コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *.・.め ぃ ろ 〜キミの笑顔とアタシの色〜(実話).・* ( No.12 )
- 日時: 2011/01/11 19:28
- 名前: ☆風花☆ (ID: jusjvnjl)
第12話〜裏切りの親友〜
アタシは頭の中が真っ白になった
「えっ__」
さっきまでの笑顔が消えた
拓の言ったとおりだった
アタシは聞かないほうがよかった__
「風花〜、早く食えよッ!!
給食の時間終わるぜッ」
と、拓が言った
「うん____」
と、アタシは作り笑いをする
さっき
”別にいいしッ”と言ってた自分が情けない
そう言ったくせに落ち込んでるのが
かっこ悪いから、アタシは作り笑いをした__
「‥‥風花、落ち込むなよッ」
と、野原が優しく声をかけてくれた
きっと、話を聞いていたんだなって思った
______
これが、
牧の好きな人を聞いたときの話である
チームの雰囲気を壊して
チームワークがダメになると悪いから
アタシは志穂や牧、本人に聞かなかった
でも、志穂の口から聞きたくなかった
って言う理由もあった
アタシは、裏切られてたってコトでしょ?
そんなの信じられない
嘘に決まってる
そう思って
今はあまり気にしなかった____
_______
「「志穂バイバイ〜イッ!!」」
アタシと唯奈は志穂に向かって手を振った
「ふーチャン、唯奈チャンバイバイ〜イッ☆」
志穂は元気よく手を振る
志穂の横には牧がいた
「牧、バイバイ〜ッ」
唯奈が牧に向かって叫ぶ
「おぅッ!!唯奈じゃーなぁ〜」
と、牧も叫んだ
「バイバイ〜ッ」
アタシはもう1度志穂に手を振った
志穂は笑ってこっちを見る
そして、志穂は牧と何かコソコソ話す
振り返してくれないのでずっと手を振っていた そしたら、志穂はやっと手を振ってくれる
志穂の横で_____
牧がアタシに向かって手を振っていた
「ええええええええッ?!」
思わず声を上げる
急な出来事にびっくりした
アタシはゆっくりと牧に振り返す
好きな人に手を振ると照れてしまう
あの志穂が
裏切る分けないよねッ____
でも実際、
自分が先に裏切ったとも知らずに___
アタシはそう思っていた
_______
3月9日 月曜日
アタシは今日から塾に通い始める
11月頃に入塾テストを受けに行き
見事合格した
アタシが通い始める塾は
神や牧、彩美ちゃんの通う塾である
入塾テストを受けに入った時の事を
ふと思い出す
______
11月9日 日曜日
塾の校舎には知らない人もいれば
同じ小学校の人もいた
アタシは知らない先生に案内された教室へ入った
そこにいたのは
「あッ!!彩美ちゃ〜んッ」
彩美ちゃんだった
「ふーちゃんッ!!今日はガンバローネッ!!」
彩美ちゃんは元気よくアタシに言う
「うんッ」
そう言って横を向いたとき____
んんッ?!
アタシは一瞬自分の目を疑った
自分の目をこすり続ける
まさかッ___
でも、ココだっけ?
だって____
あの背の小さい男は
アイツしかいないじゃん____
アタシがそう思っていると
例の男がアタシのほうを振り向く
そして、目をだんだん大きくした
「ハァッ?!」
と、変な声を出した
「「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」」
2人同時にハモった
「何でここに、いるんだよッ
オレンジ______」
「何でアンタ、ココにいんのぉッ?!」
アタシが牧に聞いた
「ハァッ?!
オマエ、オレと文通してるじゃんッ!!
神と同じ塾じゃんッ!!
場所とかどこの塾とか知らなかったのッ?!
バカじゃんッ!!」
と、牧が鼻で笑う
確かにアタシは神がどこの塾へ行っているか
なんて、知らなかった
今日偶然、ココに来て
牧とあって初めてココに通ってるって知った
「てか、牧うるさぁ〜〜いッ!!」
アタシが牧に怒ると
「ふーちゃん、その子
だぁれぇ?」
と、彩美ちゃんが話しに入ってきた
「あぁ、”牧”だよ」
アタシがそういった
「あぁッ!!例の”マッキー”ねッ
この子なんだぁ〜」
と、彩美ちゃんが牧を見つめる
彩美ちゃんには牧のことを話していた
だから、牧のことを知っている
「ハイ、席についてー
入塾テスト始めるからー」
と、先生が言った
__________
「ハーイ、テスト終了です
お疲れ様♪
次は算数だよッ」
と、先生の隣にいる女の先生が言った
国語のテストが終わり
ようやく、1段落♪
でも、すぐにテストを始めるらしい
次は数学
「最悪〜ッ!!単位量とか、体積とか
比例とかでるよぉ↓↓
苦手なのにぃ〜」
と、ブーブー文句を言う
文句を言ってるなら勉強すればよかった
と、今思う
「ハーイ、算数のテスト始めます」
と、先生がテスト用紙を配る
アタシは牧のほうをチラリと見た
‥‥目が合ってしまった
アタシは牧に
「ベーッ」
と、舌を出してあっかんべーをした
その様子を牧が見て
牧は声を出さずに大爆笑している
声だすのこらえてんの
めちゃくちゃ分かるよ____
と、アタシもプッと笑った__
__________
そんなコトあったなぁ〜
と、しみじみ思うアタシ
塾の校舎に入ると
知らない人だらけ
しかし、その中の数名
アタシと同じ小学校の人発見!!
ラッキーッ☆
新中1のクラスは全部で2つに分かれている
SクラスとAクラスの2つ
その中で
S1,S2, A1,A2
と、4種類分けられている
全部で4つのクラスがある
ランクは2つある
S1,S2,は同じレベル
A1,A2 は同じレベル
SとAが違うだけなのだ
この説明がわからなかったら
あまり深く考えなくてぃぃよッ!!
アタシのランクはA2ランクのクラス
クラスごとに曜日も違う
A2 月曜日 木曜日
A1 水曜日 土曜日
S2 水曜日 土曜日
S1 火曜日 金曜日
彩美ちゃんはS1
牧はS2
神は不明
アタシの
塾ライフがスタートしました____
ただ、塾を始めて
この先アタシは
牧を
あきらめることになったんだ____
________
ガラッ_____
アタシのクラスの教室のドアを開けると
人
人
人ッ?!___
学校の1クラス分くらいの人数がいた
知ってる子や知らない子もいる
辺りをきょろきょろ見ていたら
「授業始めるぞぉー」
と、アタシのクラスの担当の先生が入ってきた
入塾テストの時、クラスにいた先生ではない
初めて見た先生だった
「オレの名前は”高橋 敦夫”
A2担当、よろしく」
と、1礼して授業を始めようとしていた
英語の授業から始まった
人生初の英語の授業ッ♪
最初はアルファベットだけで簡単だった
「A,B,C,D,E,F,G〜♪」
と、誰もが知ってる
”ABCの歌”を歌った
数学は小学校の復習だけだった
これから先____
アタシは3人の男の子と出会い
3人の男の子は
アタシのめいろの鍵となり
めいろを抜け出すヒントになるなんて
思いもよらなかった______
その3人の男の子は______
野原と友達だったから__________
_______
3月12日 木曜日
今日も塾へ行く
塾でどうしてもいけない日があったら
振り返りをしなきゃいけないらしい
まぁ、当たり前だけどね
__________
ガラッ
入り口の自動ドアが開く
アタシは土足を袋に入れて
袋からスリッパを出そうとした
しかし、スリッパが袋につまってるらしく
出てこない
「このッ!! 何で出ないの〜ッ」
アタシがギャーギャー騒ぐ
「アハハハハッ」
と、後ろのほうから笑い声が聞こえる
振り向かなくてもわかった
この高い声
この声は____
「オレンジ、塾でもうるさいんだなッ
勘弁しろよ〜、腹痛てぇ〜ッ!!
オレを殺す気かよッ」
と、言って笑う
「ま、牧__________」
そういって、アタシは牧を見つめる
「何で?
今日牧のクラスの日ぢゃないぢゃんッ」
アタシが牧に聞いた
牧はS2クラスだから 水、土曜日
今日はA2の日 木曜日
「オレンジ、何言ってんの?」
牧が逆にアタシに聞き返す
「はッ?」
アタシの頭の中は?で埋まっている
「だって、土曜日は大会ジャン____
2泊3日で行くでしょ?
金曜日の夕方に出発して、土曜日2日目ジャン?
どう考えても行けないジャン!!
オレは今日振り返りに来たのッ!!」
と、牧は言う
「そうなんだ〜」
と、あまり興味のない言い方
アタシはいつも
金曜日か土曜日しか会えない牧に会えて
うれしかったんだ____
________
塾の授業中
アタシの視線の先は黒板ではなく
牧____
英語なんてABCのアルファベットだから
余裕のよっちゃん(古ッ!)だった
数学は正の数負の数で足し算引き算みたいだし
楽勝♪だった
先生が数学の問題の説明をする
「北へ5kmは−5kmと表すとき、南は_____」
だが、アタシの耳には
先生の声なんてこれっぽちも入ってこない
説明とか問題聞いたって意味ないし〜ッ
「この問題が分かる人____」
先生が牧の方を見て
「じゃぁ、牧くんどうぞ」
と、牧を指名する
「+8kmです」
と、牧が言う
問題は
”地点Aから北へ5kmの地点を−5kmと表す時
南へ8kmのときは?”
