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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: オレ系女子の内心 ( No.45 )
- 日時: 2010/05/06 16:34
- 名前: シェイナ★ ◆1WZThYdb3Q (ID: fOamwJT9)
第二十一章
蓮「はぁ〜…」
なんて事を言ってしまったんだ。
最悪。
だいたい、アイツがオレを追い込むから悪いんだ。
まあ、それにたいして口を開いた自分も悪いけど。
あれから3日が経った。
小石川とは口をきいてない。
(あの言葉、忘れてくれたらイイのに……)
それだけで、オレはどんなに幸せだろう。
真「蓮ちゃんっ。 元気ないね〜」
喋りかけてきたのは、委員長だった。
委員長はイイなぁ。 いつも明るくて、悩みなんかなさそう…。
ま、ホントにいつも明るいとは限らないケド…。
蓮「あ、うん、まあ…」
真「?」
蓮「最近、小石川と喋ってなくて…」
なぜだろう。 委員長には、悩み打ち明けられる。
真「大丈夫だよ」
蓮「……」
そんな言葉がでると前から思っていた。
期待なんかしない。 上手く、上手にフォローされるわけない。
だけど、委員長は予想外の言葉を発した。
真「大丈夫だよ、蓮ちゃん。 草ちゃんは普段、誰とも話さないし」
蓮「わかってる。 そんなの…」
真「そうなんだよねぇ、草ちゃん超忘れっぽいからね〜。 昨日の事なんて、もう忘れちゃってんだよぉ」
蓮「知って……はっ!?」
小石川が、忘れっぽい…。 昨日の事を忘れてる!?
(ありえない)
真「ま、勉強とか、学校の事だったら、何年経ってもおぼえてるけどね〜。 あははは…」
何? 小石川って、宇宙人なの? たまに人の心とかよむし…。
本人は知らないって言ってるけど…。
蓮「なんだ〜」
オレはボソッと言った。
真「——…」
その瞬間、委員長がフッと笑った…ような気がした。
真「ホッとした?」
委員長がニコッと笑って顔を覗き込んだ。
蓮「う、うん…」
第二十一章end+
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