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Re: *.・.め ぃ ろ 〜キミの笑顔とアタシの色〜(実話).・* ( No.7 )
日時: 2010/01/05 15:42
名前: ☆風花☆ (ID: RjGXEztJ)

第7話〜彼女の存在〜
 
  牧の顔が見たくなかったから
  アタシは下を向いた
  それに、こんな顔を見られたくもなかった
  なにかしゃべったら
  すぐにでも泣きそうな顔
  
  チョーブサイク___

  アタシが下を向き続けていると
  牧がアタシに
 「‥‥‥‥‥あのさ」
  と、言った
 「‥‥‥‥」
  アタシはそれでも黙り続けた
 「なんで黙るの?別にドーデもいいじゃん
  手をつなぐことぐらいッ‥‥‥
  そんなに、手をつなぐことが嫌なの?」
  牧が厭きれたかのように言った
  牧の言葉にアタシはまた胸が苦しくなった
 「オレの過去とか、教えてやるから
  だから、黙るなよッ‥‥‥
  オマエが黙ると、オレ調子くるうんだけど」
  牧がそういってもアタシは黙ったままだった
  言葉が出なかった
 
  アタシ達はベンチに座った
  そして、牧がゆっくりと話し始めた____
 「オレの過去、涼くんから聞いたでしょ?
  あの女と別れた数日後同じクラスの女子に告られた
  あの女を好きだったとき、告ってきた女子のコト
  気になってた
  だから、告られたときOKした 
  その女子はあの女とはぜんぜん違って
  すっげぇ優しかった
  だから、その女子と付合ってって
  だんだん好きになってた
  オレ達2年ぐらい続いてさ
  祭りも一緒に行ったよ
  はぐれそうだったから手をつないで歩いたし、
  みんなに冷やかされても手を離さなかったし__
  今でも、その女子とは付合ってる___
  だから、このことあまり広めないでくんねぇ?
  来年中学生だし、広められると困るからさッ
  じゃっ、気を取り直して屋台まわるかぁッ!!」
  牧はそういってベンチから立ち上がった
   
  牧は知らないでしょ?
  祭りのとき、ずっと牧を見てたこと___
  ちっちゃいケド大きい牧の背中を見てた
  牧のちっちゃぃ背中
  128センチしかない背中____
  アタシが牧を見ていたことは
  やっぱりアタシしか知らないはずなのに
  全部見透かされていた____


  来てもないはずの


  力也に________

  _________

   アタシは牧といて気まずかったけど
  牧は自分もアタシといて気まずいと思うのに
  無理してアタシと一緒にいた
  牧と手はつながなかった
  つなぎたくなかった___
  名前を知らない彼女と牧が手をつないだコトを
  考えると苦しくなってくる
  歩くペースも遅くなってくる
  
  ピンポンパンポン♪____
 
 「今より、毎年恒例花火を打ち上げます___」
  と、放送が流れた
  放送が終わってからすぐに花火が打ちあがった
 
  ヒュ〜〜〜ドカァンッ
  ドカァドカァッ_____

  アタシは花火を見つめた
  きれいな花火をみんな見つめてる__
  牧も目を輝かせてみていた
  
  花火のように牧の心の中の
  大きな存在になりたいなぁ____
  と、ふと思った
 「オレンジッ!!そろそろ杉ちゃんの所戻ろうぜッ  杉ちゃん心配するし、唯奈もオレンジのコト
  心配してるだろうしッ」
  牧がそういってあの話を聞いたとき以来 
  アタシは牧としゃべってない
  アタシは黙ったまま何もしゃべらない
  すると、牧が
 「オレンジってチョコバナナ好きなんだよなぁ?_
  チョコバナナ屋寄ってやるよッ!!
  っつーか、オレのおごりッ☆
  オレ、めったにぉごんねぇーからありがたく
  思えよなッ
  行くぞぉ〜ッ」
  牧はそういった
  アタシはしぶしぶと牧についていった
  そして、チョコバナナを買ってもらった後
  一つのものを目にした____
 
  アタシと同じ年くらいの
  知らない女子の軍団______

  牧もそれを見て、ピタリと立ち止まった
  牧は固まったまま動かなかった
  軍団といっても6人くらい
 「あっ!!
  マッキーぢゃんッ!!
  いたよッ彼氏ッ☆
  この祭り来て正解だったね〜」
  ひとりの女子が言う
 「マッキ〜ッ!!
  来てたなら一緒に屋台とか周りたかったのにぃ〜
  マッキーのケェ〜チッ!!
  花火だって一緒に見たかったよぅ〜↓↓」
  軍団の真ん中にいた子がそういった
  あきらかに、この子が牧の彼女だろう_____
  
  牧の彼女と思われる少女は
  アタシと同じ
  頭の下の後ろのほうで2つしばりで
  しばっていて
  アタシと同じ二重なのに目がパッチリしている
  服装は上は重ね着の半袖
  下はスカート
  ピンクが似合う
  とてもカワイイ子だった___