という問題
いたって基本
だけど、初めて牧が授業中で発表する姿を見て
”かっこいい”って思った____
________
授業が終わり校舎から出て行く
アタシは袋から土足を出して靴を履いていた
「なぁなぁ〜
明日って、学校終わった後
5時に天神●集合だろ?」
突然後ろから声が聞こえた
声の主は牧だった
「あぁ‥‥、うん天神●集合してからバスで
明日は奈良に行く‥‥はず」
と、あいまいな返事をした
「はずって何だよ!!”はず”って!!」
牧が”はず”を強調して笑う
「まぁいいや☆ オレンジ
サンキュー、じゃーなー」
そういって牧は帰っていった
_________
3月13日 金曜日
「今日ゎ奈良に行くんでしょ〜
楽しみだなッ」
「オレッち
”1勝でも出来なかったら試合もぉやんねー”
って、皆で決めたッ」
アタシは斜め後ろの拓と話していた
今日はいよいよ出発する
試合会場は大阪だけど、
今日は宿泊所へ行って、寝るだけ
「小学生最後だもんなぁ〜
気合入れねぇーとッ 気合!!」
と、拓が燃え上がっている
「アハハハッ燃えてるね〜」
と、会話をしていた
「静かにーッ
給食の準備してー、今日は8班校長室だよー」
学級委員にそう呼びかけられた
8班はアタシ達班である
校長室というのは、校長室で校長先生と一緒に
給食を食べるということである
1班から順にまわってきて、
今日はアタシ達班の番である
校長室に行くのはもうすぐ卒業するからだと思う
校長先生はアタシ達が6年になって来た先生だ
1年くらいしか一緒にいないからだろう
アタシ達4人は給食を持って
教室を出た_____
「失礼しまーす」
4人で校長室に入る
「いらっしゃい」
校長先生はニッコリと笑う
アタシ達4人はイスに座る
そして、みんなで給食を食べ始めた
____
「へぇー、そうなんだ」
校長先生とおしゃべりが始まった
「今日から大阪行くんだょねーッ」
「オマエだけ今日、大阪いってろッ
俺等は奈良行ってるからッ」
アタシと拓が今日の話をしていた
拓は何か怒っていた
さっき、”今日、奈良行く”って言ってのに
大阪って言ったからかな?
「失礼しまーす」
2組の子が入ってきた
「?、今日は1組の8班だよ?」
校長先生が首をかしげる
「これ、家庭科で余ったので食べてください
てめぇーら6年ゎ食うんぢゃねぇーょッ」
こえぇー
そういって校長室から出て行った
そこにあったのは____
いっ
いいいいいいい
イチゴ〜〜〜ッ
アタシはイチゴが好きである
「内緒だよッ」
校長先生は4人にイチゴをくれた
「いいんですかッ?!」
アタシの目が光る
「あぁ、そのかわり、誰にも言うなよ?
バレると他の子が可哀想だからな」
と、校長先生が笑う
「風花、そんなにイチゴ好きなの?
食い意地はってんなぁー」
と、野原がプッと笑う
「うるさい、うるさぁーーーいッ」
アタシが怒る
「今日の給食の”オレンジパイ”
おかわりできないねぇー」
と、榛名がいった
「オレンジッ?!」
アタシは今、オレンジパイだと知った
「ハハハハッ☆オレンジに反応した〜」
と、野原がまた笑う
「何で、オレンジ好きなんだよ〜」
と、拓も笑っていた
校長室へ行く人はおかわりができない
アタシはショックを受けた
「まぁ、いいひゃん!!
イヒゴもりゃえふぁんだかりゃ」
と、野原が言う
「全部のっくんでから言えッ!!全部!!」
アタシは野原に言う
「ふぁ〜い♪」
野原は了解ポーズをとった
人の話聞いちゃいねぇーな、コイツ___
その後、校長先生の話を聞いた
校長先生は昔、先生だった時代に
クラスの生徒を連れて
内緒で旅行につれてったらしい
だが、内緒のつもりが誰かが言ったらしく
いいだしっぺの校長先生が怒られたとか___
アタシ達は笑いながら
校長室を出て行った_____
________
給食が終わったあとは昼休み
昼休みはクラスレクリエーションで
泥警(どろけい)をした
男子VS女子
最初の設定は
男子警察
女子泥棒
時間がたったら交代する
______
グラウンドにはたくさんの人
アタシ達小学校のグラウンドのシンボル
楠木に1時集合
アタシ達小学校には楠木が3本ある
そして、学校の裏には教材園という場所がある
富士山の水、柿田川が教材園に流れている
アタシ達小学生の遊び場
教材園の別名”ゆうゆう広場”
ココの学校は自慢の学校である
まぁ、そんなコト?は置いといて____
「どろけい、始めるぞぉ〜〜」
と、レクリエーション係の拓や雄大が叫んだ
「よぉーい、スタート」
アタシはこのどろけいで
痛い思いを知ったんだ_____
____
クラスで仲がよい彩美ちゃんと一緒に逃げた
彩美ちゃんと一緒にバレーをやっている
未乃莉ちゃん(通称 みのりん)一緒に逃げた
みのりんとは委員会が同じだし
仲がよく、よく皆で遊ぶ
3人で必死に逃げると野原と拓が目の前に!!
2人は気づいてない
アタシ達3人はこっそり
その場から離れようとした
「おーいッ!!杉ちゃん!!野原〜
そこに、3人女子がいるぞぉー」
と、余計なことを言う他の男子
「ちっ!!見つかった‥‥逃げよッ」
みのりんが舌打ちをしてそういった
後ろからは拓と野原
2人とも足が速い
アタシ達は3人からバラバラに分かれて逃げた
幸い、アタシの方にはやってこなかった
アタシが安心した場所で
走ってきた道を振り返ると
みのりんと彩美ちゃんが野原と何か話している
2人とも野原に捕まってもめてるのだろうと、
その時は、思っていた___
_________
キーンコーンカーンコーン
昼休み終了のチャイムが鳴った
皆教室へ戻っていく
この後は掃除
アタシの掃除場所は印刷室
本当は1人なんだけど、
野原が印刷室の掃除場所を自ら
「一緒にやる」と言ってくれたので
2人でやっている
掃除場所のメンバーは
出席番号の1番から4人で1班
アタシ(本名)は野原と出席番号が近いので
一緒の班
_____
「ねぇ、風花って委員会どう?」
野原に急に言われた
「えっ?!楽しいけど_____」
そう答えた
アタシは児童委員会という委員会に入っている
児童委員会は学校で1番えらい委員会
運動会やカーニバルという学校行事を
この委員会が中心で引っ張っていく
「なんかさ、未乃莉がオマエのコト
仕事全然やんないし、遊んでるし、
ウザイって言ってた」
と、野原が言う
「‥‥いつ、言ってた?」
野原に聞くと
「さっきのドロケイで、捕まえたときに____」
野原がしょんぼりしながら言う
「そっか、‥‥教えてくれて、ありがと
てか、実際遊んでないけどね」
アタシもしょんぼりしてしまう
「風花、気にすんなよ!!
オマエは笑ってるのがとりえなんだから、
笑ってろ!!じゃないと、調子狂う____
オマエの笑顔見ると、幸せになれるんだよ
何でか、わかんねぇーケド‥‥」
野原はそういって励ましてくれた
アタシは心の中ですっごい落ち込んでた
だから、野原が励ましてくれて嬉しかった
「ねぇ、牧とは最近どーなの?」
「んー、ぼちぼち」
「ォマエどこ人だょ!!」
「日本人〜♪」
「早く牧見てぇーなぁー」
「だったらナイター見に来ればぃーのに」
いつか野原はサッカーの個人練習をしに、
総合グラウンドにやって来た。
野原に声をかけたら、拓に
「練習中、邪魔すんなょー!!」
って言われた。
だけど、野原は自分からアタシ達の方に来て、
いろいろ話した。
野原は、その時
牧が誰なのか分からなかったらしい。
「風花家って、犬飼ってたんだなぁ」
「あぁー、ぅん。犬嫌いなの?」
「嫌い!!無理!!」
「野原家って、ペット飼ってるんだょね?」
「ぅん。ウサギ。妹が”犬がいい”って言ったけど
ォレが反対してウサギになった。」
「アハハハッ☆
てか、何で犬嫌いなの?」
「噛むじゃん」
「ゥチはしつけてあるから噛まないょー」
「でも、怖いじゃん!!」
「あっそー」
「てかさぁ、またスマブラ
バトルしよーな!!」
「ぅん!!
まぁ、ォマエじゃ弱くて相手にならなぃけどー」
「んだとー!!」
「事実を話しただけだけど」
「あっそーですかぁー」
「てか、野原って本当は
柚月と大和と同じ掃除場所だょね?
で、ゥチゎ女子1人だから
本当はぃつも掃除場所1人じゃん?
