウリンです。ストックが着々と減っていきます。ドウシヨウ。
 まあ、なんとかなるさ!っていう方面でやってます。

 とくに話すこともありませんが、今日もちゃっかり宣伝してきました!パソコンが使えないとか、試験前なので取り上げられた、とかいう子がほとんどでしたが。

 さてさて、次は第四章、突入です!(あ、目次書かなきゃ……)

Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.22 )
日時: 2015/11/26 22:32
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: laaGvqHD)

第四章  増えた仲間


〜1〜


「居たぁぁぁっ!!」
「うわぁっ!?」

 スキル姉さんの店でダブったスキルを売っていると、後ろからいきなり大声が飛んできた。

「な、何?」
「さ、さあ……?」

 私たちは揃って後ろを見る。

「ルーシーだろ、お前!」

 うえ、気持ちわr……何故それを知っている。

「俺と決闘をしてくれ!」
「……いきなりですか」

 グガーッ!だから私は競技場には入れないのっ!

「お前の実力が知りたい」
「……」

 変な人がここに居る。

「リアルでの名前は?」
「へ?何故それを今聞くんだ?」
「……戻ったら精神病院を紹介してあげようかなーと」
「……皆、揃って俺を苛めるよな……」

 その人物が遠い目をする。
 何か過去にあったのかなー?

 ちなみに私はこの時、彼の言う『苛めてくる人』が自分の知り合い多数とは知らない。

「俺の名前はくえくえ。目当てはその二刀流だ」
「これ?」

 渡すのは惜しいなー。結構かっこいいし、気に入ってたんだけど。

「それで決闘を?」
「ああ。そうだ」
「……少々お待ち下さい」

 私は言うと、相手のレベルを確認、早速クエストボードのある斡旋所に向かった。

「え、あ、おい!逃げるなー!」
「……あなたが逃げる羽目にならないかが心配です」
「ふぇ?」
「いえ、なんでもないので気にしないでください」

 サーヴェル君はなんか大人になったねー、私の無茶に振り回されたせいでは、ない……と思う、たぶん。

「あの人、アリーナに入れないんです」
「え?なんで?もしや違反で追い出された?」
「いえ、彼女は、クエストを受けていないので———」

 「ぶはぁっ!はぁ!?」と、誰かが噴き出す音が聞こえた。空耳かもしれない。最近はいろんな人の幻聴が聞こえる。
 盛大に噴き出したねー。

「……汚い」

 私はその言葉を残して店を去った。


 数時間後。
 クエストをクリアして、私はアリーナへ来ていた。

「えーと、ルーシーです。どうも」
「よっ、ルーシー」

 くえくえがこちらへやってきた。
 なんかこの子って不器用そうだよね。ザ・少年漫画の熱血男子。可哀想に、いじりたくなっちゃうなー。

「ルールは簡単!急所は狙わずに攻撃を繰り返し、KOもしくはギブで試合終了」
「ふぁーい」

 あくびをしながら返事をしたら、何とも気の抜けたものになってしまった。

「さあ、来い」
「お先にどうぞ」

 私がくえくえの言葉にそう返すと、彼は一瞬ムッとしたようだった。

「んじゃ、お構いなく!」

 一瞬でくえくえは詰めてきた。
 私が思っていたよりもスピードが速かったから、一瞬驚いた。

 スピード重視のタイプか……。おそらく、それ用のスキルを使用している。

「ふふふ……面白い」

 私が少し俯いてから笑って言うと、くえくえの顔が引きつった。

(ま、まさか、狂人系……?そう言えば掲示板に戦闘狂っつーか、人が変わるって書いてあったような……)

 ちなみに本人は自覚しまくりの演技である。

「よっしゃー!おもしれぇっ!!」

 私はスピードはさほど速くない。が……。

「ルーシー選手、勝利ーっ!」

 アリーナにそんな声が響き渡った。どこかで聞いた事のある声だったから、私に関わってくれたアリーナのスタッフの誰かだろう。
 うんうん、強かったと思うよー、普通の人にしてはね?
ざーんねん!私はふつーの人じゃないの!自分で言うのもなんだけど、チートなの!

