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Re: 【第三章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】  ( No.366 )
日時: 2010/02/16 19:34
名前: らん ◆I/.b8govos (ID: 7VttjCRw)

*゜。第三十八話。゜*

     見てる事しかできない。

  それはどんな事よりも悲しくて切なかった。

***

「あご!ちーびっ!」

    
      変な叫び声が後ろから聞こえる

そんな国語の自習の時間。

 なぜか後ろから聞こえる。なんなんだ…

そう思い 後ろを見た。

「お前だから」

       男子に言われた。

「…は?」
「あごってお前だから」

          … あご?

「お前だって二重あごじゃんっ!」

         笑いながら言われる

    その中には当然のように真人もいた。

「二重あごじゃないし…」

        そう言い訳しても馬鹿にされる。

「あーごっ あーごっ」

     自習の教室は何故かあごコール。

   私の怒りはすぐそこまできていた。

「っうるさいな!だからもてないんだよ!」
「……」

        急に静かになった。
   どうやら禁句の事をいったみたいんだった。

 その時 真人がその男子の耳元でなにかを呟いた

「だからお前は下にふられるんだよっ!」

       急に言われた。

「っ…な!!」

       予想もしてなかった展開だ。

  何故かフラれたコールがはじまり3人の男子がからかいに入ってきた。

「ふられたんだって??」

        「だから下に嫌われるんだよ」

  しだいになにも言い返せなくなった。


 しだいに目に涙もたまっていく。

          最悪…

授業中の1-1は 私VS男子のいい合いバトルでうるさかったに違いない 
 
**

 昼休み

男子はストーブの前でかたまっていた。
その中にはもちろん真人もいた。

女子は皆 チョコの交換していた。
もちろん 私も。

その時

 2年のハンド部の女子の先輩がきた——…

その先輩は私のクラスのハンド部女子にチョコを一つ渡した。
そこまでは普通の光景だった。

その時

そのハンド部女子は ストーブの男子に近づいていって真人にチョコを渡したんだ——…

そうそのチョコは先輩からのチョコだった。


あまりにも悲しかった。
あれは真人が初めてもらうチョコ。

真人は前『誰にもチョコをもらった事はない』といっていた。

それなのに今もらってしまっていた。
真人はもらったチョコをジャージにしまっていた。


それから私の目線は真人から落ちる事なかった。

           *゜。第三十八話。゜*(完)