ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　　第十九章

蓮「委員長っ!!」
真「はいよっ!」

ただ今オレのチームが勝ってる。

緒方＆海斗チームは相性が悪かったみたい……


二人同じ方向行って、頭ぶつかって、ケンカ……

拓「てめー、何で此処居んだよっ」
海「お前は、運動神経わりぃーから俺がやろうと思ったんだよっ。　感謝しろっ」

っとまあ、こんな感じで……

真「そ〜れっ!!」

サーブは委員長。

相手チームの緒方は、ボールをトスしようとする…が…

拓「うわっ」

思わず後ろにこけた。　その時だった

バサッ——…

蓮「……いってぇぇえええ!!」

海「蓮っ」
真「蓮ちゃん!?　どうしたのっ!?」

蓮「す、砂…。　砂入った」

緒方がこける時、緒方が蹴った砂がオレの目に入った。

こっすて取ろうとするが、なかなか取れない…

草「こするな。　桜田、こっち来い」

そう言われても、気持ち悪いし目が痛い。


小石川は、オレの腕をつかんで別荘の近くに座らせた。

蓮「う……」
草「おい、こっち見ろ」

小石川に言われて、顔を上げた。

ドキン——…


蓮「な、なにすんの…？」

見ると、小石川の顔面がある。

そんな事に胸がドキドキする。

草「目の中見んの。　イイから俺見ろ」

蓮「……」

そんな事言われたって、変に意識しちまう……


草「おい、お前顔赤いぞ。　熱あんのか？」
小石川は急に口を開いた。

蓮「へっ!?　そんな事ないけど…」

勢いで少し目線を上げ、小石川をちゃんと見た。

やべー、恥ずかしいー…

蓮「ん？　小石川……今日メガネは…？」

そういえば、今日はメガネをしていない。

草「あ〜、浜辺でこけて、なくしたら嫌だし…」

小石川のメガネ無いバージョン。　それにしても…

蓮「カッコ…イイ…」

草「ん？　何か言ったか？」

蓮「あ、いや〜　何でも無い」

つい言葉が出てしまった。


だけど、何でそんな事思ってしまったんだろう。

男に興味の無いオレが、男の性格のオレが……

今考えても分からない。



だけど、心の底で、知っていたんだと思う。

これが、


恋の始まりだって——…

　　第十九章end＋