何で、ぃつもゥチの方に来てくれるの?」
「あぁー。1人じゃ可哀想だと思ったし
男子3人もいらねぇーし」
と、野原。
前の掃除場所は体育器具庫。
他に誰もいない。2人きり。
周りにも誰もいない。
最初は戸惑ったけど、いつも野原は
跳び箱8段から落ちたり、
大玉使って芸をしたり、
マットに挟まれたり、
そんな事をして
笑わせてくれるからおもしろかった。
アタシが元気がないと野原は、
「風花、元気ねぇーの?」
と、聞いてくる。
「別に」
と、素っ気無い態度を取ってしまう。
いつもそんな態度取らないから、
野原は分かったのか、
変な芸をして笑わせてくれる。
そんな野原の優しさにちょっと、ぃやかなり
関心した。
そして、アタシと野原は
ゴミをゴミステーションに捨てに行き、
教室へ戻った____
階段でみのりんと会ったら
睨まれた。
「風花、大丈夫だよ。
未乃莉の勘違いかもしれないから。泣くな!!」
と、言いながら
野原はアタシの肩を優しくたたいてくれた。
アタシはすっごい落ち着いて____
涙が出た_____
誰もいない階段。
いるのはアタシと野原だけ。
「風花、マジで大丈夫かよ?!
何かあったら言えよ?!
何か言われたらォレに頼ってもいいから_
ォレ、協力するし!!
オレにできることがあれば、
なんでもしてやるから!!
てか、泣いていいよ‥
今、誰もいないからさっ!!」
ニッと野原は笑う。
我慢ができなくて、涙が出てきた。
アタシはその場で泣いた__
「裏でいわれるのイヤだもんな‥‥
オレだってイヤだ‥安心しろ!!
未乃莉の話を聞いたけど、
オレは風花の味方だからっ!!
裏で悪口言うやつなんかの味方になんて
なんねーしっ!!」
「うんっ……。野原、…ほんと…ありがとっ」
「おう!!いつでも頼れよ!!」
そんな事言わないでよ__
ちょっと、ときめいちゃうじゃん__
と、少し思ってしまった。
それに、この事は絶対に絶対に____
彩美ちゃんには言ってはいけないと思った__
________
「今から帰りの会を始めます__」
帰りの会が始まった
もうすぐ大会へ行くため出発する___
アタシは拓とコソコソと話していた
「風花、今日はアレは、ナシでいいな?!」
「いいよ!!どーせ大会だし、やるヒマないし〜
天神●だもんね!!集合」
「おう!!」
拓との会話の中のアレとは
毎日、帰りの挨拶が終わると
アタシと拓はまっさきに下駄箱へ向って
走っている
下駄箱を出ると中庭があり、
中庭の校門の近くに遊具っぽいのがある
鎖でくもの巣のようになっていて
揺らすと、鎖が激しく揺れる
その遊具を”ブラブラスパイダー”と、
(勝手に)名づけている
そのブラブラスパイダーまで
どっちが早くつけるか競争しているのだ
競走が終われば拓が揺らして
アタシは鎖に引っ付いて
ギャーギャー2人で叫んでいる
その後はなわとびで2重とび対決をしている
それを今日はナシと言っている
アタシと拓は顔を見合わせた
「挨拶が終わったら、今日は競争じゃないけど
1番に教室飛び出すぞ!!」
「OK〜!!」
2人でガッツポーズをつくった
アタシと拓だけ
急いで仕度を始めるのだった______
______
帰りの仕度が終わり、
ランドセルのパンパンの姿を見て
「ふぅ〜ッ」
と、ため息
「なぁなぁ風花〜ッ今日、帰りの会で
オレら有名になるかもなッ」
拓がランドセルのに物を詰め込みながら
楽しそうに言った
「何で?」
アタシが拓に聞くと
「だって、先生に
”オレら今日大阪の大会行くんですよ〜
オレと風花も試合出るんですよ〜
バスで大阪に行くんで
5時には天神●集合なんですよ〜”
っつったからに決まってるッ☆」
と、なぜか自慢げに言う拓
「あっ!!それならウチも
”大会、大阪まで行くんですよ〜
拓もでますよ〜”
とか先生に言ったなぁー」
と、アタシがふと思い出す
「今から帰りの会始めるから
席ついてー」
と、今日の日直の野原が叫んだ
「ょッ!!野原チャン、カッコイイ〜☆」
「男前〜!!」
「惚れる〜」
と、男子達が野原に向って叫ぶ
「テレルなぁ〜☆」
といって笑う野原
「テレた顔もカワィィー☆」
と、言う男子。
そこまで言うかょ。
てか、野原の笑った顔は
”まりもっ●り”キャラクターの顔に
めちゃくちゃそっくりだった
拓が、
「野原の笑った顔って、まりもっ●りの顔に
すっげー似てるょなー」
と、言ったので
「ゥチも思ったー☆」
と、言って
2人で笑っていた__
_______
「でわ、土日では小学校で生活する中の
最後の土日なので、楽しんでください〜
杉山クンと、岡田サンは
ホッケーの大会で大阪まで行くらしいですねぇ
ガンバレよ!!」
と、先生がガッツポーズをする
「お土産よろしく〜♪」
「がんばってねぇ〜、ふーチャン、拓〜」
「優勝しろよ〜」
などの声が教室内に響き渡る
アタシと拓は顔を見合わせて
「「やっぱり、有名になったぁ」」
と、コソコソいって笑った
そして、2人でテレながらも
「「がんばりまぁああ〜すッ!」」
と、了解ポーズをとった
「帰りの挨拶、さようならぁあああー」
「「「さよーならああああ」」」
アタシと拓は
見事に一番に教室を飛び出して
家へと帰っていった____
_______
家に帰ったら風呂に入る
大会のスケジュール表の中に
”風呂に入ってくること”と、
太字で書いてあったことを
忘れていなかった自分がスゴイと思った
風呂からあがり、荷物を持って
唯奈っちの車に乗せてもらい
唯奈と一緒に
天神●へと向った
_____
アタシ達が天神●についたときには
ほとんどの人がバスに乗って
席取りをしていた
アタシは唯奈と隣
アタシは通り道側に座り、唯奈は窓側に座った
通り道(アタシの左隣)は志穂と由紀ちゃんが
由紀ちゃんが窓側に座っている
アタシ達席は前から3列目の席だ
1,2列目はコーチや付添い人の
保護者様方が座っている
アタシの後ろの席は拓
拓の隣は5年生の”康平”と言う子
この子はホッケーがうまい
5年のクセにッ‥___
アタシは辺りをキョロキョロと見渡した
辺りを見渡して気づいた____
牧が、まだ来てない____
「全員いるか、確認してー」
コーチがそう呼びかける
牧は集合時間に20分も遅れている____
アタシは牧が来ることを
必死で祈った_____
_____
集合時刻は5時
ただいま5時40分__
「コーチッ!!マッキーがいませんッ」
と、手を上げて言ったのは星哉
拓の後ろからひょっこりと手が出ている
「裕介どぉーしたんだろーねぇ‥
裕介キャプテンなのにッ
それに、時間には正確なのにねぇー」
と、コーチが言う
40分もの大遅刻
アタシは牧が事故でもしたんじゃないかと
すっごく心配していた
コーチも牧の家に電話をかけている
「ただいま留守にしております__だそうです」
コーチがため息をつく
皆がざわめく
「マッキー今日来るっていってよぉッ?
志穂ねぇ学校でマッキーに聞いたら
そう言ってたし、時間や場所だって聞いてきたし
来るはずなんだけどぉ___」
と、志穂が首をかしげる
「あッ」
と、鈴木クンが叫んだ
「すいませーんッ遅れましたぁ〜」
と、牧がバスの中へ入ってきた
牧のお母さんも保護者様席へ座り
コーチに謝っていた
「マッキー遅いよぉ〜」
と、星哉が言う
「それでゎ、全員そろったので
出発しまーすッ」
そして、バスは水町を出発した
________
「ハイ、お茶と弁当配るよーッ
まわしてー」
と、コーチが袋から弁当とお茶を出す
アタシ達は次々と弁当をまわしていった
「じゃ、弁当食べていいよーッ」
ただいま6時_____
東名高速道路に入った
「沼津インターから天理まで‥‥4時間かなぁ」
と、コーチが言う
「ええぇ〜ッ長い〜」
と、沙歩ちゃんが言う
「大丈夫ッ休憩とかあるから」
と、コーチが優しく答える
途中で由紀ちゃんと牧が席を交代した
志穂の隣には牧
2人ともいつも仲がいい
アタシは心に変なモヤモヤがあった____
______
アタシは中のいい2人を見て
ブスッとしていた
それに気づいた唯奈は
「マッキー〜、マッキーの好みの
髪の毛の長さってどれ位ッ?」
と、唯奈が牧に質問をする
「髪の長さぁああ?
‥‥‥志穂ぐらいかなぁ〜」
と、答える牧
アタシの胸はズキズキして痛かった
この痛みに耐えられなかった
何で‥志穂‥‥?
