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*゜。第八話。゜*

私の席の隣…　つまり　音子の彼氏『伊藤　真人』


基本　　　う　　　　ざ　　　　　い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　が!!

　　　　　　　　　　　　優しいところもある…

　そこに音子は惚れたんだろう。　うん。


この前　私は真人に相談をしたんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　悠斗の事を—


「あのね…　萌　毎日頑張ってんだよ?」

「え　何を?　下の事?」


　　　真人は悠斗の事を『下』と呼んでいるのだ。


「うっうん…　まだ好きなんだけどさぁ

　話しかけられないしさぁ　もうやなの」


　　　酔っ払った親父みたいな話し方をした。


「頑張ってんなら　いつかむくわれるよ」


　　　　　　　　　　二カッと真人が笑った。

「でもさ　どうすればいいか…」

　　　　　　　私はマジ相談をした。

　　　　　これは真人が初めてかもしれない—

「まず　遊びに誘え!　悠斗はことわんねーから!
　俺が保障してやる!」

　　　　　真人が自信アリ気にいった。

「えええ　その自信はどこから?」

　　　　　私は言った。

「え　それは　　悠斗はお前の事をいつも見てるし…　まぁ　ぜってーことわんねーからよ!」

　　　　　　　　　　真人がまた笑った。

「ま　作戦は明日　やるからな!」

　　　　　　　　　　真人がいった。





　　　　　　　　　真人って意外にいい奴かも…

　　　　　　　　　　　*゜。第八話。゜*(完)