コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【第二章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】 アンケ開始っ ( No.237 )
- 日時: 2010/01/22 19:10
- 名前: らん ◆I/.b8govos (ID: g7gck1Ss)
- 参照: 持ち名『らん』『ランカ』 小説かいてまふ(^ω^*v
*゜。第二十話。゜* 『西学習室』
「あわわわ 幸せだわああああ!!」
え? なんでかって?
だって 華とも仲直りできたしバンドも結成しちゃったしっ!
でも悠斗と進展はない…。
廊下で通り過ぎる事もないし 勿論話さない。
そんなある日の事。
***
華から一つの手紙をもらった。
『澪ちゃんへ 昼休みに西学習室に来てね!良いもの見せてあげるよ! 紬より』
「おいおい… なりきっちゃってるよ。」
そう思いつつも 私は嬉しかった。
めったに華から手紙なんてこないから。
でもその手紙でこんな悲しい事になるなんて…
私はまだ気付いていなかった—…
*** 昼休み『西学習室』
私が良い気分で西学習室へ向かった。
ガラッ
ドアをあけると華が電子ピアノを出していた。
「は!?何してんの!?」
「何ってピアノ弾くんだよ!」
それかよ!第一西学習室なんて入っちゃいけないんだ…
そう思った瞬間。
華は指を動かしてピアノを弾きはじめていた。
この曲は…!!
「華!? もう覚えたの!?」
「うん!まーね!」
私の目の前に華の得意げな顔。
そう この曲はバンドで歌うカバー曲だった。
「ほらっ!萌 ひきながら歌って!」
華にいわれた。
「んじゃあ 教室から説明書とってきて練習しょうよ!」
私はそう言って教室へ向かった。
これが最悪な出来事の始まりだったんだ——…
私は教室へ向かう途中 悠斗が他の男子に捕われて顔を赤くし「いーやだっ!」と叫んでる姿を見た。
他の男子が悠斗を誘導してるところを目でたどるとそこは
西学習室だった——…。
西学習室には萌と華しかいなかった。
萌が抜けたとなれば… 華…??
そう思った瞬間一気に何かがこみ上げてきた。
とりあえず説明書をとって西学習室へ戻った。
見ると入口付近に男子がいて 華はその奥で警戒している様子だった。
「あ〜あ もうきたのか〜」
私を見た1人の男子に言われた。
「はぁ?」
この会話と共に男子がぞろぞろとでてった。
「あっこれからあだ名 萌ちゃんね。」
「はっ!?」
1番最後の優に言われた。
なんだったんだ…
そう思いながら華の所へいった。
「大丈夫?」
「うん!またはじめようっ!」
2人はまた再開しようとその時——
「今だっ!」
誰かの声が聞こえた。
私が後ろを向くと入口付近に
悠斗がいた—ー
ドキッ
一瞬で鼓動が高鳴った。
どうやら 悠斗は閉じ込められてる様子だった。
「ねぇ!眼鏡は!?」
悠斗が叫んでる。
あ… そういえば私が戻って来た時 机の上に誰かの眼鏡あったなぁ…
そこで一瞬で悟った。
他の男子が悠斗の眼鏡をとってそれをダシに悠斗を閉じ込めた…
でもなんで…?
嫌な予感がした。
悠 斗 が 華 を 好 き だ か ら ?
思い返すと 全部華に当てはまる気がする。
その瞬間 私はここからでたくなった。
「ねぇ 華戻ろうよ!」
「え!?」
華は驚いてる。当たり前だ。
華は少し嫌そうだけど私は華の手をひいて教室へ戻った。
次の授業は理科だ。
私はそう思い 理科の準備をし言った。
「華! トイレいこーっ!」
「え?」
「いや 話したい事あるんだ!」
私は嘘の事を言って無理やりトイレへ行った。
私は華をおいてズンズン トイレへ進んだ。
華は少し戸惑いながらも少しずつついてくる。
「華ーっ!」
聞き覚えのある声がした。
絵梨那だ。
後ろでは2人の楽しそうな話し声。
すべて悲しくなって私はトイレに駆け込んで個室へ入った。
あふれ出す涙をとめらなかった。
「ーっ!」
個室の外には少し遅れてきた絵梨那と華の楽しそうな会話。 後から思い出す記憶。
すべてが嫌になった。
いつもなら涙はとめられるけど
その時だけはとめられなかった——…
誰か…誰か 私を助けてよ…?
*゜。第二十話。゜*(完)