アタシは頭にそればかり浮かんでいた
隣の席も、髪の長さも‥‥
まさか‥‥
アタシはとっさに志穂の方をむいた
まさかね‥‥
志穂が裏切るはずなんて、ない__
アタシはそう思っていた
唯奈はアタシに
「志穂の方に、体ごと向けて」
といった
唯奈の言われたとおりに向いた
「髪の毛縛っていい?」
と、唯奈が聞く
「いいよ」
と、アタシは不思議に思った
いつもアタシは2つ縛りで縛っている
今日は風呂から出て時間がなくて
髪を縛っていなかった
________
数分後__
「アハハハッ”どうぶ●の森”の
ピンク色の3つ縛りの子見たぁ〜い♪」
と、志穂が笑う
「どう森の子がココにいるょ〜!!」
と、志穂が叫ぶ
「アハハハハッ♪ほんとだぁ〜」
と、鈴木クンや星哉、力也、拓、牧が笑う
それでも、アタシは仏頂面
志穂は、多分____
アタシは心の中で
最悪の予想がついてしまった
_______
あの2人は付き合っているんだ__
つまり、拓が言ってたことは
本当のこと_______
アタシは何度もその言葉を頭から消そうとした
考えたくない
考えるだけで心臓が痛くなる
さっきから心臓がズキズキしてもたない
アタシの顔きっとヤバイんだろうな
アタシは涙が出るのを必死にこらえながら
そう考えていた_____
「オレンジ‥あの____」
「マッキー、輪ゴムで遊ぼぉおおお♪」
牧の言葉が志穂の言葉によって消された
牧は
「あぁ‥‥‥いいよ」
と、言って2人で輪ゴムで遊んでいる
アタシはその様子を見ている
ぶっさいくな顔で_____
2人が遊んでいる輪ゴムは
輪状ではなく切れていて
それを両手で持って離す
どっちの手に輪ゴムが入っているか当てるゲーム
しばらく牧たちの様子を見ていると
「オレンジもやってやるよ!!」
と、牧が声をかけてくれた
「やる、やる!!!」
アタシは急に笑顔になる
さっきのぶっさいくな顔はどこへやら‥‥
「やるだけぢゃ、つまんないから
賭けしよーよ!!」
と、アタシが聞く
「賭け?」
牧が首をかしげると
「ウチが牧の輪ゴム当てるヤツで当てられたら
牧がウチに好きな人教える
当てられなかったら、ウチが牧に好きな人教える ってどーよッ♪」
アタシが自慢げに言う
「いーよ!!オレンジに当てられっこないからッ☆
ぜってぇえええオレが勝つ!!」
牧も自信満々に言う
「じゃぁああ、いくぞッ」
牧が両手に輪ゴムを持って手を離した
むっ‥‥‥___
難くねッ?!
わかんねぇええええ〜〜〜
アタシは野生のカンで
「こっち」
と、アタシから見て左
牧から見て右側を指した
「本当にこっちでいいんだなぁあああ?」
牧がニヤリと笑う
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサーッ!!!」
牧がいっせいに両手を開けた
「「あ‥‥‥」」
輪ゴムが入っていたのは___
最高のような最悪で
神様の試練だと思った
「残念〜ッ」
牧が笑う
輪ゴムが入っていたのは反対のほう
「もう1回!!」
と、アタシが言ってもう1回やっても
「はいッ!!残念!!」
と、はずれてしまう
何回もこの会話が繰り返された
「あーもう!!うざってぇー
これで最後!!」
と、牧が疲れた顔をする
「じゃぁ、これで当てられたら教えてね?!」
「はずれたら、今日中に言えよ!!」
と、お互いにらみ合う
「せーのッ!!」
パチンッ
輪ゴムの音が響いた
「絶対こっち」
と、アタシから見て右のほうを差す
「ファイナルアンサー?」
「ファッイナッルアッンサー♪」
今度こそと自信満々に答えた
牧は
「フッ」
と笑う
「何その笑いーッ」
と、牧に向って指をさす
「はいッ」
牧が手をグーからパーの状態にした
「「あ‥‥」」
2人で同時にハモル
「残念〜♪」
結局全部外れた
「牧、この遊びうまくねッ?天才ぢゃん!!」
と、初めて牧をほめた
「いやぁ〜、それほどでもぉ〜」
と、牧がテレる
「「ってアホかッ!!」」
2人で同時にハモった
「アハハハッ何だよ!!」
「確かに〜、ウケルー」
と、2人で笑っていた
「残念、無念、また来年!!」
牧がそう言った
牧と楽しく話していたら
「マッキー、今7時26分だょーッ
窓に手で書かなきゃだよッ」
と、志穂がアタシ達の話を切った
「マジでッ?!急げー」
と、牧も志穂の話にのる
アタシの知らない話___
2人で話さないでよ___
アタシの知らない話をしないで__
志穂と一緒にいて___
一番楽しいの?
アタシの心のモヤモヤは
だんだんと大きくなっていったんだ__
____
またまたぶすっとふくれるアタシ
そして、アタシの心が爆発する事件が起きた
「ちょっと、代わってちょー♪
ココじゃないと、書きにくいから」
「いいよーッ」
牧が由紀ちゃんに許可を得て
志穂の隣の席に座った
ムムムムムムムムッ
自分の顔が引きつってることが
自分でも分かった
楽しそうに話す2人___
唯奈は後ろの席の拓とコソコソ話している
1人ぼっちの気分だった
しょんぼりと落ち込んでいると
バシッッッッ__
「いったぁあああああああー」
思いっきり頭を叩かれた
「へっへ〜んッ☆」
拓が後ろで笑っている
「くそったれぇええええ」
アタシも拓の頭を
バシッッッッ
と、叩いた
「いってぇえええええ」
と、拓も叫んだ
バスの中にいる人たち全員が
アタシ達の方を見て驚いている
周りはしーんと静まり返っていた
「ふーちゃん、拓ーッ
うるさーい、静かにしなさい」
と、こーちに言われて
「「ハーイ」」
と、返事をした
いつの間にかアタシのぶすっとした顔は
笑顔になっていた
「ふーちゃん、拓ねふーちゃんに気をつかって
頭叩いて構ってくれたんだよ‥‥
”マッキーが志穂と一緒にいるから
アイツ泣いてんじゃねーの?
オレが構ってやるかッ☆ (笑)”
って言ってたよ?」
と唯奈がこっそりと教えてくれた
「‥‥ふーん‥」
と、アタシは唯奈に言葉を返した
結構いいとこあるぢゃんッ
と、拓のことを見直していた__
_______
「ふーちゃん、お絵かきしないッ?
てか、何か絵書いて〜ッ!!」
と、由紀ちゃんにノートとペンを渡された
「えぇー‥‥ぢゃぁゲロゲロゲーでも書こうかなぁ
カワイイし‥‥」
と、ポツリとアタシはつぶやいた
「何〜ッ?!ゲロゲロゲーって」
と、由紀ちゃんに言われたけどシカトした
______
「できたぁああ〜」
アタシの声に周りの人々が反応する
「あぁ〜ッ!!ゲロゲロゲーってこれ?!」
と、由紀ちゃんが言う
「ゲロゲロゲーって、風花、あれのコト?」
と、拓が聞いてきた
「もっちろん♪」
と、アタシは微笑んだ
「何々〜、ゲロゲロゲーって!!」
と、好奇心旺盛の牧が割って入ってきた
「じゃぁ、ヒントの歌を歌うから当てろょッ
風花、歌うぞ!!」
「アイアイサーッ」
と、了解のポーズをおくる
「「せーのッ」」
_________
「「いっせーのーでッ」」
と、2人で声を合わせた
「たとえ火の中、水の中、草の中、森の中(^ω^)
土の中、雲の中、あの子の
ス カ ー ト の 中(きゃ〜っ!)
なかなかなかなかなかなかなかなか大変だけど
必ずゲットだぜ
ポケモンゲットだぜいぜいぜいぜいぜいぜいぜー
マサラタウンにさよなら
ばいばいっ\(^_^)/
俺はコイツと旅にでる
(ゲロゲロゲ〜)
鍛えたワザで勝ちまくり
仲間を増やして次の街へ
いつもいつでもうまくゆくなんて
保証はどこにもないけど〜
(そりゃ〜そーだ)
いつでもいつも本気で生きてる
コイツたちがいる〜
Ah〜憧れの〜
ポケモンマスターに〜
なりたいな〜
ならなきゃ〜
絶対なってやるー」
と、歌った
「ゲロゲロゲーってさぁ‥‥まさか‥‥」
と、牧が言う
「ゲロゲロゲーの部分を原型にするとー」
と、アタシが言うと拓と2人で顔を見合わせて
「「マサラタウンに”さよならバイバイ”
オレゎコイツと旅に出る(ピカチュウ)〜♪」
と、アタシが歌い終わっても
「鍛えたワザで、勝ちまくり〜〜ッ
仲間を増やして次の街へッ いつもいつでもー」
と歌っていたので
「もぅいいっつーのッ」
と言って拓の頭を叩いた
「いいぢゃんかょーッ!!
マッキーも涼君も力也も星哉も歌おうゼーッ☆」
と、拓が誘う
「歌う歌う〜ッ♪」
と、牧が言う
「オンチでも笑わないでね」
と、鈴木クン
「オレ、ソプラノだせねぇーょッ!!」
と、力也
「どこから歌うの〜?」
と、KYの星哉
「いっせーのーで、で始めるぞッ!!
”マサラタウン”からなぁッ?!」
と、拓が仕切っている
「いっせぇーのーでッ」
と、拓が言う
「「「「「たとえ火の中、水の中、草の中、森の中 土の中、雲の中、あの子の
ス カ ー ト の 中(きゃ〜っ!)