  牧は彼女を見つめて 
 「なんで、ココに来てるの___?
  さきッ______」

  牧はびっくりした目でそういった
  彼女はにっこり微笑んで
 「何でもないッ」
  
  彼女はアタシの存在に気づくと
  そっとアタシの方をにらんだ_______
  _________

 「てか、アンタ誰?
  なんでマッキーと一緒にいるの?
  離れてよッ!!」
  牧の彼女がそういった
 「さきッ!!
  やめろよッ!!迷惑だろぉ?」
  牧が怒鳴りちらして言った
 「なんでよ、マッキー
  アタシのコト嫌い?
  だから、その子の味方するの?」
  牧の彼女が半泣き顔で言った
 「さき‥‥‥違うけどココでけんかしたら
  周りに迷惑がかかるだろぉ?
  だからそういっただけ」
  牧がそういっても彼女は反抗して
 「じゃぁ、何でその子と一緒にいるの?
  しかも、2人でさッ!!
  この祭りにも、何で来てるの?
  違う小学校の所で違う地区の祭りにッ!! 
  おかしいよッ」
  牧の彼女はそういってアタシの方をにらむ
 「別に、ホッケーの友達に誘われただけだし
  コイツはwvk大会の結果でオレが優勝したら
  買い物付合ってッて言ってこうなってるだけで
  なんも関係ない、同じところのホッケーやってる
  知り合いなだけだからッ!!
  つーか、なんでさぁ
  さきとかココの祭りに来てんの?」
  牧がため息をついた
 「力也に聞いた‥‥‥
  ずいぶん前の日と今日の30分くらい前に‥‥
  ケータイで力也からかかってきて 
  ”○○地区の祭りにマッキー今、祭り来てるし
   今女子も一緒にいるケド、ケンカした?”
  ってかかってきて急いで来た____」
 
  30分前ッ?!
  今ゎ、7時___
  30分前って大会が終わった後__
  っつーか、なんで力也が?_
  拓ゎ、力也を誘ってないはず____ 
  ”今女子もいる”ってコトゎ
  アタシ達を見たってコトだよね___?
  つまり、力也ゎこの祭りに
  来てるってコト_____?

  アタシは
  牧の彼女をそっと睨んだ___

  _________

 「だから〜‥‥‥」
  牧の彼女は反抗をやめない
  牧はあきれたかのようにそっぽを向いた
  しかし、牧の向いた方向は最悪だった___
 「ッ‥‥‥!!」
  牧はびっくりしていた
 「どぉしたの?」
  アタシは牧に聞いた
 「う‥‥‥そ‥だ‥ろ‥‥」
  牧の声は弱々しく震えていた
 「何がウソなの?」
  アタシは牧が震えている理由が分からなかった
 「いたんだよ‥‥__」
 「いたって、誰が?」
  アタシが聞くと
  牧の彼女はやばそうな顔をして
 「アタシ、し〜ぃらないッ!!」
  と言って帰っていった
 「実は_____」
 「マッキ〜ィッ♪」
  牧の声はめっちゃハイテンションな声に
  消された
  このKYはアイツしかいないだろう__
 「杉ちゃん____」
  牧が震えながらいった
 「どぉしたんだよマッキ〜
  祭りなんだから楽しもうゼッ☆」
  拓はまだ気づいていなかった
 「杉ちゃん、コノ祭りに他の
  ホッケーやってるヤツ 
  オレ以外誘ってないよね?」 
  牧がそう聞くと
 「?‥‥‥あぁ_____」
  拓は急に引きつった顔をした
 「てか、マッキーなんか変じゃね?
  大丈夫?」
  拓がそう聞くと
 「あのさ、この祭りに力也が来てるらしいって
  オレの彼女から聞いて
  それで力也が、俺らがコノ祭りに来てるって
  オレの彼女に言ったらしい__
  そりゃぁ力也の前で祭り行くなんて言ったから
  知ってるだろうけど___
  力也に彼女には言うなって、言ったのに__
  彼女に言うと、絶対怒るし
  ”アタシも行く”なんて言いそうだったから__  オレ、力也に裏切られた__?
  でも、力也がそんなことするはずがないッ
  って思ってたけど_____」
  牧の顔はすごく青ざめていた
 「マッキーッ!!!
  大丈夫かよッ」
  拓が牧に聞いた
 「牧ッ!!大丈夫?!ねぇッ」
  アタシも牧に呼びかけた
 「‥‥‥んだよ___」
 「「はぁ?!」」
  牧の小さな声が聞き取れなかったアタシと拓は
  思わずそういった
 「いた‥‥‥んだよ____」
  今度はしっかり聞き取れた
 「いたって、誰がだよ」
  拓がそういうと

  牧はゆっくり口を開いて____


 「力也がコノ祭りに来てたんだよ_____」


  と、震えながらいった
  
  力也が牧を裏切るなんて______
  アタシ達3人はただ呆然と 
  その場に立っていた