PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【第三章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】 ( No.568 )
- 日時: 2010/03/20 15:49
- 名前: 夜未 ◆I/.b8govos (ID: 7VttjCRw)
*゜。第五十一話。゜*
「うちの好きな人は 真人か陽か稜だよ」
『俺の好きな人は 音子か華か君』
私と真人の好きな人は誰だ対決。
真人からの返信が来るたびに高鳴る鼓動。
顔がだんだん赤くなっていくのが分かる。
ねえ…
君の好きな人は誰——…??
私が1番知りたいことだよ。
***
真人の好きな人候補に『華』がいた事は予想していた。華ははっきりいってモテる。
そんな事を考えてると真人からくるメール。
『分かった!!陽だろっ』
「違うよーっ。真人は華??」
この当て合いっこがもつのは何時まで??
そんな事を思いながらすらすらうちかえす。
1分ごとにかえされるメール。
最後には『稜』か『真人』になった。
もう後戻りできない…
分かってるっ!!分かってるはずなんだけど…
どうしても話題をそらしてしまうんだ——…
そんな私をお見通しかのように真人からは同じメールが次々とくる。
『お前の好きな人を教えろ』
このまま話題をそらすのも時間の問題っ…
そう判断した私は真人にあるメールをうった。
「真人っ 男だろ!!真人から教えるんだ!!」
我ながらセコいメール…なんて思うけどためらわず送信ボタンを押す私。
そんな事を思っていると真人からきたと思われる着信音。
鼓動を高めながら携帯の画面をあける。
予想通りメールは真人からだ。
このメールで私の人生が… きまるっていっていいと思う。
そっと開こうとしても自動で早くひらかれるメール。
目をとじてそっとまた目をあけた。
そこにかいてあった1文字。
——君…
*゜。第五十一話。゜*(完)
PR