なかなかなかなかなかなかなかなか
大変だけど
必ずゲットだぜ
ポケモンゲットだぜ
いぜいぜいぜいぜいぜいぜー
マサラタウンにさよなら
ばいばいっ\(^_^)/
俺はコイツと旅にでる
(ゲロゲロゲ〜)
鍛えたワザで勝ちまくり
仲間を増やして次の街へ
いつもいつでもうまくゆくなんて
保証はどこにもないけど〜
(そりゃ〜そーだ)
いつでもいつも本気で生きてる
コイツたちがいる〜
Ah〜憧れの〜
ポケモンマスターに〜
なりたいな〜
ならなきゃ〜
絶対なってやるー」」」」」
と、歌ってる5人を見て
「ウチも歌う〜♪」
といって再び飛び入り参加した
ふと、つまんなそうな顔をしてる志穂を見ると
志穂がアタシをにらんでいて
目が合った___
________
志穂はアタシと目が合うと
横を向いてそらした
「‥‥‥?‥」
アタシは志穂のした行動が分からなかった
それから夜9時くらいにはみんな寝ていた
アタシも、眠かったから寝た
_______
「ハーイ、着いたよ!!みんな起きてーッ」
と、コーチの声が聞こえて目を覚ました
みんな起きて目をこすっている
ただいま夜10時30分
みんな外へ出て荷物を出している
アタシ達も外へ出て自分達の荷物を持った
「他のお客様が寝ているので静かに」
と、宿泊所のお姉さんが言った
宿泊所の名前は兵神詰所
奈良の天理という所にあるらしい
中へ入ると、長い廊下が続いていた
キャプテンの2人は、部屋の鍵をもらっていた
____
アタシ立ちの部屋は3階
階段を上ってトイレを通ると
3階の1番端っこが女子
その隣が男子だった
由紀ちゃんが部屋のドアに鍵を指した
部屋に入ると窓がついていて
隣の宿泊所が見えた
アタシ達は布団を棚から出して敷いていった
意外にも早く終わり、
誰がどの場所で寝るかを決めていた
「おっ!!女子は速いねーッ
男子は布団も敷いちゃいないょ
明日着るユニフォームを自分の枕元に置いてね
その方が早く仕度できるからね
もう遅いから寝なよ
6時だからねーッ」
そういってコーチが部屋から出て行った
隣の男子の部屋からはいろんな声が聞こえてくる
「オレ、マッキーの隣がいいー」
「杉ちゃんと一緒じゃなきゃ寝れないー」
「涼クン、いっちゃヤダァアアア」
「星哉‥‥ゴメン、オレ行かなきゃ」
「涼ク〜〜〜ンッッ」
この会話が丸聞こえ
アタシ達は大爆笑していた
「アハハハハハハッ
ドラマかよーッ!!行かなきゃとか
ウケルーー」
「何してんだかねぇーーッ」
「バカでしょー」
「「アハハハハハハハッ
アハハハハハハハッ」」
と、笑っていたら
「女子うるせぇー
ドラマでもいいんだよーー」
と、星哉の声が聞こえた
「バーカッ」
と志穂が叫ぶ
「うるさいよ!!」
と、男子の部屋にコーチが入ってきたらしい
アタシ達の部屋まで聞こえてきた
「ふーちゃん、今日ゎ恋話やめて
明日にしょ?」
と、志穂が言った
「うん!!そーする」
と、アタシが返事をする
「「おやすみー」」
___________
アタシは志穂の睨んだ時のコトは
あまり気にしていなかったけど
この時に、アタシの迷路の道は
崩れていった____
「イエーイッ!!星哉負けー」
隣からの騒がしい声で起きた
男子達は枕投げをやっているらしい
ドスン、ボカンという音が聞こえてくる
「男子うぜぇーんだよ!!
女子ゎまだ寝てんだょ!!」
と、志穂が叫ぶ
あたりは静まり返った
そして、男子達はぞろぞろと
部屋をでていく音が聞こえる
廊下を歩く音が聞こえてきて
目が完璧に覚めた
アタシ達はユニフォームを着て髪の毛を‥‥__
「女子ー!!これ1人1本ね!!」
と、コーチが部屋の中に入ってきた
コーチが持っているのは7本のヘアゴム
1本ずつ色が違う
赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫
と、虹のように並んでいた
「志穂、黄色ー」
「沙歩はねー青」
「麻弥は赤ー」
と、みんな自分の好きな色をもらっていく
当然、アタシは
「ウチ、オレンジー」
と、言った
「ふーちゃんは絶対そういうと思ったから
これにしたんだ、ハイ」
と、コーチがゴムをアタシに渡す
「ワァーイ♪ありがとうございます〜」
と、言った
ちなみに、それぞれが選んだ色は
赤 麻弥ちゃん
オレンジ 自分
黄色 志穂
緑 唯奈
青 沙歩ちゃん
藍色 未来ちゃん
紫 由紀ちゃん
と、なった
大会前にみんなでちょんまげで髪の毛縛ろう
と、言っていた
ちょんまげとは前髪を縛るほうのちょんまげ
みんなで前髪を縛る
前髪を縛った後は急いで1階に降りた
すでに朝食が置いてあった
男子が用意してくれたらしい
席は自由だった
男子は座っていて牧の隣に3席あいていた
そこに志穂、麻弥ちゃん、未来ちゃんが座った
アタシは楽しそうにしゃべる志穂と牧を見て
喉と胸が痛くなった__
アタシは席について
志穂と牧がしゃべる様子を見ていた
「‥‥‥」
アタシは心が重たくなった気がした___
__________
「バスに乗るょー!!」
コーチの呼びかけに答えてバスに乗り込む
今日は最悪の雨だった
試合ができるかアタシは心配していた
1番後ろの5人の席は男子が占領
真ん中は牧で牧の左隣が拓、右隣が鈴木クン
鈴木クンの隣は力也で拓の隣は星哉
アタシと唯奈が隣で席は男子の前の席
もちろん、志穂も男子の前の席
アタシと唯奈がしゃべっていると
「シュッシュッシュシュシュ
黄色い食べ物」
「シュッシュッ」
「バナナ、シュッシュッ、ブルーな気持ち」
「シュッシュッ」
と、最近流行のゲーム男子達がやっている
それを、唯奈と2人でこっそり聞いていた
「涼君の寝癖がひどくなかった時、シュッシュッ
オレンジのユニフォーム」
「シュッシュッ」
「SHC,シュッシュッ、ブルーな気持ち」
ちなみに、SHCはアタシ達のチーム名
SHCマッキー
SHCユッキー
という名前だ
「つくよー、」
と、コーチの呼びかけに荷物を持つみんな
アタシは牧に
「あのさぁ、昨日ワゴムで今日中に好きな人いえッ
って言ってたけど、
1勝でもできたら教えてあげるよ」
と、言った
「へっ!!楽勝♪覚えとけよ!!
後で後悔させてやるからなぁーッ」
と、牧がニカッと笑う
ホッケー用具を持って、試合会場である
大阪の長居球技場の入り口へと向った
「いざ、戦場へーッ!!」
「オーッ!!」
と、男子達が盛り上がっていた
_____
会場は人であふれていた
アタシ達はスタジアムに入り、席を取った
たくさんの椅子が並んでいる中、
アタシ達の席は一番上
上るだけでもつらい
ただ今、2009年3月14日土曜日 午前8時20分
男子の試合が9時30分から始まる
男子達は試合に使うものだけ持って
移動しようとしていた
アタシ達女子は荷物を置いて
スタジアム入り口まで見送り
「がんばってねぇええ♪」
と、志穂が男子に言う
「がっがんばれッ」
アタシも志穂に続いて言った
牧がアタシの方を振り返り
「おうッ!!絶対勝って、好きな人聞くからな!」
と、言って笑った
アタシは心の中のどこかでキューンとなった
アタシ達は観客席へ戻った
_______
「女子の誰か、ドリンク持ってってー」
と、コーチが言う
「志穂行くー」
「ウッチもー」
と、志穂とアタシ
「沙歩もー」
「未来もー」
と、続々と出てきた
アタシと志穂は沙歩ちゃんと未来ちゃんに譲った
男子達は雨の中アップをしている
相手のチームは岡山県の山陽クラブ
アタシは冷たくなった手を温めながら
がんばってる牧の様子をじっと見ていた
________
大阪の長居球技場ではコートは
全部で1コート、2コートと6つに分けられている
男子が試合をするのは5コート
真ん中である
アタシ達女子は荷物番をしなければならない
だけど、誰かが見に行って
誰かが待っているのはOKらしい
志穂に
「ふーちゃん、鈴木が後半出るからさぁ
一緒に行かないッ?
マッキーゎ、両方出るしッ」
と、コソコソ言われた
「いーよ!!」
と、アタシもOKを志穂に伝えた
志穂は唯奈も一緒に誘った
だけど、由紀ちゃんは嫌いだから
誘わなかったらしい
「志穂とー、唯奈ちゃんとふーちゃん
後半に見に行っていい?」
と、志穂がみんなに伝える
「いいょーッぢゃぁ沙歩と麻弥ちゃんと
未来ちゃんと由紀ちゃんで前半行くねーッ」
と、沙歩ちゃんが言った
________
プーーーーーーッ
と、試合開始のサイレンが鳴った
牧が相手チームのトップと”ブリー”をする
ブリーというのはドッジボールでボールを
先攻後攻かで決めるときに使う
ジャンプボールに似たようなものだ
相手と自分のスティックを3回ぶつけ合う
ボールを後ろにパスするか前に出るかで
そちらの勝利となる
天気は雨
人工芝でもコート内は水溜りがたくさんある
というよりも、コート全部が水びだし
こんな状態でいいプレーができるはずがない
そう思っていたらやっぱりそうだった
拓がボールを持ってパスをしようとした
だけど、水溜りが邪魔でボールが止まってしまう
そのボールは相手に取られてしまった
だけど、こっちが不利なら相手も不利だった
相手も、同じように
水溜りが邪魔でボールが止まっていた
あっという間に15分がたち、ハーフタイム
お互い1点も入らないまま前半が終了した
それと同時に前半組みの
沙歩ちゃん達が帰ってきた
アタシ達3人は立ち上がり
牧達の元へと走っていった
____
アタシたち3人は
男子のやっている試合コートへ到着した
まだ雨は降り続いている
服を3枚しか着てないアタシは体が震えていた
それでも、じっと牧を見つめていた
プーーーーーーーーッ
と、試合開始のサイレンが鳴った
それぞれのポジションにつく
牧は前半と同じようにブリーをする
ボールは見事に牧がとり、後ろへ出した
それを力也が取り、前へ進んでいく
ゴール前まで来てシュートチャンス!!
