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- Re: 【第三章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】 ( No.409 )
- 日時: 2010/02/21 20:32
- 名前: らん ◆I/.b8govos (ID: 7VttjCRw)
*゜。第四十話。゜*
『告白すれば!?』
「…っ!?」
この衝撃の1言は私と榛希の交換ノート(偵察ノート)にかかれていた1言だった。
告白… かあ。
うちには無理だよっ…
一気にマイナス思考となる。
その瞬間 悠斗への告白の事を思い出した。
***
その頃 私は悠斗へと妄想の手紙を書いていた。
はっきりとは思い出せないけどこう書いた。
「3年生の頃からずっと好きでした」
ずっと好きだった気持ちを一つの紙切れに込めて。
それを渡すのは絵梨那ともう1人の友達に頼んだ。
ドキドキと胸が破裂しそうだった。
大きな不安と少しの期待——…
「萌 渡したよっ!」
その1言がもっと私の鼓動を早くした。
『もう渡したのかっ!!』
そう思いながら後ろを見た。
「っ!!!!」
ビックリした。
後ろには私の書いた手紙とそれを見る悠斗と男子。
私は一気にかけだした。
どうしょう! どうしょう!!
そのどうしょうもない気持ちが私の気持ちだった。
そして弁当時間の時 私の教室に悠斗の友達がきた。
私は怖くて教室の隅で耳をふさいで顔をふさいでた。
「〜〜〜」
何を言ってるかは聞こえない。
「迷惑だってさ。」
でもただ1つ聞こえたくない1言が聞こえた。
迷惑——…
私が迷惑… なんだっ。
知らないうちに涙があふれて堪えるのがいっぱいいっぱいだった。
***
絶望な気持ちで下校する私達。
そんな中 亜矢にある事を教えてもらった。
「でも悠斗は優しいよっ!」
…なんで悠斗をかばうの?
「…なんで優しいと思うの?」
ゆっくり口をひらいた。
「え… それはだってさ…」
「…なに?」
迷うなら最初から言わないでよ。
そう言えるはずもなく黙って聞いた。
「悠斗はねっ!萌の手紙が他の男子に見られると萌が可哀想だからって言って萌の手紙を
——バラバラに破いて捨てたんだよ。」
「…え?」
何それ… ひどいよ。
ひどすぎるよっ…
うちは一生懸命かいたんだよ?
何回もかきなおしたりしたんだよ?
うちの想いを一生懸命込めて書いたんだよ?
色んな想いが溢れだして言葉にできない。
私は家に帰ったら今までにない位 泣いた。
***
一瞬のうちで長い昔の事を思い出す。
もうあんな想いは嫌だ——…
私の中ではそう言っているような気がする。
でも今のままだと…
色んな不安が出てくる。
昔の恋の失敗が新しい恋への不安へとなるんだ。
*゜。第四十話。゜*(完)