ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　　第十二章

どうすればいいんだろう……。

二回連続で告白されるなんて……。

（こういう時、相談するのが一番かな…）


蓮「お、緒方」

オレが相談したのは、緒方だった。

拓「なに？」

蓮「話が…あるんだけど、イイ？」

拓「いいけど…？」

オレは戸惑いながらも、緒方に相談した。

蓮「あの…その…。もし、二人の人に間もなく告白されたら、どっちを選ぶ…？　1人は馴染のある人、もう1人が仲が悪い人…」


拓「……は？」

蓮「いや、オレじゃなくてね？　中学のときの友達の友達がさぁ、相談してきて…」

オレは、すぐ気付かれるような嘘をついてしまった。

おかしいって、笑われるかな。

そんな不安を抱えながらも、緒方が口を開いた。


拓「そりゃあ、二人に告白されたら迷うよな…。いっそ二股とか!」

（……何言ってんだ）

拓「でも…」

蓮「？」

拓「それは、自分の勝手だろ。好きだったら付き合えばいいんじゃない？
好きじゃなかったら、自分の気持ち、正直に言えばいいじゃん」

蓮「そ…、そうだよな!!」

拓「そうだ、言っておけ!　その友達の友達に!」

オレはまず、真っ直ぐに佐倉のもとへ直行した。


　　第十二章end+