だけど、サークルという半円の中に入ってから
シュートしないと得点に入らない
相手の守りは頑丈で、キーパーの近くに
行くことができない男子達
最悪にも、ボールをカットされ
攻められてしまった
相手チームはだんだんとゴールに近づいていく
相手は、サークル内まで入ってきた
ここでシュートを打たれたら
入る可能性が高い
力也と牧、鈴木クンに拓が相手のゴール場所から
急いで戻ってきた
ディフェンスの星哉は1人でがんばっていた
キーパーの琢磨もボールを蹴っている
ここで、4人がサークル内に入ってきて
牧達はディフェンスは全員でしている
だから、人数が多くて人口密度が高い
守っているほうが(今の状態だと牧達)
ボールをサークル内で蹴ってしまったら
ペナルティコーナーという状態になってしまう
ピーーーッ
と、ホイッスルが鳴った
ペナルティーコーナになった
この状態になったら、(今の状態だと牧達が)
キーパーを含めて4人ゴールに入る
相手は4人サークルの上に立っていて
1人はゴールの横からボールをパスをする
ゴールに入っているチーム(牧達)の中で
2人はセンターラインまで戻る(真ん中の線)
ゴールに入ったのは拓、力也、星哉、琢磨
戻ったのは牧と鈴木クン
ペナルティーコーナは攻めるほうにとっては
すごく有利な状態だ
ココで1点を取られたら
取り返すのが難しい
今は後半で体力だって消費している
だから、意地でも止めなければならない
「杉ちゃんー、力也ー琢磨ー星哉ー止めろー」
と志穂が叫ぶ
「止まるよーーー」
と、唯奈も志穂に続いて叫ぶ
「拓ぅう〜ッ力也ぁあ〜ッ星哉ぁあ〜ッ
琢磨ぁあ〜ッ止めろぉおおおおー」
と、アタシも叫ぶ
ピーーーッ
と、ペナルティーコーナー開始の合図
運命の時が来た_____
____
相手のチームの1人が
ゴールの横からボールを出す
1番キーの力也が飛び出して
相手チームからボールを取り返しに行った
1番キーとは、4人のうち1人だけ1番に
飛び出す人のことをいう
他の拓、星哉、は琢磨と一緒にゴールを守る
ペナルティコーナーでは
サークルからボールが出たら終了となる
力也は相手からボールを取ってサーク外に出した
何とかピンチ脱出!!
それから攻めたり守ったりが続いた__
後半残り3分前
得点はお互い0-0のまま
牧達は相手のサークル内に入っていた
ココで相手がキックをすればショウコーとなる
ショウコーになれば奇跡の大チャンスッ
ショウコーとは
さっき牧達はペナルティコーナーになった
今度は相手がペナルティコーナーに
なるということである
ちなみにショウコーはショートコーナーの略
ここで、力也がボールを持った
シュート体制になるがやはり、相手は守りが強い
力也は基本技プッシュでゴールに入れようとする
力也の撃ったボールは相手の足に
おもいっきり当たった
ピーーーーーッ
ホイッスルが鳴った
ショートコーナーである
牧達がそれぞれの位置に着く
横からボールを出すのは拓
キーパーの琢磨意外はサークルの上に立っている
プーーーーーッ
ここで試合終了の音が鳴った
しかし、ショートコーナー、ペナルティコーナー
の時に試合終了となった時、ラストプレーになる
つまり、ボールがサークル外から出れば終わる
ラストプレーの時、守る方
(ペナルティーコーナー)の方の人たちで
真ん中のラインまで戻る人はゴール内に入る
ピーーーーーッ
ショートコーナー開始の合図
これで、勝つか引き分けかが決まる
「決まるよーッ」
「がんばれー!!集中、集中!!」
と、声をかけた
心の底で絶対入ることを願っていた
______
拓がゴールの横からボールを出す
それと同時に相手の1番キーが飛び出してきた
ボールを持っている牧は星哉にパス
星哉のボールを必死で取ろうとする相手チーム
星哉は鈴木クンにパスをしようと見せかけて
力也へとパスをした
星哉のフェイントが効いて相手は焦っている
力也のボールを取ろうとするが
力也はドリブルでうまくかわしたり
キープしていた
そして、力也は狙いを定めたかのように
ボールを強く押した(基本技のプッシュ)
ガコンッ
ゴールにボールが当たった音が響いた
力也の入れたボールは
キーパーの足の下を通って入った
ピピーーッ
牧達のチームに1点が入った
これで牧たちの勝利は確定した
「ヤッタァアアアアアッ」
と喜ぶ牧達
雨の中ずぶぬれでプレーした男子達は
髪の毛がぬれていて
さわやか少年のように見えた__
男子達の試合が終わり荷物が置いてある席へ戻る そこでアタシは
重要なことを忘れていたのに気づいた__
「オレンジ、好きな人__」
と、タオルでぬれた体を拭いている牧に言われた
「はぃッ?!」
と、アタシは声を上げる
「何のこと?」
と、アタシは首をかしげる
「最悪ッ!!オレッちが1勝でもできたら
言うって言ったのどこの誰だょ」
と牧が怒る
「あ‥‥‥‥」
すっかり忘れていたアタシに
牧は大きなため息をついた
「思い出したなら早く言えよ」
と、牧が頭をぽりぽりとかく
周りのみんなは空気をよんで
そそくさと、どこかへ消えていった
アタシは牧との2人っきりの状態に
頭が混乱してくる
「え‥‥と、その‥」
と、アタシがもじもじしていると
「んだよッ!!じれってぇーなぁ
オレンジらしくねぇーなぁ
早くとっとと言ってくれ!!」
と、牧が言う
「あっあのね‥‥__
ウチの好きな人はね___」
_______
「ウチの好きな人__」
「マッキィイイイーッ」
「バカ、星哉!!」
と、周りの声が聞こえた
「星哉、どーしたの?」
と、牧が星哉に聞く
「コーチがマッキーのコト呼んでたから‥‥」
と、星哉はアタシの方を向いて歩いてくる
「オレンジ、ゴメンなッ」
と、星哉は小声で謝る
「星〜哉〜、コーチどこにいるの?」
と、牧が星哉に聞く
「案内するから来てー」
と、星哉は牧の手を引っ張る
「オレンジ、後で教えろよー」
と、星哉に引っ張られながら言う
星哉は申し訳ないって顔をして片手を挙げる
星哉のせいでアタシの告白がダメになった
アタシはわんわん泣いた
影で隠れてた志穂や力也、鈴木クン、拓が
「ふーチャン、大丈夫だょぉーッ
後で教えてってマッキー言ってたぢゃん!!」
「オレンジー元気出せょー」
「力也のゅーとーりだと思う‥‥
元気出せー、まだチャンスはある!!」
「涼クンが言ったとぉーり
風花、まだチャンスあるじゃーん」
と、言ってアタシをなぐさめてくれた
みんな、アタシが泣き止むまで
ずっとそばにいてくれた__
その後はバスに入って昼食タイム♪
さっきまでの大雨はなく
太陽が出てきて快晴♪
雨の中苦労した男子達は
天気に文句をブーブー言う
男子の後はアタシ達が試合
1時30分から鳥取県のチームと対戦
1時にアップを開始する
それまで、隣の公園で遊んでいい
と、コーチが言ったので遊んだ
アタシは、次の試合で
泣くはめになるとは知らずに___
_____
1時くらいになってアタシ達は試合会場へ行き
アップを始めた
アタシ達は絶対に勝てるって思ってた
サイコーで最強のチーム
これチームならいけるって思ってた__
1時30分
アタシ達は第1コートで試合をする
第1コートは1番前の席からは余裕で見えるので
男子達は1番前に来て座っていた
アタシ達は円陣を組んで
「勝つぞー」
「1点入れるぞー」
「がんばろー」
と、声をかける
プーーーーッ
と、試合開始のサイレンが鳴った
トップの沙歩ちゃんが
相手のチームのトップとブリーを始める
沙歩ちゃんはうまくボールを後ろにパスし、
由紀ちゃんがボールを取った
そして、麻弥ちゃんへとパスをつないだ
それから、取ったり取られたりが繰り返された
そして、前半10分
アタシ達は現在守っている
ただ今、ピーーンチ!!
