コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ——君の隣 *実話*   ( No.793 )
日時: 2010/08/12 21:20
名前: 未羅 ◆I/.b8govos (ID: UXIe.98c)

*゜。第八十話。゜* 最終話


君は私の隣にいた。
この場のメンバーは 萌 真人 真未 春斗 海。


珍しいメンバーの重苦しい中、真人がこういった。

「なあ万引きしょうぜ」





…は?
なんだそら?

「万引き」なんて当然悪いことだと思っていた私が、驚いたのはいかにも簡単に真人が誘ったことだった。

それにすぐのったのは春斗。
当然の結果だ。


「やめたほうがいいって」

こんな一言が言えなくていつの間に真人と春斗はいなくなって私達は店からでていた。


***

真人と春斗が戻ってきて、私達は公園に向かった。
そこでみんな盗んだ物をだした。

と、いっても春斗と真人だけだけど。

お菓子やつまみ、ほかにもビール。
それを見た瞬間私が固まった。


私なんて気にせず、私以外の人は盗んだ物を食べたり飲んだり。
私はそんなことできなかった。


「ねえ、警察にいったほうがいいんじゃない?」

そう呟いた。
しかし春斗が言った。

「言いたいなら言えば?」

…なんだ、こいつ。
そう思って私はいいにいこうと真未を呼んだ。


「真未、かえろ!」

私は真未に言ったが真未は動かなかった。
その時真人がいった。


「言いたいならてめー1人で言いに行けよ。」







……何それ。
一気に涙がこみ上げて私は後ろに振り返って1人で歩き出した。



彼氏に言われた一言と、


 
         友達に裏切られた悔しさ。




一気にその二つが込み上げてきて悔しくて声をあげて泣いた。


***

君のために言おうか言わないか迷った。
言ったら絶対君との恋は終わるんだろう。


その時の私には君との恋を終わるのは絶対嫌で、「言わない」と思っていた。


でも心のどこかで小さなモヤモヤが溜まる。


すごくすごく悩んでそして私は決意をした。

君が大好きだから、
君を愛してるから、













 
         私は君を助けるんだ。



***

私は君のためにいうよ。
君はきっと分かってくれないけど。


私は君を想って言うんだから。
大好きだったよ。


きっとこの恋は言うことによってもう終わるけど。
後悔はしていないからさ、




君と離れたくない——…

               でも、…
























愛してるよ、バイバイ。

              
            *゜。第八十話。゜*(完)


君の隣、完結*