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Re: 美女4人怪盗団 ( No.11 )
日時: 2015/10/22 18:58
名前: キャッツアイ (ID: Z5cmkimI)

自宅を荒らされた美蘭は激怒していた。



「恵美里!安藤!いますぐきて!!」

理事長室からどなる声が聞こえた。美蘭がヒステリーを起こしているのだ。

はいっ!!と恵美里。

はいはい、しかたねえな、と安藤。

よばれた恵美里は血相変えて飛んでいく。

ところが、恵美里がドアをノックしようとしたタイミングで美蘭が勢いよく理事長室ドアを開ける。勢い余った恵美里がドアに吹っ飛ばされる。

お約束だ。

あとから来た安藤が、やれやれ、と恵美里を抱き起こす。慣れたもので、美蘭は眉一つ動かさず自分の話を押しつける。



「家にどろぼうがはいったの!!!!部屋中荒らされて、何かを探しまわった跡があった。

まさかと思うけど、あなたたち、例のおカネのことは、口外してないでしょうね?」

「けっしてそんなことはしていません!!」と恵美里。

「いうわけないでしょう。でも、いわなくても察している人はいますがね・・」と安藤。しかし美蘭の張り手をくらって、しばし絶句する。

「今までこんな事はなかったのよ。おかしいじゃない。安藤はすぐに、まずい書類を処分して!!恵美里は資金運用データを書き換えておいて。証拠を消さなくては。学校の警備は今まで通り厳重にして。不審者がいればすぐに報告しなさい。」

「了解しました」

二人は理事長室をでた。恵美里は心労に耐えかねて、ふらふらとよろめき廊下に座りこもうとした。

安藤が恵美里を支えた。「ばれたら俺らも同罪だ。大丈夫、恵美里せんせ、うまく切り抜けましょう、。」「はい・・・安藤先生」