人口密度も高いし、これは、まさか、
と思い、冷や汗が出てくる
ここで、由紀ちゃんがキックをした
しかも、サークル内で__
ピーーーーーーッ
ペナルティコーナーになった
ゴール内には6年生のアタシ達
唯奈、由紀ちゃん、志穂、アタシが入った
1番キーはアタシだ。
1番に飛び出せるか、不安でいっぱいだった
ピーーーーーッ
ペナルティコーナー開始の合図
それぞれ、ポジションにつく
アタシは、このペナルティコーナーで
痛い目にあった___
______
相手チームの1人がボールをゴールの横から出す
それと同時にアタシも飛び出す
相手のボールをカットしても
それをまた取られて、ボールを
サークル外に出せない
相手はヒットという技を撃ってきた
ヒットとはロングパス(長いパス)
ができる、攻められてる時やシュートの時に使う
とても強い技だけど、
上級者でも空振りしてしまうため、
練習が必要な技である
相手が撃ったヒットのボールはスピードが速くて
強いヒットだった
これにあたったら、たまったものじゃない__
相手が撃ったヒットのボールは
アタシの目の前に飛んできた
浮いてるため、スティックを上げて
ボールを打ち返すしかない
アタシは、スティックを上げようとした__
ボンッ
ガコンッ_______
と、ボールがゴールに入ってしまった
だけど、チームのみんなは
ゴールに入ったことも気にせずに、
アタシに駆け寄ってきて
「ふーチャンッ!!大丈夫ッ?!」
と、声をかけてくれた
一体何が起きたのか、
ボンッという音は相手の撃ったヒットボールが アタシの手に直撃した
あの速さとボールの強さ__
あんなのにあったったら
もちろん、痛い
アタシは痛くてわんわんと泣いた__
アタシは一回選手交代になった
代わりに未来ちゃんが試合に出た
アタシの手にボールが当たった所は
真っ赤になっていた
そして、ちょっと膨れていた
アタシは3分経っても泣き止むことはなかった
ボールが当たった痛みもあるけど
牧に告白する時もじもじして、できなくて__
それが”悔しい””情けない”
っていう理由もあった__
____
ピーーーッ
と、前半終了のサイレンが鳴った
みんなベンチに戻って水分を取る
アタシはまだベンチに座って微妙に泣いていた
止まらない涙__
アタシのせいで1点を取られたことが嫌だった
みんなに
「ウチのせいで1点入っちゃった___
ゴメン‥‥___」
と、謝った
みんなは
「気にしないでょ!!ふーチャンのせいぢゃ
なぃんだからッ!!」
と、志穂
「ふーちゃん、ケガ大丈夫?」
と、唯奈
みんな言葉をかけてくれて嬉しかった
コーチには怒られた
「あんな小さな3年生の未来ちゃんだって、
がんばってるんだよ?だから、
ふーちゃんも泣くのはやめて、戦ってきな!!」
と、言われた
アタシはタオルで涙を拭くと、観客席から
「オレンジーッ!!泣くんじゃねぇーぞ!!」
と、牧
「オレンジ、がんばれ」
と、鈴木クン
「泣いてるヒマあるんなら、フィールドにたて!」
と、力也
「いつもの元気はどうしたんだよー」
と、拓
「ファイトー」
と、星哉
「1点まずは取り返せー」
と、琢磨
男子達の応援の声が聞こえてきた
その言葉にまた涙を流してしまった___
ピーーーッ
後半開始のサイレン
「がんばるぞー」
と、声をかける由紀ちゃん
「オォーーーッッ!!」
と、続くアタシ達の声
アタシ達の心の火には
油が注がれ続けていた__
____
後半が始まってから10分__
アタシ達に得点の変化はなく、
相手チームは1点、2点、と入れ続けている
ただ今3−0
アタシ達は今のところ1点も入れてない
相手のゴールまではいけるのに、
あとちょっとなのに、パスカットされてしまう
そして、攻められてしまう
後半になってきて、やっぱり疲れてくる
体力も消耗していて、前半より速く走れない
どうしようもできないアタシ達
みんなボールを追いかけることさえ、
あきらめてしまう
そして、相手がサークル内に入ってきた
必死で止めようとするアタシ達
ピーーーーーッ
ペナルティコーナーになった
理由は分からないけど、審判はそう支持している
アタシ達4人はゴールに入る
プーーーーーッ
ここで、後半が終了
センターラインにいた
沙歩ちゃん、麻弥ちゃんが戻ってくる
ココで止めないと____
ピーーーーーッ
ペナルティコーナー開始の合図
これで、とめれたら良かったのに____
____
相手チームの1人がゴールからボールを出す
さっきの手にボールをぶつけた時の記憶が
頭の中でフラッシュバックする
足がガクガク震えてきた
さっきの事が怖くて足が重たい
1番キーなのに、相手がボールを出した時に
間に合わなかった
相手チームはヒットを撃ち、ゴールに直撃する
ピピーーーーーッ
試合が終了した
アタシ達は4−0でボロ負けした
次が今日最後の試合
次で勝たなきゃ、明日試合がない
決勝トーナメントにもいけない
アタシ達に重いプレッシャーがかかった
「ひっく‥‥___」
「ぅわーん____」
アタシと志穂、2人で泣いている
観客席に戻る途中の事
観客席に行けば泣き顔が酷くて、笑いものである
それでも、悔しくて涙が止まらない
本日2度目の涙__
観客席へ入ろうとするときに、
パチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチ___
と、拍手が鳴った
保護者の方々が拍手をしてくれた
「がんばったね」
「よくやった」
と、言われた
その言葉に感動して涙の勢いが増した
鈴木クンのの上に乗っかっていた力也が
「次の試合で勝てばいいじゃん__
だから、まずはそのブサイクな顔をやめろッ
笑っちまう____プッ」
と、言う
「い、い‥‥今、わら、わら、笑ったぁ〜〜
力也、最悪ぅうううう〜〜」
と、アタシが泣きながら言う
でも、力也は意外に拍手をしてくれていた
よく見れば、力也以外に
牧、拓、星哉、琢磨、鈴木クン達も
拍手をしていた
なんか、嬉しかったけど
意外な一面を見てかゆかった
とりあえず席に座り、
他のチームの試合の様子を見る
みんなでキャーキャー騒いでいる
次は男子達が3時40分くらいから
男子がさっきやった第1コートで始まる
ただいま午後2時30分__
牧に告白の続きをしたくても、
男子達が群がってて呼び出しにくいし__
アタシは痛む右手を押さえながら
楽しそうに笑う牧を見ていた__
_______
「おーぃ!!差し入れだょー」
と、コーチが大きな袋を持って階段を上ってくる
「袋の中、なぁに?」
と、沙歩ちゃんがコーチに聞く
「あぁ、スポーツの後と言ったら
コレかな?って思ってさ__」
と、コーチが袋の中から物を取り出す
「あーッ!!カロリーメイトだぁ♪」
と、麻弥ちゃんが喜んで、
コーチからカロリーメイトをもらっていた
「ハァアーーーイッ!!オレも、オレも!!」
と、牧達男子軍も、もらいにやってくる
アタシも、唯奈と志穂と一緒にもらいに行った
「いっただっきまぁーっす♪」
と、笑顔で食べる男子達
まだまだガキだなって思った
「うっめぇーッ!!チョコ味だって!!」
と、牧が言う
「チョコ___?」
と、星哉が何やら考えている
「本当にうまいなぁー☆
どっかの誰かさんが作った
マフィンよりおいしいなぁー☆
あー、うまい、うまい」
と、鈴木クンのドSな言葉が心に刺さる
「そうだッ!!涼クンが
”オレンジがくれたマフィン
カロリーメイトのチョコ味に似てるよねー”
って言ってたっけ‥‥それだぁ♪」
と、1人で何かを思い出した星哉
アタシは星哉と鈴木クンに
「誰のマフィンが何だってぇーーーッッ!?」
と、叫んだ
「涼クン、逃げよう!!」
「星哉は逃げて!!追っては俺に任せて!!」
「涼クン___」
「星哉、早く!!オレンジモンスターが来る!!」 「涼クン、ありがとう__
いつかはコノ恩返すね___」
と、2人でまたドラマをやっていた
「昼ドラかょッ」
と、言ってみんなで笑っていた
アタシは怒っていた事を
すっかりと忘れていた__
________
ただ今男子はアップ中
アタシ達はキーパー琢磨の手伝い
キーパーは防具を着るのに大変である
中学生とかになったら1人でできるけど
小学生のアタシ達には無理だ
なので、手伝っている
遠くからは
「ファイトー」
「「オー」」
「ファイトー」
と言う男子達の声が聞こえてくる
次の男子の相手チームは
福井県の常盤ボーイズというチーム
常盤ボーイズと聞いて男子達は
「常盤ボールド」
とか言ってて、からかっていた
ちなみに、ホッケーでは
福井県、岐阜県などが強い
大会でも結構、福井や岐阜が優勝するらしい
そんな強豪チームと戦うって__
男子、ヤバくないッ?!
アタシは余裕そうな顔をしている牧を見て
「好きな人、教えなくていいかも___」
と、つぶやいた
________
「?‥‥ふーチャン、今何か言ったぁ?」
と、隣にいた志穂がアタシにたずねた
「いやッ。別に何でもないょッ♪」
と、アタシは志穂に笑顔を見せた
せっかくみんなが考えてくれた作戦だから
実行しなきゃ可哀想だという思いが
心の中で生まれていた
だから、アタシはせっかく考えてくれた志穂に
悪いと思ったから、笑ったんだ__
3時40分__
プーーーーッ
と、開始のサイレンが鳴り響いた
牧はブリーを始める
だけど、ボールは相手に取られてしまった
必死に牧、鈴木クン、拓がボールを取りに行く
さすが福井!! 強豪だけあって、うまい!!強い!!
