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*゜。第六十九話。゜*

『どうすればいいんだろう』——

そんなこと自分でも分かんないよっ・・・
誰か 誰か助けてよ。

***

毎日の学校が辛いのは当たり前のようになって、
良い人なんてもちろんいなかった。

周りの友達はみんな　恋をしてる人ばかり。
最近　失恋した私にとってはそれもとてもむなしかった。

『好きな人いない』なんて言葉　何故かかっこ悪いような気がした。
そして私はまた現実から逃げて、皆に嘘をついた。


『私　下河原　悠斗を好きになった』——

こんな辛い好きな人の紹介の仕方なんて虚しかった。

***

友達にそして自分に嘘をついた私に当然の報いがでた。

『真人とめぐみが付き合ってるらしいよ』
「え・・・？」

声がおさえきれなかった。
　　　　　　　　　　　　めぐみと真人・・・・・・？

私と別れてからすぐにめぐみと？
もう私のかわりの人を見つけたんだ。


君にとっての私の存在はそんなに小さなものだったんだね——・・・？

でも君の隣は私じゃないから、私じゃない他の人だから私にそんなこという権利なんてないよね？

悲しみでもない怒りでもない。
自分で分からない感情があふれ出した。




　君にとって私はどんな存在でしたか？

　　　　　　　　　　　*゜。第六十九話。゜*(完)