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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ——君の隣 *実話* ( No.768 )
- 日時: 2010/06/30 21:25
- 名前: 夜未 ◆I/.b8govos (ID: fxK7Oycv)
- 参照: http://moecocoa.blog24.fc2.com/category0-1.html
*゜。第七十六話。゜*
君が幸せならそれでいい。
そんなの綺麗事かもしれない——・・・
でもね、この気持ちに偽りなんてないよ。
***
時間がたつにつれて話も進んで、想いを伝えたいなんて思うにつれて辛くなっていた。
ねえ、私は君をこんなに好きだよ。
胸が苦しくていいたくて言えなくて。
こんな悲しい関係、私は耐えられないよ?
やっぱり曖昧な友達の関係なんてただ辛いだけなんだっ・・・。
「ねえ、話あるよ」
「何?」
「ねえ私、やっぱり真人が好き」
・・・・。
今まで言うのをためらっていた言葉。
言ったらすっきりしていた自分。
もしこれでフラれても私にとって後悔などない。
「ちょっと、そんなやめろよ・・・」
後悔などないと言ってもこれは・・・
さすがに辛い・・。
うう、殴られた気分にどん底だわああ。
「ん?」
なんかこのメール、下にいけるぞ。
そう思い指を動かした。
「っ!」
その文章を見ると涙がでてきた。
ああ、私の気持ちは無事に伝わったんだなって安心できた。
「でも・・・ やっぱり嬉しい。ありがとう」
『ありがとう』だなんて言ってくれたことだけで嬉しくて本当にフラれても大丈夫だと思った、
これ以上、ワガママなんて言えないから。
君の迷惑をかけてしまうから。
「なんか、ごめんね」
「いや、別に大丈夫。なんかさ・・・」
真人のメールはこれで途切れた。
『なんだろう』、期待と不安が入り混じった感情だった。
「何?」
「やっぱりさ、
萌のこと気になる」
・・・え?
予想もしてなかった言葉。
私の頬には自然と涙が流れていた。
*゜。第七十六話。゜*(完)
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