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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: オレ系女子の内心 ( No.26 )
- 日時: 2010/03/21 13:51
- 名前: シェイナ★ ◆1WZThYdb3Q (ID: fOamwJT9)
第十章
中学の頃だった。
となりのクラスの生徒に暴力を振ってしまい、2、3日学校を休んだ。
久しぶりに登校したオレの下駄箱に『放課後、A倉庫で待つ』
と書かれた紙切れがおいてあった。
そして、A倉庫に居たのは、当時ケンカ番長と有名だった『佐倉 海斗』だった。
そこでオレらは、どちらが強いか、喧嘩をした。
その佐倉海斗が、今此処に居る。
(ワケ分かンねー)
先生「じゃあ佐倉は…、桜田の隣なっ」
蓮「ちょ、ちょっと。 オレがこいつの隣だとー!? 冗談じゃないっ!!」
海斗「……」
オレは、立って言った。
その急な行動に、辺りは驚いていた。
先「おいおい、お前、佐倉と知り合いなのか? それなら、別にイイじゃないか」
センコウは戸惑いながら言った。
オレはもう、あいつとかかわりたくねーンだ。
あいつと喧嘩して、オレが勝った時からだ。
今まで仲良くしていた女友達も男友達も、皆離れていった。
そんな奴と、席が隣だなんて…。 嫌だっ!!
—1時間後—
ズーーン…
蓮「何でお前と…とな、とな、隣に…」
海「それは、俺のセリフ…」
結局、オレと佐倉は隣になった。
蓮「だいたい、お前のせいで友達が…」
海「あの、その…お前はあの時、悲しかったかもしれないけど、俺は嬉しかったんだ…!」
(うれ…)
蓮「は!? オレが不幸で嬉しいと?」
海「違っ…」
(嫌な奴…)
海「あの…放課後、話したい事あるから…。 教室で待ってて」
蓮「うん…」
(話…?)
—放課後—
蓮「話って、何?」
海「蓮…、また会えて嬉しい…」
蓮「はっ? 佐倉…?」
海「好きなんだ。 ……お前が」
第十章end+
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