って、感心してる場合ぢゃなくって___
「男子ガンバレー」
と、応援をする
でもレベルの差は、はっきりと分かった
相手の方がうまい__
誰が見ても相手の方がズバ抜けている
始まってから3分くらいでもうゴール前__
星哉が必死にカットする
だけど、それを見事な技でかわして
ガコンッ
ピピーーーッ
と、シュートが入ってしまった
「ドンマイ、ドンマイ!!
1点とりかえすぞーぉ」
と、声を声をかける牧
だけど、その後牧たちは1点も入れずに
前半が終了した
2-0という得点
後半15分で
2点も入れることなんてできる___?
牧達は、さっきの試合で
1点がいっぱいいっぱいだったのに__
いつもの練習では
アタシ達が弱いから2,3点も入れられるけど
今回は、違う__
強豪チームだから、無理ぢゃん__
アタシは
好きな人なんて、もう
どーでもよかった___
_____
プーーーーーッ
後半開始のサイレンが鳴った
男子達はそれぞれのポジションにたつ
牧が相手チームとブリーをする
カコンッ
大きな音が鳴り響いた
相手チームは無理やりボールを
自分達を方へ押し付ける
牧は必死で取り返しに行く
牧に続いて、鈴木クン、拓、力也の3人も
ボールを追いかける
相手チームはあっという間に
サークル内へ入っていった
そこで、星哉がボールをカット
「星哉ナイスーッ」
と、沙歩ちゃんが叫ぶ
星哉はそこからセンターラインにいる
牧へパスをした
牧はキーパーと1対1
必死でシュート体制に入った
ねぇ、牧__
お願いだから無茶はしないでよ__
危険なことはしないで
お願いだから
どんなことがあっても笑ってよ__
_____
相手チームのキーパーが飛び出してくる
ドォンッ
バンッッッ____
嫌な音が鳴り響いた
「マッキーッ?!」
拓が叫んだ
ピーーーッ
と、審判が一度試合をタイムにする
「キミ、大丈夫か?!」
と、審判は牧に声をかける
「裕介、大丈夫かッ?!」
と、コーチも牧の元へかけよる
一体何が起きたのか___
牧とキーパーがぶつかった
だけど、キーパーはキーパー防具を着てるから
全然痛くないけど
牧は防具にもあたり、スティックを頭にぶつけた
キーパー防具は重い
スティックだって、凶器になる__
みんなが声をかける中、牧は地面に倒れたまま
審判が
「‥‥、この子と誰かを交代しましょう。
その方がいいでしょう」
と、言う
相手チームの子達は黙って見つめる
キーパーの子は牧に謝りもしない
ホッケーは危険なスポーツ__
この言葉が頭に浮かんでしまう
「では、交代させましょう」
と、コーチが言った時だった
「オレは、大丈夫です__」
ッ?!
牧は、スティックを持って立ち上がった___
_____
「オレは大丈夫ですって___
裕介、頭おもいっきりぶつけたんだょ!!
この状態で___」
と、コーチが言いかけた時
「オレはどこも痛くありません。
気を失っただけです。
オレを、このまま試合に出させてくださいッ!!」
と、牧はコーチに頭を下げる
コーチはうーん‥と考えている
「裕介が大丈夫って言うなら出してやりたい‥‥
だけど、危険だってある___
後から痛む場合だってあるんだょ__」
と、コーチはまた考える
「後から痛んだら、すぐ言います!!
お願いします___」
牧は何度もお願いしている
「裕介はキャプテンだからなるべく
フィールドに立ってほしい__
__痛かったらすぐに言うんだょ__」
と、コーチが許可を取る
「分かりました!!
ありがとうございます!!」
と、言い牧はフィールドに戻った
ピーーーッ
試合が再開した
後半はあと少しで終了する
2-0の得点
牧達は2点も入れられるの__?
そんな不安がある中
力也がゴール前でうまくかわし、
ガコンッ
ピピーッ
と、1点を入れた
みんなで喜び合っていたら、相手チームは
反撃をして1点を入れた
3-1の得点で、
牧達は勝つことができるの___?
______
後半戦も残り1分
牧達は今ラッキーなことにショウコー状態
牧達はそれぞれポジションにつく
拓はゴールの横からボールを出す準備をしている
プーーーーーッ
ここで後半戦が終わった
ここで牧達が1点を入れても負けなので
試合は終了した
牧達は
「「ありがとうございましたぁーー」」
と、応援してくれたみんなに挨拶をしていた
男子達の今日の試合は終了した
男子たちは1勝できたのでトーナメントに行ける
アタシ達女子は次の試合で勝たないと、
トーナメントへは行けない
次の試合で負けたら、明日試合がない
女子全員、プレッシャーを感じていた
女子で暗い顔になっていると
男子が帰ってきたらしく、辺りが騒がしい
「んだょー。女子元気出せってッ!!
がんばれょー。次で決まるんだからー。
応援してるからさぁ」
と、牧は言ってくれた
多分、アタシ達の表情を見て分かったんだと思う
「がんばるょッ!!」
と、私は笑って見せた
本当は心の中で
大きな不安があったけれど__
_______
「はぃッ!!コレあげる〜ッ」
と、麻弥ちゃんに何かを差し出された
「?___何コレ?緑の草?」
と、緑色の塊を見つめてアタシがそう言った
「ふーちゃん何いってんのォッ?!
コレ四葉だょーッ」
と、隣にいた未来ちゃんが笑う
「こんなに大量で‥‥?
どーしたのコレッ」
と、唯奈が麻弥ちゃん達に聞いた
「男子がアップしてる時に
草むらみたいな所にたくさんあったんだぁ〜
四葉って幸運を呼ぶでしょ?
四つ葉見つけた人が誰かに渡せば
四葉をもらった人が幸せになったら
その人の幸せが倍になって
渡した人に帰ってくるって言うカラッ
次の試合に勝つためのお守りぃ♪」
と、沙歩ちゃんが説明してくれた
「みんなぁ〜ありがとぉ〜〜」
と、3人に感謝した
アタシ達女子の試合は17時から
第4コートで行われる
相手は強豪チームの朝日__
相手は全員4年生と、年が下だけど
油断禁物___
「女子ーアップしてー」
と、コーチに呼ばれる
アタシ達は四葉をもっているか確認し、
アップを始めた___
______
「次ってさ、朝日と試合だよね___」
と、志穂が突然言った
「うん___でもさ、お守りもあるしッ
明日の試合あるか、ないか決まるわけだし
ガンバローッ」
と、アタシが言うと
「そうだねッ^^
弱気になってらダメだよね__
テンションあげてこーぉ↑↑」
と、唯奈が飛び上がった
「アハハハッ☆テンション高ッ」
と、沙歩ちゃんが笑った
みんなで笑い合ってるこの空間
この瞬間
アタシは今が一番好き
すっごいチームに団結間を感じる
アタシ、唯奈、志穂、由紀ちゃん
以外の3人は年が全員違う
年が違うのに、学校だって違うのに
クラスだってみんな違うのに
めっちゃ仲がいい
これって結構スゴイでしょ?!
アタシは一人でホロリと
涙を流した
______
17時__
プーーーーッ
前半の試合が始まった
相手は年下だけれど、油断できない
相手は数秒でアタシ達のゴール前へ
やって来た
アタシはボールをカットして
沙歩ちゃんへパスをまわした
沙歩ちゃんはボールをゴールに入れようとした
しかし、キーパーに弾かれてしまった
キーパーが弾いたボールは
相手チームへと渡り、
アタシ達は大ピンチ!!
ゴールを今守れるのは唯奈だけ___
ディフェンスの志穂は
相手ゴールの近くにいる
今から走っても間に合わない
___ガコンッ
ピピーーーッ
1点が入ってしまった
アタシ達は気を落とさず、
走り続けた
プーーーッ
得点は何も変わらないまま
前半が終了した
あと2点入れないと、
勝てない___
プーーーッ
そして、後半戦が始まった
相手はボールをとりに走ってくる
沙歩ちゃんが持っていたボールを奪い取り、
相手はゴールへ向かう
しかし、相手はボールをラインから出したため
ボールはアタシ達ボール(マイボ)になった
ボールを出すのは志穂。
志穂と距離が一番近いのはアタシ
だけど、マークが外れない
すると___
「風花〜ッ 走ってマーク外れろッ!!
んで、もーちょい前に行け!!」
と、声が聞こえた
叫んだのは拓だった
コート外から見ると、
誰がどこへ行けばいいのか分かる
だからアタシは拓の指示に従った
志穂はアタシへパスをした
アタシは逆サイドの麻弥ちゃんへ
パスをした
麻弥ちゃんは沙歩ちゃんにパスをし、
かなりパスがつながった
沙歩ちゃんはゴール前___
大チャンス!!
だけど、時間がもうない__
沙歩ちゃんが
一か八かでひっとを撃った
プーーーーーッ
試合が終了した
沙歩ちゃんが撃ったボールは入らなかった
そしてアタシ達は、試合がもうない
このメンバーで、もうホッケーは
できない___
「みんな、よく頑張ったね__」
と、コーチが言葉をかけてくれた
アタシ達は挨拶をして、コートを出て行った
そして、宿泊所に戻るために
荷物の準備をした__
