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Re: 【第二章】 *゜。本当の恋。゜* 【実話】 ( No.67 )
日時: 2009/12/25 20:15
名前: らん ◆I/.b8govos (ID: g7gck1Ss)
参照: 持ち名『らん』『咲夜』 小説かいてまふ(^ω^*v

*゜。第十一話。゜*


 朝から私のテンションはがた落ちだった。

        そう 昨日の事で——…


 自分の『心友』と自分の『好きな人』が


          両   想   い  …


  嘘だと分かってるつもりだった。

  信じてないつもりだった。

  
  こんな私に追い討ちをかけるように男子が言ってきた。


「おい! 悠斗に失恋した奴ーっ!」

     「自分の心友に恋人とられましたねぇ」


           色んな声が聞こえる。


「馬ー鹿っ! そんな事じゃ泣かないから」

          私は言った。


こういったんだけど だんだん目には涙が溜まってきていた。

涙がでてくるのと共に私の華への疑いはつのっていった。

      分かってる—


         頭の中では分かってるんだ。

         でも自分自身は—…


    こうしてるうちに私は華を避けていた。


   話したかった。    近くにいたかった。


     でもどうしても行動にうつせなかった。

 
  今話しても喧嘩になる—

             そう思ったから。

  そして 4時間目の美術の時間に言った。


「ごめん。 華 無視っぽい事して。」

       私は勇気をふりしぼって言った。

「悪気はないんだ…」

       思ってる事を言おう。 

          そう思いながら言った。

「分かってるよ?」

         華が笑顔で答えてくれた。


      これで 終わるはずだった—…

  でも その続きをいうかのように 私の口は開いた。

「でもね…  今 華としゃべっても多分うまくはなせないや…」

       私は続けるようにいった。

    なにいってんだろ。  ウチ…。

「は!? 何ソレ? 萌はこの事が嘘だって知ってるはずでしょ!?」

        華の真剣な顔が見えた。

    華をそれを言い終えたら 前を向いた。



 『萌はこの事が嘘だって知ってるはずでしょ!?』

         華の言葉が頭から離れない。

           
            知ってる…

                知ってるよ…??

    私は  

         どうすればいいんだろう—


   私1人で なにをどうすればいいんだろうか。
 
     考えてるうちに 涙がでてきた。


 私は誰にも気付かれないように

            涙を拭いた。
          

        *゜。第十一話。゜*(完)