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- Re: 【第二章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】 ( No.297 )
- 日時: 2010/02/03 20:01
- 名前: らん ◆I/.b8govos (ID: g7gck1Ss)
- 参照: あうあうあ((
*゜。第三十二話。゜*
私の心は日に日に真人に奪われていく。
真人の本当は優しい所とか私は知ってる…つもり
そんな優しい真人に心を奪われました。
***
真人を見るたびに思い出す体温と香り。
そんな歴史の時間。
「桜川 そこのとって」
声をかけられ見るとそこには芯が折れた鉛筆。
コイツ… わざと落としたな。
一応 しぶしぶとる私。
「次は使えるペン 落としてよ〜」
私は脅すようにいった。
だってこういえばもう落とさないだろう。
と思ったから。
その時
カンッ
「萌 とって。」
ペンの落とした音と共に聞き覚えのある声がした。
目線をあげると私の鼓動は高まった。
真人だっ——…
鼓動は高まってるのを隠し私は真人の落としたとみられる赤ペンをとった。
真人はニヤニヤと意地悪な顔で私を見ている。
… なんか敗北感。
そう思い私は 真人にペンを返さずニヤッと笑い返した。
『歴史の時間が終わるまでうばおっと』
そう思っていた。
その時
「おい。お前もいらないペン落とせよ。」
真人に言われる。
「へ?…
なんていいながら私はいらないペンを真人の席 近くに転がした。
意地悪笑顔の真人はそれを拾いなにも言わずにそれをつかった。
交換だ——…
私は真人のペンを使って 真人は私のペンを使ってういる。
この一つの行動が私達を繋がらせる気がした。
『嬉しいっ』
言葉にできない想いが私の気持ちだった。
***
同じく歴史の時間。
ペンを交換して間も無く私は隣の男子に
「今から笑わない!」
と宣言した。
「ふーんっ」
隣の男子はそういい前の席の真人に言った。
「桜川 これから笑わないってさ」
そう聞いたとき 真人の笑顔がみえた。
「へ〜笑わない… ねえ〜」
真人がニヤニヤして言う。
私は心の中がドキドキでも無表情でいた。
「っ!」
真人はいきなり私の目をじっとみつめはじめた。
その真人の目に私は5秒もたたないうちに負け。
「笑うの早いから!」
二人の男子につっこまれた。
だって!だって!!だって!!!
あんなに見つめられたら
誰だって笑うって!!
こんな事いえるはずもなく 私は真人に馬鹿にされ授業を終えた。
*゜。第三十二話。゜*(完)