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゜。第五十六話。゜*

『好きだけど萌は？』

ちょっ　そんなの不意打ちすぎるよ！
君のあまい言葉に私は負けてしまう。

『うちも・・・好きだけど』

照れすぎてツンデレ風になってしまった。
あああ　このツンツンをなおしたいよ〜。

真人とのやりとりを誰にいいたくなった。
それはもちろん　『華』　だ。

『ってか付き合ってるの？』

華からの疑問メール。
いえ　私にもさっぱり・・・なんていえないよね。

付き合ってるのかな？
　　　　　　　　　　　　　真人と私・・・

そう考えると色々な事で頭が混乱してくる。
華には正直なことをいった。

『付き合えばいいじゃん！』

そういわれましても・・・
このきっかけはうちからだした方がいいのかな？

少しためらいや恥ずかしさがあるけれど付き合いたいと思う一心で聞いてみた。

『ねえ　うちらって付き合う事になるのかな？』

遠まわしでいってみた・・・はず。
震える指先を我慢し私は送信ボタンをおした。

君はこの文章を読んでどう思うのかな？
1分でかえってきた返信。


『付き合いたいです((　ダメかな？』

付き合い・・・た・・・い？
まさか真人からそんな言葉がでるなんて思ってもなかった。


『ダメじゃないよ！』

自分の思う事を言葉にできず曖昧な返信。
こうしてこの日のメールは終わった。


私達　付き合うことになりました・・・？
よく分かんないけど正真正銘　初彼氏です！

よく分かんないけどいつもより妄想を膨らませ布団にもぐった。

　　　　　　　　　*゜。第五十七話。゜*(完)