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- Re: 最強次元師!! ( No.499 )
- 日時: 2010/08/04 21:04
- 名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: TV9sr51/)
第115次元 信用
「俺とロクとキールアは殆ど毎日同じ部屋で寝てて、ある日ふと俺は起きあがったんだ」
・・・・その時はキールアも起きてて、
2人でロクの事についてや色々な事話してて盛り上がってた。
そこで気持ちよさそうに眠るロクの首元の異変に俺達は気が付いた。
そう、チョーカーが外れ掛かっていたんだ。
軽く結んであったのかゆるくなって解けていたから俺達は結びなおそうと思ったんだ。
だけど見つけた、あの神章を。
俺達みたいな子供でも良く知ってたんだ。神章がどんな意味を示すかくらいは。
それで俺達は約束したんだ。絶対に隠し通す事を。
俺はチョーカーに元力を注ぎ込んで固くしておいた。
誰にも、本人にも気付かれないためにな。
「・・・なるほど、そういう事か」
「あぁ。んで、他に何か要望でもあるか?全部聞くが」
「いいや、この件に関しての報告は後ほど全員にする。もう解散だー」
「・・・そうだったんだ・・・」
次元師達もひそひそとロクの噂をしながら帰っていった。
「ちょっとショックだなぁー・・・」
「ロクの事ですか?」
「うん・・・、だって神族っだったんだよ・・・?普通じゃ信じられない」
「そうですね・・・。僕も流石に驚きましたよ」
「俺もかなぁ」
「ラミア君・・・」
「ロクとは毎日のように大食い勝負してたが、流石にあれじゃやる気失せるというか」
「私もね。まさか裏切られるだなんて」
「ティリちゃんまで・・・」
「あたしもちょっと微妙かもー・・・、レトが言うなら別だけど・・・」
(ミルはどっちにしてもレトの言うがままですか・・・)
「ぼ、僕は信じよう・・・かな」
「リルダちゃんは信じるの?」
「うん。だってロクさんは、悪い人じゃ・・・ないし。僕に大切な事、教えてくれたから・・・」
「うーん・・・、五分五分かぁ・・・」
蛇梅隊の隊員達はまだ信用できないのだろう。
ずっと仲間だと思ってきた存在が、自分達の敵だったなんて。
すぐに受け入れる事はできないし、信用するのはもての他という事だろうか。
「・・・あぁ、そういえばロク」
「あ、はい」
「ちょっと残ってくれ」
「え・・・ええ」
ロクはただ1人、この会場に残された。
もう誰も残っていないこの会場に。
少し熱い空気が漂う中、班長は皆がいない事を確認し、口を開いてこう言った。
「お前、この半年間の間、何故1度も起きなかった?」