コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ——君思い、片思い、両思い——
- 日時: 2015/12/22 21:14
- 名前: 奏(かなで) (ID: aOQVtgWR)
皆さん、こんにちは。奏です。
今回、小説を書かせて頂くのは2回目です。多くの人に見ていただけるように、精一杯頑張ります。
今回も、恋愛をテーマにしています。
文がぐちゃぐちゃになったり、誤字脱字がある場合もあると思うのでその場合は、教えてもらえたら嬉しいです。
更新がカメ並みの遅さです。ご了承下さい。
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- Re: ——君思い、片思い、両思い—— ( No.1 )
- 日時: 2015/12/22 21:42
- 名前: 奏(かなで) (ID: aOQVtgWR)
【プロローグ】
見つめる先には、太陽みたいにキラキラ輝く桐谷君の笑顔。
けど、それは私に向けられたものではない。
その笑顔の先には、クラスメイトの女子達がいる。少しだけ、その女子達が羨ましく思える。
(そんな良い顔、私以外に見せないでよ....)
そんなことを心中で思いながら桐谷君の姿を見ていると、ふいに彼が振り向き私に笑いかける。
「〜〜〜〜っ」
私は、恥ずかしくて顔を背けてしまった。たぶん、私の顔は真っ赤になっているだろう。
その証拠に、一緒に話していた友達もがニヤニヤしながら私を見ている。
「...穂乃香、顔真っ赤」
「いつになったら、桐谷君に告白するの?誰かに先越されるよ?」
俯く私を見て、からかうようにして友達は言う。
私は、桐谷君に一年越しの片思いをしている。
友達は、早く告白すれば?なんて言うけど、簡単に出来るものじゃないからねっ!?
私だって告白できるものなら、すぐにでもしたい。けど、勇気がないんです...っ!
少女漫画の世界では、告白したら実は両思いでした、ってことが多いけど現実はそう上手くいかないから!
「そう...、だよね。...よし決めたっ!」
突然椅子から立ち上がった私に、クラスの皆が注目する。もちろん、私の好きな桐谷君も。
周りが静かになったことに気付き、苦笑いしながらゆっくりと席に着き友達にしか聞こえないような声で話す。
「私、桃園 穂乃香は———」
友達の期待の眼差しを浴びながら、私は続ける。
「——まだ告白はしませんが、少しずつアピールしていこうと思いますっ」
言い終えると友達は、まだ告らないのかいっ!とツッコミを入れる。
その一言で、私達は笑い出す。
——そう、今はまだ告白できなくても、いつか必ずするから!だから、それまでは待ってて——
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