コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 【第三章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】  ( No.449 )
日時: 2010/03/02 17:57
名前: 夜未 ◆I/.b8govos (ID: 7VttjCRw)

*゜。第四十三話。゜*

キミがいない教室なんてきっとつまんないよね。

 キミがいなきゃ 私の気持ちは暗くなる。

 両想いじゃなくても良い。

ただ

  友達… 見守るだけでもいさせてよ——…

***

 毎日がつまんなくてでも 遠くてキミを見られる事が幸せないつものような今日。

キミはまた遠い存在… だと思っていた。
そんないつものような憂鬱な一日の事。

「おいっ!お前のあだ名考えてやるよ」
「は?」

  いきなり変な事いわれました。
   
      真人クン。 なんでしょうか…

 今日は1段とまぶたが重くて気分が暗い日。
そんな日に私を心配したかのように声をかけてくる真人。

「うちにあだ名つけるんだったらうちだってつけるんだからねーっ」
「いいぜ」

       二人の小さな約束ができた。

 冗談でいったつもりだった。
でも真人は授業が終わるたび 聞いてきたんだ。

      『なあ あだ名は??』

何時間たってもおぼえてくれている真人が嬉しかった。
そこで私は考えに考えこういった。

『バカすぎる天才』

   この意味はバカの中での天才…
               そういう意味だ。

  でも真人は少し嬉しそうにしていた。
そんな真人を見ていると私の重いまぶたも軽くなっていくような気がした。

***

 放課後
 また1組は居残り学習。
  
       これで何回目なんだろうか…

 あきれながらも手はすすめる。

 私は行をかせげる英語をやろうと思っていた。
    でもある事に気付いた。


   英 語 の 教 科 書 が な い !

              黒板を見た。
   確かに今日は国語と理科…だけだ。

        最悪だ…

        と その瞬間ある事に気付いた。

 毎日 教科書を置き勉している真人なら持っているのでは…。
そう思いながら真人に聞いた。

「ねえっ!英語の教科書持ってる??」
「うん」
「貸して!」

       二人の小さな会話。
その会話が終わるときには私の手にはしっかり真人の教科書がにぎられていた。

スラスラとかきはじめる私。
その横では何やら視線を感じた。

何気なく 横を見た。

         …  真人が見てる。

  一瞬で鼓動が高くなっていくのが分かった。

「ねえ まーだー?」

      そんな事も知らずにいってくる真人。

「っ! まーだー!!」
 
          そう私が言い返した。

  すると真人は私の机の上に座ってきた。
 
  これって少し… 

           恋人っぽくない——…!?

 そんなバカな事を思い1人 舞い上がる私。
        そんな心と裏はらに私は言った。

「うえ!真人ーっ 机が壊れちゃうよー!」

    あきれる真人の横で私の口はとまらない。

「ほらら!ヒビが入ってきたよーっ!!」
    
     その瞬間 真人は私の席から降りた。


         …やば。 言い過ぎた…かも。


    このままどっかいっちゃうのかな…

               高まる不安。

 不安な気持ちで横目で横を見た。

 
             真人… まだいるっ!


横目で見た時 キミが隣にいてくれた事が嬉しくて。
キミの事を好きって本気で思えたんだ。

  
  キミは誰が好きなの——…??

          私の事はどう思うの——…??


     キミの気持ち 教えてよ——…

          *゜。第四十三話。゜*(完)