 勝手に自己完結し、試合も終わった事だし、そこに倒れている人は知らないふりして帰るとしようか。

「……ほっとくのかっ!」
「あら?幻聴が……」

 私はあたりを見回して言う。うん、下から声が聞こえたような気がしたけど。んでもって、見えてるけど。

 ……知ーらないっと。

「おーいっ!待てこら!」
「あら回復早い」
「見えてただろ」
「あら、つい口が滑って……」

 知らないふりをするのが一番妥当だと言うのに。私もまだまだである。鍛えなければ。

「お前のその鍛える方向はどっちにだ!?」

 ちょっと遊んでみよー。掲示板にある私の偽の姿も、面白そうなので利用してみる事にした。

 大人しい子、だよね?

「おい、お前、黙って知らないふりするのやめろ」

 ひーどーいー、女の子に向ける言葉にしては、ちょっと強すぎるぞー。
 女の子の接し方が分かっていないのかしら。照れなくても良いのにねー!うふふ……。

「し、知らないふりとか、そう言うのではなくて、ですね、えっと……」

 サーヴェル、笑うな。
 例えこれが彼で遊ぶ、私の好奇心や欲を満たすための演技だと分かっていても!

「……おい、どうした?壊れたか?」
「あうぅ……こ、壊れてなんか、いませんよ!……た、ぶん……」
(噂は本当だった!こいつの頭はどうなってやがる!)

 あたふたとしはじめました、くえくえちゃん。

(かーわーいーいー!)

 最近の子たちの真似をしてみるとこんな口調になるのである。以前誰かに言い、お前はどうなんだ、と突っ込まれたのは記憶に新しい。
 このまま遊んでいるのも楽しそうだったけど、サーヴェルの視線が痛いので適当に止めておく。

「あの、よかったら一緒に旅しませんか?」
「え?」
「サーヴェル君も」

 二人を誘ってみる。
 ……いかん、君付けなどしてしまった。これもオプションか。

「ダメ、ですか?」
「いや、それは……」
「僕は良いですよー」

 くえくえがあたふたしてるのに、サーヴェルはあっさり了承。
 勧誘お願いね、PTをくみたいの、メンバーほしいの、んでもって一人はとーっても寂しいの!
 決して苛めるの楽しいとかじゃないよ!

「良いんじゃないですか。デメリットもありそうですけど、メリットもあると思います」
「……ちなみにそのデメリットとは……」
「苛めです。大丈夫、可愛いものです。死にはしませんから」
「余計に性質が悪そうだな」

 なんか酷い事を言ってるなー、私も参加しよ、っと。

「気にしない気にしない」
「「お前が言うなっ!」」

 あらー、二人とも意気投合!ってわけでPT組もうねー(ほぼ強制的に)。

「サーヴェル、お前本音は?」
「彼女を敵に回したくないので協力はしません」
「アリガトウ」

 それからモンスターをバンッバン殺してたら、なんかフラグたっちゃいました!

「これは……」

 不思議の国?アリス?一応マップでは「トランプの里」となってまーす。

「間違いないね」

 私が楽しそうに言ったら、免疫のない誰かさんがやられちゃった、あはは、ごめんね!大丈夫、隣の人みたいにいつかは慣れるさ。
 ……慣れって怖いねー。

「とにかく……」
「とつげーき!」
「そこは落ち着け、引くぞ、それが普通の奴の判断だ!」
「私、頭悪いからわかんなーい!1足す1は1っ!」
「それは1掛け1だ」

 くえくえ様、真面目な突っ込みありがとう。神経擦り切れるよー、サーヴェル君見たく、受け流せー。

 こうして私は、次の中ボスがいると思われる「トランプの里」を発見し、しょぼい仲間を二名ほど手に入れた。
 まだまだ道のりは長いよー、がんば♪


———


 ルーシーがなんか、はっちゃけてきたwwはじめ、こんなキャラでしたっけ?

 この第四章はぶっちゃけ、つなぎです、次の章に行くための。

 というわけで、次は掲示板でーす……。早すぎるなんて、言わないで下さいよっ……

Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.23 )
日時: 2015/11/28 10:41
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: laaGvqHD)

第四章  増えた仲間



〜2〜

〜ルーシー最新情報用のスレ・1〜


サーヴェル:あいつルーシー鬼ですよ!おかしい、ねじが壊れてる!

名無しさん:それを言うなら外れてる、だと思う・・・

サーヴェル:いえ、外れているのであればまだ可愛いものです!修復が可能です
      しかし!
      彼女の場合は曲がってる!変な方向に!主に思考回路が曲がってる!

