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*゜。第二十八話。゜*

「萌　趣味悪っ!」
「へっ!?」

　　　　　　　　　　音子に言われた。

「いやーバンド名のアイディアも好きな人も悪くない?　うちの言える事じゃないけどさあ」

　　　　　　　　へっ!?へっ!?

「なんすか!?何が言いたい!」

　　　　　　　　　　おそるおそる聞いた。

「だから真人が趣味悪いんだって!」

　　　　　　　　　　……ええ。
　　真人はけっこうカッコいいよ。うん。
　　　　　　　いや　皆そう思うって。


「は?　真人　　ありえないっ!」

　　　　　　　　　　　華に言われた。

　　そう『真人ってどう?』と聞いた時の答え。
　　　　　　真人って悪くない…と思うんだけど。

　　そう思うんだけど色々な声が聞こえてくる。

「真人と付き合うと成績おちるよ!?」

　　　　　　　　「将来　ホストしそうだよね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　……

そういわれれば…

　　なんて思って不安になったり

　　　　するわけ…といいたいところですがします。

　　いや結婚したわけでもないし両想いでもないんだけどあてはめてしまうんです。
　
そういえば真人や悠斗と結婚したらどうなるんだろう。　ふと疑問に思った。

悠斗と結婚したら　草食のほほんみたいな?

真人と結婚したら　肉食がおおうみたいな?


　　　　　　　　　　　ん　意味分かんないな。　
　　　　　　まあ　スルーの方向で。

　　とりあえず　どちらと結婚しても楽しそう。


　　　二人には欠点がないな。

　　　　　　　　　　好きだからかもしんないけど。

　　　　真人の笑顔。　　　悠斗の笑顔。

　　どことなく幼くて少年みたいな笑顔にキュンキュンします。


　　　桜川　萌。

　　　　　　今日も妄想でキュン死にしそうです…

　　　　　　　　　　　*゜。第二十八話。゜*(完)