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- Re: 【第三章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】 ( No.390 )
- 日時: 2010/02/19 19:29
- 名前: らん ◆I/.b8govos (ID: 7VttjCRw)
*゜。第三十九話。゜*
最近はいい事があんまりない。
真人とは話さないし 悠斗とも何もしない。
ただ一つの出来事は——…
絵梨那が優にチョコをあげた事——…
それを聞いた時の私はその絵梨那の勇気と受け入れた優の二人の事がとてもとても羨ましかったんだ。
優を見て照れる絵梨那がいつもより可愛くて——…
自分はなんてちっぽけなんだろう。
そう思って自分が惨めに感じたんだ。
***
絵梨那が優にチョコをあげた。
私は絵梨那と喧嘩してても自分の事のように嬉しかった。
『二人がいいカップルになりますようにっ』
という私の願いには
『私の分まで幸せにっ——…』
いうのが込められてる気がした。
でもやっぱり憂鬱な学校。
私は重い足取りと今日への期待を胸に学校へ向かっていた。
今日は最後のテストの日。
教室にはいると皆はテスト勉強をはじめる。
少したつとチャイムが鳴った。
私にとって…地獄のテストがはじまった。
***
「終わったあああああ!!」
最後のテストの終わりの挨拶と共に私は言った。
ついに…ついにっ!!地獄のテストが終わった。
しかし皆はホッとしてる様子もなく次の4時限目の準備をはじめた。
次は美術なので着替えなくてはいけない。
でも時間はあと6分ちょい。
皆が次々美術室に向かう中.私は教室に残りまだ着替えていた。
なんて ノロいんだ。
そう思いながら私は美術室へ向かった。
***
4時限目の美術も無事終わり 弁当の時間となった。
皆が次々と弁当箱をあけ『いただきます』の1言。
私が1番好きな幸せな時間。
そして先生も教室へ弁当を持って帰ってきた。
帰ってきたかと思えば急になにかを言ってきた。
「食べてる中 悪いのですが今しか渡せないのでテスト返します。」
……は。
幸せな私の時間を崩壊させる一言。
「教科は女子保体と英語です。まずは保体から」
先生はそう言い1人1人の名前を言い出した。
「桜川 萌さん…「はいっ!」
元気な返事と共に私は答案用紙をうけとった。
結果は50点中/38点。 一言:微妙
そんな事もかまわず先生は次々進めていく。
「次は英語いきます 伊藤 真人くん」
ひょこひょこととりにいく真人。
戻ってきたと思えば1人の男子と私の後ろ側でテストを見せ合っていた。
思わず 後ろを見る私。
「見せて。」
そういい私は手をだした。
まさか まさかとは思った。
「ほい あげる」
ニヤっと笑いながら真人が私に答案用紙を渡してくれた。
信じられなかった。
その時「桜川 萌さんっ!」
ニヤついてる時 名前を呼ばれた。
焦りながら私は答案用紙をとりにいった。
もちろん 手には真人の答案用紙をにぎりながら。
英語の得点… 過去最低得点です。
72点…
はあ ショック… 英語は得意教科なのにいいい。
そう思いながら真人の答案用紙を見た。
『11点』
ぷはっと笑いが吹き出してきた。
自分の悩みがちっぽけみたい。
さっきまで落ち込んでた気持ちが一気に明るくなった。
「真人 11点って…」
「なんだよ わるいかっ!」
「前のテストと一緒じゃんっ!」
「まあな〜」
二人の昔の話がはじまった。
その話は5分以下の会話だったけど私的には最高の時間だった。
ありがとうっ 真人——…
キミは私の太陽なのかもね。
ちょっとクサイけどその時 一瞬だけ思った。
*゜。第三十九話。゜*(完)