シシル:・・・しかし、それをここで言うと殺されかねないぞ?

くえくえ:殺すのはお前らだ!PK野郎め!

名無しさん:ん
 蚊は無視していいヨ

サーヴェル:蚊・・・

シシル:大切な時にしゃべって・・・KYめ

サーヴェル:くえくえww

くえくえ:友よ・・・

シシル:うざ

名無しさん:キターww
 暑苦しい
 青 春 !

シシル:いっそのこと名前を変えては?
    くえくえ→KA(蚊)

サーヴェル:あ、なんか格好良くなった?
 もちろん()が無ければですけどwww

くえくえ:おい、おm

名無しさん:って事で〜巫女スキルを持ってる子がいるんだけどぉ〜

サーヴェル:巫女スキル?誰か聞いた事ありますか?

シシル:いや、私は無いな

くえくえ:ん、俺も
名無し、巫女スキルについて、kwsk!

名無しさん:うん
      えっとねー、聞いた話なんだけど・・・

      ・ある程度クエストが進んだら出てくる
  ・女の子で、数人存在しているNPC
      ・中に、それらをまとめる人(恐らく最高位の巫女)がいる
      ・巫女は自分が認めた人に従う
・んでもって、名前の変更が可能

シシル:面白いな
    戦力にはなるのか?

名無しさん:そーらしいよー
      NPCって言っても、そこはなんか本物の人間みたいで、人それぞれ違うっていうのかな?

くえくえ:見た目はともかく、性格とか能力とか、もちろん戦力としても?

サーヴェル:もしそうだとしたら、よく選択しないといけませんね

シシル:そうだな・・・
    しかしサーヴェル、NPCを侮ってはいけない

くえくえ:ああ
なんだかんだ言って、結構人間っぽいし

サーヴェル:しかし・・・そうは言ってもNPCはデータの塊であるに過ぎない

シシル:確かに、データの固まりだ
    しかし、その者達に感情や人生が追加されたのであれば?

サーヴェル:はあ・・・不可能でしょう、そんな事

名無しさん:私たちのこの状況を、まだ受け入れられないの?

      確かに普通は無理かもしれない
      だけど、今の私たちは普通じゃないの
      NPCにそんなオプションが追加されていたとしてもおかしくは無い

シシル:それに、そのデータに新しいプログラムが入ったかもしれないしなww

サーヴェル:はあ・・・なんか、まあ・・・
 そうなんですかねー

くえくえ:そうそう!分かればよろしい!

名無しさん:貴様、何様だ

シシル:黙れ

くえくえ:・・・ひど・・・
ぐすん

サーヴェル:うわっ!?

シシル:! どうした!?

サーヴェル:あ、いやー・・・
 簡易トラップに引っかかっちゃったwww

 なんか、くえくえと話してるとよく引っかかるような気が・・・

くえくえ:いや、俺は関係ねぇ!
つーか、トラップがあるようなところを歩きながらチャットするなよw

サーヴェル:ひえぇっ!怒られる!鬼が、鬼がっ!!

シシル:? サーヴェルのキャラが壊れていく・・・

名無しさん:アーレー?
 どうしたの?説明プリーズ!

サーヴェル:いや、今ルーシーと居るんですが・・・

シシル:!

名無しさん:!

くえくえ:mjd!?
つーか、俺は!?

サーヴェル:あなたが居なくなったので、と、ルーシーが
 なんか、煩いハエが消えたから好都合、とか・・・

名無しさん:うわー、ハエwwww

シシル:考える事は皆同じ
    ルーシー、やはり見所がある者だ

名無しさん:そう言えばこのスレ、最新情報なんだって?

サーヴェル:そうです、最新です
 何しろ今隣に居るwww
 そしてそいつは鬼だ!

くえくえ:言えてるな

名無しさん:・・・マジ?

シシル:鬼ww

サーヴェル:誰かこの鬼から救ってくれ!!

名無しさん:キャラがー・・・あーあ

くえくえ:俺は助けに行く気は無い

サーヴェル:裏切り者め!

くえくえ:いや、俺悪くない
・・・そう言えば俺、何か言うたびに悪者にされてるような気が・・・

シシル:気のせいだろう

名無しさん:気のせいだと思うよ☆

くえくえ:早く元の世界にもどりt

サーヴェル:SOS!!!!!

