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*゜。第六十三話。゜*

君がいるだけで毎日がキラキラだよ。

話せなくても——・・・　
　　　　　　　　　クラスがちがくても——・・・


君が見れるだけで幸せだったのに。


「真人　今日やすみじゃん!!」

私の前の席の『太田　真未』は私の事を気遣ってかそう声をかけてくれた。

久しぶりの真人の休み。
一日だけ会えないのも今の私にとってもキツかった。


今、君に会いたいよ——・・・。


君がいないと1組行く理由なんてないよ。
君がいないと目立つ理由なんてないよ。


私の行動すべてが君がいないと意味ないんだよ??

そんな私の声を届くはずはないよね？

***

最近　真人と私はキグシャクしていた。
『女たらし』を直す・・・そう約束したはずだった。


でも君の言葉は嘘だったのかな？
君を信じたいよ？

　　　　　　　　でも信じれないんだよ——・・・


毎日　真人を廊下で見つける。
でも見かけるときは必ず女の子といるよね？


理由を聞きたいけど聞くのが怖いよ。
聞いたら君どう思うのかな？

『嫉妬がしつこい』なんて思うのかな？



勇気がなくて行動できないせいで

　　　　　私は毎日　君を見ると悲しくなる。


　　　　　　　　　　　*゜。第六十三話。゜*(完)