シシル:新しく〜SOSのスレ〜とかたてるか?

サーヴェル:立てても誰も来てくれないと思う

名無しさん:来るのは来るんじゃない?

サーヴェル:いや、来ないのはスレにじゃなくて、助けに、ね・・・

名無しさん:・・・がんば☆


———


 こんばんは、アウリンです。投稿遅くなりました、すみません。

 しかし……本当に掲示板の内容が薄い……少しずつキーワードは入れますが、なんというか……

 次は第五章でーす!この章もルーシー、暴走しますwww

Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.24 )
日時: 2015/11/28 10:48
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: laaGvqHD)

第五章  トランプの里


〜1〜


「よーし!トランプの里、行ってみよー!」

 戦闘のことになるとやけにハイテンションになる。演技だよ、決して中二病を発揮できるとか、面白いパフォーマンスという名のお遊びができるとか、そんなんじゃないからね?

 今私たちは装備を整え、再びトランプの里へやってきていた。
 ここは一面野原で、丈の低い草が風に揺れている。

「この風も気持ち良いけど、エフェクトなんだよねー」
「……リアルな事を言わないでください」
「一気にテンション下がっちまった」

 この一言で私の情報に新たに「めっちゃリアル思考」が追加された。
 今のところ一般的な私の評価はかなり高い。けど……噂を信じちゃいけないね!

 今、主に使われる二つ名は「軍師」、そして「剣の覇者」。
 「軍師」は私の作戦(と言っても、私的にはお遊び……いや、パフォーマンスだ!)が必ず成功し、かつ効果的であることから。基本、怯えさせて破滅という方向で。
 「剣の覇者」は二刀流を使いこなしているからだと思う。

「攻略法は今までと同じかな〜?」
「かな〜」
「カナー」

 適当にあしらう人約一名様と、やる気のない人約一名様、特に何も感じていない人約一名様で、計三名様お通ししまーす!

「あれ?誰かいる?」
「ストーリーの中の人物かプレイヤーか」

 私たちはその里らしき所に足を踏み入れる。目の前には人影が一つあった。
 近づくと装備などから、目の前にいるのはプレイヤーだと分かった。

「おーい!」

 私は叫ぶ。
 その人は私の声に振り向き、驚いたような顔をする。

「おいおい、ここに三人だけで来たのか?」
「はい」

 答えたのはサーヴェルである。私はキャラを押し通す必要があるのでね!そのくせ大声で叫ぶのだが。自分でも矛盾していると思う。

 衝動と言うやつだね!私の本性はうっかりさん!

「はいはい。馬鹿な事考えてないで、皆で奥に行きますよ」

 何故分かった!
 お前は脳の中を見れるのか!?

「……言っておきますけど、僕は脳味噌の中は見れませんよ?」
「味噌……カニ味噌」

 なんでも食べ物に繋げます♪
 皆の視線が痛い。
 酷い。私が何をしたと言うのだ。
 ただ、暗に「カニ味噌食べた〜い!」と言っただけである。

「中ボスに挑む前に『カニ味噌食べた〜い!』なんて暗に言うあなたは、そんなに僕のお仕置きが楽しみですか?」
「いえいえ、そんな事ありませんよぉ?……な、なんて恐れ多い事を……」

 全く、恐ろしい。最近サーヴェルの学習速度が半端ない。私が尻に敷かれているような気がする。この私が!
 それに「カニ味噌食べた〜い!」は私の心の叫び……いや、胃の叫びなのだ。本能に従って何が悪い!ついでにまた私の思考を読むな!

「———行きましょう」

 無視されるのは定番である。つまりこれは、「僕の手には負えません」と言う事。そして彼は冷酷だ。私に一人の生贄を残して行った。

「じゃあ、くえくえ君、奢ってね♪」

私はそれだけ言うと去って行った。


———


 こんにちは、アウリンです。学校から帰ってきたので書いています。本当なら4時間授業のはずが、いろいろあって1時間のみになったんです!

 ところで、最近内容薄いですね……。ついでにストックがこの章で終わりなんですよねー……。
 凍結はしないと思うので、安心してください。

 話が短い&中身が薄いだったので、もう少し投稿します。


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